ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

本『生き抜くための俳句塾』

2019-04-23 14:38:17 | 俳句
最近、何にも集中できず、人生の後退感(?)に襲われて落ち込む日が度々。この一年ほど熱中していた裁縫は、仕事と育児の傍らに、仕事と育児の逃げ道としてやるから一心不乱に集中できたのだ。仕事も、育児も(日中は手のかからない赤子だけ)していないと思える私には、楽しみたい、楽しんでいいのだという気持ちが湧いてこない。

よくないよくない、と思い、この間ラジオで紹介されていたこの本をKindleで買った。今の私は、いわばストックになるようなものがなく、その日その日をやり過ごすフロー的な活動ばかり。刹那的でよい、遊べばよい、人生の苦しみが俳句になる、といったエッセイを書きなぐったような本で、気分転換によい。何も解決しないが、まあ解決などしなくてもとりあえずいいか、と思えたり思えなかったり。

俳句を作れたらいいなというのは前から思っていて、この本がめちゃめちゃハードル下げてくれたので、子どもの遊びに付き合うなどのヒマな?時間にいくつか作ってみた。少し楽しい。

園庭で こども見守る 無力感
5歳児の 握り返す手 力強し
5人分 寝息重なる 六畳間
はじめての 歯間ブラシに恐怖感
街を去る 木漏れ日ひとつも 名残惜し
子ども去り 部屋の外の音 聞こえくる

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