monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「かるもかく〔枕詞〕」用例

2017年10月29日 | 日本国語大辞典-か行

 「かるもかく(枯草掻)」という枕詞の早い用例として日本国語大辞典は1244年頃の和歌を載せていますが、さかのぼる用例が複数あります。

かるもかくゐなののはらの秋風にこやのいけみづささらなみたつ
(146・関白内大臣歌合 保安二年、野風、19、雅光)
『新編国歌大観5』角川書店、1987年、165ページ

かるもかくゐまちの月もまちいでついまはいやすくねもやしなまし
(29・為忠家後度百首、秋月廿首・居待月・337)
『新編国歌大鑑4』角川書店、1986年、276ページ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「掻く⑧」用例 | トップ | 古典の季節表現 冬 菊の宴... »

コメントを投稿

日本国語大辞典-か行」カテゴリの最新記事