さびしさは冬こそまされ大原や焼く炭がまのけぶりのみして(堀河百首)
山ふかみたく炭がまのあさけぶり心ぼそくも見えわたるかな(夫木抄)
大原や小野のすみがま雪ふればたえぬけぶりぞしるべなりける(堀河百首)
かきくらす嶺のふぶきに炭がまの煙のすゑぞむすぼほれゆく(新続古今和歌集)
炭がまにかよふゆききのあとばかり雪にぞみゆる大原の山(新拾遺和歌集)
思ふことおほ原山の炭がまはいとどなげきのかずをこそ積め(新古今和歌集)
なげきつつ世にすみがまの我がこころしたに燃ゆともたれか知るべき
炭やきのこりつむ木々の煙よりたえぬや胸のおもひなるらむ(四吟百首)
(2009年12月30日の「炭竈(すみがま)」の記事は削除しました。)
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