米国による追加制裁の対象国2国、ロシアとトルコが大荒れ状態となっている。この2つの国の通貨ルーブルとトルコリラは、ともに大幅下落となっているが、昨日はロシア、本日はトルコリラが主役。日本時間の本日午後、つまり欧州時間から下げが目立ち始め、エルドアン大統領の演説を受けた、日本時間の21時台には底抜けの様相に。その影響は、早い時間からユーロの売りに波及し、ユーロも年初来安値を更新する1.14ドル台に。イタリアの銀行が保有しているトルコリラ建て資産への懸念から、イタリア国債にまで売りが広がっている。トルコリラとユーロが連動して動くという異例の展開に。
この流れに、ドル指数(DXY)は年初来高値更新となる96ポイント台に。こちらは前日のルーブル急落の中ですでに引値段階で高値を更新しており、その割にはNY金が下げ渋りの印象だったが、本日は、いよいよ世界的なリスクオフ・センチメントの広がりの様相に、さすがに金も反発となっている。ここまでのところ米国株にも売りが広がり、米国債が買われる中で、さすがに過去最大のショートを抱えた金市場では、巻き戻しの動き(ショート・カバー)が出ていると見られる。つまり、内部要因主導で、金がDXYの縛りから放たれている。
今夜は、トランプ大統領が、トルコからの鉄鋼とアルミへの関税を2倍にすると発言。それぞれ50%と20%になる。いずれにしても、政治がらみでトルコリラを中心に極端な相場となっており、週末のNYの引けまでにどうなるか。政治主導の動乱相場。
この流れに、ドル指数(DXY)は年初来高値更新となる96ポイント台に。こちらは前日のルーブル急落の中ですでに引値段階で高値を更新しており、その割にはNY金が下げ渋りの印象だったが、本日は、いよいよ世界的なリスクオフ・センチメントの広がりの様相に、さすがに金も反発となっている。ここまでのところ米国株にも売りが広がり、米国債が買われる中で、さすがに過去最大のショートを抱えた金市場では、巻き戻しの動き(ショート・カバー)が出ていると見られる。つまり、内部要因主導で、金がDXYの縛りから放たれている。
今夜は、トランプ大統領が、トルコからの鉄鋼とアルミへの関税を2倍にすると発言。それぞれ50%と20%になる。いずれにしても、政治がらみでトルコリラを中心に極端な相場となっており、週末のNYの引けまでにどうなるか。政治主導の動乱相場。