「掻く」という単語の「熊手などで、集め寄せる。」という語釈の用例は、日本国語大辞典では1689年の俳句の用例を早い例として挙げていますが、もっとさかのぼる用例が複数あります。
路落葉
落葉かく程成けりな吹かせのひまにもそよく森の下道
(巻第百六十三・為尹卿千首、冬)
『群書類従・第十一輯(訂正三版)』続群書類従完成会、1993年、22ページ
04857 [詞書] 庭紅葉
岩かくれ汀のちりとつもるともかきもはらはし宿の紅葉は
08288 [詞書] 寄絵恋
墨染の夕波かけて落葉かく絵島のあまもまつと告けこせ
01662 [詞書] 磯春草
春は又落葉かきても松陰の礒菜摘むなりあまのをとめ子
(草根集~日文研HPの和歌データベースより)
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