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古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

霞の袖、霞の真袖

2024年01月30日 | 日本古典文学-天象

はるまちて-かすみのそてに-かさねよと-しものころもの-おきてこそゆけ
(金槐集_実朝~日文研HPより)

はるきても-かすみのまそて-なほうすみ-さむさかはらぬ-やまあらしかな
(白河殿七百首~日文研HPより)

さほひめの-ころもはるかせ-なほさえて-かすみのそてに-あはゆきそふる
(続後撰集_嘉陽門院越前~日文研HPより)

はるのきる-かすみのそては-つつめとも-おのれたまらぬ-のへのあはゆき
(洞院摂政家百首_成実~日文研HPより)

ぬきをうすみ-ふるとはすれと-さほひめの-かすみのそては-ゆきもたまらす
(嘉元百首_宗寂~日文研HPより)

さほひめの-かすみのまそて-ふりはへて-はるたつのへに-ゆきやけぬらむ
(為家千首~日文研HPより)

さほひめの-かすみのそては-あをやきの-いともておれる-ころもなるらし
(新拾遺集_公雄~日文研HPより)

さほひめの-かすみのそても-たれゆゑに-おほろにやとる-はるのつきかけ
(続古今集_家隆~日文研HPより)

さくらはな-さきみちにける-うれしさを-かすみのそてに-つつみつるかな
(文治六年女御入内和歌~日文研HPより)

春の山に霞の袖をかたしきていくかに成ぬ花の下ふし
(拾玉集)

花霞
さほ姫の霞のま袖ふりはへてあかすやたてる花の木の本
(草根集~日文研HPより)

さほひめの-かすみのそての-はなのかも-なこりはつきぬ-はるのくれかな
(秋篠月清集_良経~日文研HPより)

おほそらに-かすみのそては-おほへとも-なほはるかせに-はなはちりけり
(壬二集_家隆~日文研HPより)

ゆくはるの-かすみのそてを-ひきとめて-しをるはかりや-うらみかけまし
(久安百首_俊成~日文研HPより)

のこりなき-はるもなこりや-したふらむ-おのかかすみの-そてのわかれに
(嘉元百首_尚侍~日文研HPより)

たちなれし-かすみのそても-なみこえて-くれゆくはるの-すゑのまつやま
(建保名所百首_俊成女~日文研HPより)

くれなゐに-かすみのそても-なりにけり-はるのわかれの-くれかたのそら
(夫木和歌抄_慈円~日文研HPより)

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