物語の始まり。
ある時 その『蝶』はミラクルな舞いを繰り広げながら 『ついてこれるかな?』と優しく光を投げかけた。 それからというもの 『私』はどんな時も幻の『蝶』を深い意識で希......
ある時 その『蝶』はミラクルな舞いを繰り広げながら 『ついてこれるかな?』と優しく光を投げかけた。
それからというもの 『私』はどんな時も幻の『蝶』を深い意識で希求した。
幼き日のかすかな記憶である。
今 想い起せば これが『蝶』と『私』との物語の始まりである。
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誰もが見過ごしそうな『備忘録』であるが 実にその内容は深い。『蝶』に育てられた そう言っても過言ではない。『蝶』を操る深層には『自然環』を操る光を湛えた『女神』の姿が確かに観えていたと思う。