monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

古典の季節表現 春 一月五日 叙位(じよゐ)

2013年01月05日 | 日本古典文学-春

かはりて治安元年といふ。元三日のほどおほやけわたくしいまめかしうてすぎゆく。七日の叙位にかんたちへかずかず御くらゐまさりつゝ。さまざまめでたし。
(栄花物語)

隆信朝臣従上五位にて年へ侍けるに、一級ゆるされて侍ける時、よみてつかはしける 清輔朝臣
位山むすほゝれつる谷水は此春風にとけにけらしな
返し 藤原隆信朝臣
位山春待えたるたに水のとくる心はくみてしらなん
(風雅和歌集~国文学研究資料館HPより)

加階申しけるに賜はらで鶯のなくをきゝて詠みはべりける
鶯のなくねばかりぞきこえける春の至らぬ人のやどにも
(後拾遺和歌集、清原元輔~バージニア大学HPより)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 位山(くらゐやま) | トップ | 古典の季節表現 春 一月七... »

コメントを投稿

日本古典文学-春」カテゴリの最新記事