かはりて治安元年といふ。元三日のほどおほやけわたくしいまめかしうてすぎゆく。七日の叙位にかんたちへかずかず御くらゐまさりつゝ。さまざまめでたし。
(栄花物語)
隆信朝臣従上五位にて年へ侍けるに、一級ゆるされて侍ける時、よみてつかはしける 清輔朝臣
位山むすほゝれつる谷水は此春風にとけにけらしな
返し 藤原隆信朝臣
位山春待えたるたに水のとくる心はくみてしらなん
(風雅和歌集~国文学研究資料館HPより)
加階申しけるに賜はらで鶯のなくをきゝて詠みはべりける
鶯のなくねばかりぞきこえける春の至らぬ人のやどにも
(後拾遺和歌集、清原元輔~バージニア大学HPより)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます