亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

モメンタム

2005年06月17日 10時38分07秒 | 金市場
さて金市場の話です。昨晩の海外市場ではファンドの買いに急騰。国内価格は13年半ぶりの高値で、やはり“あらら気が付いたらこんな所まで来ていたのね”状態となっている。ここ3日ばかりは東京の売りをこなしていた形で一巡した途端また跳ねたというわけ。背景は先週末に書いたのでそちらを見てもらうとして、足元の動きは、きっかけはEUの混乱で、原動力は先物市場でのshort-cover(空売りの買戻し)そこへtrend-followerの追随買い。モメンタム相場になってきた。こうなると見捨てられていた(関心を払われていなかった)材料も金市場の刺激材料として囃される。注目したOPEC総会は、増産を示したものの現状追認で結局は“供給限界確認の場”に転じてしまい原油も高値を伺う様子でファンドの動きを刺激する。ヨーロッパの混乱は、そのまま欧州系中銀の売却減少を連想させ需給を締めると解釈されることに。この急騰には現物需要はついてはこないので、目先はNYベースで439を越えられるかどうか。オプションにからんで445ドルを狙う動きアリと。関連原稿はココ
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