金の採掘コストを産金コストと呼ぶ。1オンス=31.1035グラム当たりのドルで表記するが、長らくコストの高いのは南アフリカと相場は決まっていた。開発されて100年を超えており、鉱山によっては地下4000メーターのところまで掘り進んでいるところもあり、必然的にコストも上昇する。もともと金鉱山は労働集約型の産業ゆえに人件費の上昇はダイレクトに産金コストに響くことになる。その南アのコストはおおむね400ドル台ということだった。ちなみに、ここでいうコストとはフローの操業コストではなく、そこに減価償却費などを載せたいわゆる総コストを指している。
さて、この長らく南アがトップを走っていた産金コストだが、昨年急上昇してトップにたったのがオーストラリアだった。2007年の時点で557ドルというものだった。かつては露天掘りの鉱山など、低コストで知られたのがオーストラリアだったが、生産しやすいところは掘り尽くし、おまけに豪ドルの対ドルレートの上昇で米ドル表記の産金コストは、為替面でも押し上げ要因が働き、跳ね上がったのだった。
そして2008年、オーストラリアのコスト上昇はさらに拍車が掛かり、ついに702ドルと初めて700ドル台に乗せることになった。ちなみに南アは607ドルで世界平均は585ドルとなっている。それにしてもどの水準をもって妥当価格とするかという基準がないのが金の特性といえるのだが、この価格水準の妥当性を敢えて挙げるならそれは産金コストということになる。平均値であるこの価格を下回ると、多くの鉱山は一般に赤字になるので、いわば産金コストはフロア(下値)という捉え方ができなくもない。そうなると、2006年のオーストラリアの総コストは445ドルだったので、産金コストという下値の指標がグングン上がってきたということになる。産金コストの上昇が、金の市場価格を必ずしも押し上げる要因ではないが、それでも700ドル台といわれると、相対的に800ドル台は安いという感覚が働くのも確かである。
さて、この長らく南アがトップを走っていた産金コストだが、昨年急上昇してトップにたったのがオーストラリアだった。2007年の時点で557ドルというものだった。かつては露天掘りの鉱山など、低コストで知られたのがオーストラリアだったが、生産しやすいところは掘り尽くし、おまけに豪ドルの対ドルレートの上昇で米ドル表記の産金コストは、為替面でも押し上げ要因が働き、跳ね上がったのだった。
そして2008年、オーストラリアのコスト上昇はさらに拍車が掛かり、ついに702ドルと初めて700ドル台に乗せることになった。ちなみに南アは607ドルで世界平均は585ドルとなっている。それにしてもどの水準をもって妥当価格とするかという基準がないのが金の特性といえるのだが、この価格水準の妥当性を敢えて挙げるならそれは産金コストということになる。平均値であるこの価格を下回ると、多くの鉱山は一般に赤字になるので、いわば産金コストはフロア(下値)という捉え方ができなくもない。そうなると、2006年のオーストラリアの総コストは445ドルだったので、産金コストという下値の指標がグングン上がってきたということになる。産金コストの上昇が、金の市場価格を必ずしも押し上げる要因ではないが、それでも700ドル台といわれると、相対的に800ドル台は安いという感覚が働くのも確かである。
ゴールドファンドも昨年末大底打った気がするので現物も今年はもう700㌦とかの買い時を望んでも実現するかしら?
この所私は850ドルまでさげて下さい、と神仏に祈っていたのですが、ゴールドの神様はなかなか下々の私のとこまで降りて来てくれません。
さとうにしき様
今の会社のお仕事をともかく頑張って下さいませ。生き活きとした世界はそこにもあるかもしれません。苦しい時一緒に働いた同僚は今でも私の大親友です。不況でも日本の道路を沢山の自動車が走ってますよ。苦労時は頑張り時、くじけないで、めげないで、しっかりネ。
という豪金鉱株が昨日20パーセントも暴落して痛いです!!!!
産金コストが900ドルとか1000ドルとかレポートに書いてあって、
ゲッ と驚いています。
豪ドルなのか米ドルなのか
信じられなくて調べています。
こんなコストならオーストラリアは今後も非常にきびしいのかな???
と逡巡しています。
ワタシも700ドル台か800ドル台前半に急落すれば、地金かコインでも買おうと思ってたのに、残念……。
(;_;)
夏まで様子見るしかありませんね
ささやかさんへ:
毎度、激励のコメント、有り難うございます。遠い将来、ワタシはどんな仕事に携わっているかまだわかりませんが、年を取ってからお互い、悔いのないように頑張っていきましょう。
はじめまして
ブラジルの産金コストはどのくらいでしょうか?