monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「冬の日」等用例

2015年01月19日 | 日本国語大辞典-は行

 日本国語大辞典の「冬立つ」の最古用例は、源氏物語ですが、もっとさかのぼる用例があります。
ついでに「冬の空」「冬の波」「冬の日」の各用例も100年以上さかのぼる用例があるので、載せます。

けふけふとしもおきまさるふゆたゝばゝなうつろふとうらみにゆかむ
(『平安朝歌合大成 増補新訂 第一巻』同朋舎出版、1995年、16ページ。〔仁和四年-寛平三年秋〕内裏菊合)

冬の空雲のあなたやいかならん雪の梢に春は来にけり
(『新編国歌大観 第四巻 私家集編2 定数歌編 歌集』角川書店、1986年、621ページ。41・御室五十首、藤原有家、冬七首、484)

志賀の浦や氷によどむ冬のなみのいくかをすぎてたちかへるらん
(『新編国歌大観 第五巻 歌合編 歌集』角川書店、1987年、419ページ。197・千五百番歌合、87)

時雨れ行く雲まによはき冬の日のかげろひあへずくるゝ空哉
(岩佐美代子『風雅和歌集全註釈・上巻』笠間書院、2002年、513ページ。巻第八・冬、734、藤原為相)

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今年の抱負(+日国友の会)

2015年01月17日 | 雑日記

今年の抱負です。
・自分のやりたいことのための仕事探し。
日国友の会への用例投稿を、このブログにアップする。
(そのために、カテゴリー「日本国語大辞典」も追加しました。そうそう、去年あたりから、投稿が日国友の会サイトに反映されるのがすごく遅くなったのは、なぜかしら? 用例探しがバイトになれば、面白いのになー。)
・謡曲の縁語を集めてみる。
・「古典の季節表現」の衣装バージョンのための用例収集。
(・着物写真をたくさん撮りためたら、「365日の着物ごよみ」としてコーディネート例をブログにアップしたい。)

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イカの塩辛風

2015年01月16日 | 食・レシピ

 刺身用の旬のイカを買った時、ゲソの使い方に悩んだら、「イカの塩辛風」を作ってます。塩辛は仕込んですぐには食べられませんが、こちらはすぐに食べれます。

・イカの足を1~2本に分ける。
・小さめのフライパンに油を引き、軽く炒める。油が全体にまわったら(半生の段階で)イカのワタをしごいて加える。
・塩で味付けして、出来上がり。

 熱々をご飯に乗っけて食べると美味しいです。イカ墨の塩辛がある、と知ってからは、このイカの塩辛風の調理の際にイカ墨も加えるようになりました。

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雉始■(旬+隹)(七十二候)

2015年01月15日 | 七十二侯

2015年1月15日~19日(旧暦11月25日~11月29日)
雉始■(旬+隹)(きじはじめてなく)

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一升餅/背負い餅/誕生餅

2015年01月14日 | 雑日記

 一歳の誕生日を迎えた子どもに一升餅を背負わせる、という昔からの風習があるようですが、自分ではもちろん背負った記憶がないので、親に尋ねてみました。わが家では誰も背負ってないのではないかと想像していたのですが、私には背負わせて、弟の時はしなかったとのこと。
 この話題で盛り上がった時に、「その子が餅を背負ってちゃんと歩くようなら、転ばせるんだよ」ということを聞いて、なぜなのかしらと思い、ネット検索してみても、はっきりコレというのが見当たらなかったのですが、私は以下のように想像しました。
 「一升」と「一生」を掛けて、「餅をつく」と「尻餅をつく」を掛けて、「一生食べる分の餅をつく」=「一生食べ物に不自由しない」、の意味かと思います。

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