いやはや怒涛のエンディングだった。劇場型選挙のエピローグにふさわしい展開にマーケットも翻弄されることになった・・・・・と言うか、まだ翻弄されている最中か。。。。
“Brexit(ブリグジット)”の後なので、理屈では「反グローバリズム」の高まりなどという指摘になるのだろうが、多くは、そもそも「反グローバリズム」などということを意識”する人々ではなく、そんなことを普段考えたこともない人たちが、既存の路線を変えようと投票所に行き意思表示したものと思った次第。オバマの時のChange !と通じる要素がありそうだ。
そこには、“権威”の否定、“権威”への疑い、“権威”への失望、“権威”への嫌気がある。元ファースト・レディで上院議員、さらに国務長官と経験豊富なヒラリー・クリントン・・・・・・So what ??(それが、何なのさ?)オバマ政治の延長で、代わり映えしないじゃないの?・・・と。
だったらいろいろ問題あるけどトランプのほうがいいよ・・・舌下事件を引き起こす破天荒な発言は、本音の政治の証しで、むしろ品よく振る舞いながら(自分たちにとって)たいしていいこともなかった政治家より好感持てるじゃないか・・ということか。
混乱を収めるためとはいえ確かにカネをばら撒いて、より潤ったのは持てる者で、格差はより広がったというのは事実で必要悪というべきか。
ばら撒きの張本人たるFRBの今後を考えると、トランプ大統領誕生なら、上院は民主が多数を取ってもらいたかった。これでトランプが指名するタカ派の理事を上院銀行委員会は承認することになり、こちらも政策の一貫性が断ち切られる可能性がある。はぁ・・・どーなる。
それにしても日本時間の夜に入り米長期金利が1.9%半ばまで急騰しているのは、減税の上に財政出動という先を読んでのことか。この金利急騰が金価格の上値を抑えるが、NY株がどうなるか見もの。エピローグに花を添えるGold。
しかしトランプの政権準備チームにニュート・ギングリッチがいるのですね・・・ この方の政策にトランプ大統領の突破力があるとすごい内政改革をしそうですね