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古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

沼江(ぬまえ)

2023年07月16日 | 日本古典文学-坤儀

 (沼水杜若) (伊豆守藤原為業)
春ふかみ(イき)ぬま江の水にかけみえて花咲にけるかきつはたかな
(丹後守為忠朝臣家百首~群書類従11)

はるふかき-ぬまえのみつの-いはかきに-なほかきこむる-かきつはたかな
(俊成五社百首~日文研HPより)

いつかとぞまちしぬま江のあやめぐさけふこそながきためしにはひけ
(拾遺愚草~久保田淳「藤原定家全歌集 上」筑摩書房)

つくまえの-ぬまえのみつや-ふかかりし-ひとくるしめの-あやめひくなり
(夫木和歌抄~日文研HPより)

早苗 
けふも又田子のいた舟さしうけてぬま江をふかみとる早苗かな
(宝治百首_蓮性~日文研HPより)

さみたれは-もりこしみつも-いはこえて-にはもぬまえの-そことなりけり
(散木奇歌集~日文研HPより)

さみたれの-ふるからをのの-わすれみつ-みなぬまえにて-わたるせもなし
(夫木和歌抄_俊頼~日文研HPより)

あさことに-わたるぬまえの-みつとりの-あとなきこひを-われはするかな
(長能集~日文研HPより)

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