ご無沙汰です。6日ぶりの更新です。この間にもマーケットはドンドン進行中で、サブプライム関連では欧米系の投資銀行や米系証券が在庫として抱えていたサブプライムやM&A関連融資のデリバティブ金融証券の含み損の計上を始めたことが連日ニュースとして流れている。直近はメリルリンチが先週末に発表した日本円にして6400億円の評価損を計上というもの。その結果7-9月期は赤字に転落するという。市場機能が失われた結果、値がつかない状態のサブプライム金融商品の評価をどの程度で行ったかが問題になろう。表面的には損失は決して小さくないが、それでも屋台骨を揺るがすようなものではない、というのが市場の受け止め方。近々発表されるであろうBNPパリバの決算見通しで、どの程度のものが出てくるのか。
そういえば週末の9月の米雇用統計が予想値を上回る11万人の雇用増となったが、関心を集めたのが8月の4千人減少が集計ミスで、結局8万9千人増加に上方修正されたという内容。市場では(景気はそれほど悲観する必要もないと)一気に連続利下げ観測が後退して、対ユーロを中心にドルが買い戻される展開。日本時間の今夜発表される9月18日のFOMC議事録が、その関連で市場の関心を集めているが、内容はどうあれ大勢的なドル安の流れは変わらないと思われる。しかし、ふと気付いたらS&P500種(平均株価)まで今年の7月19日の高値を更新して過去最高値となっていたので驚いた。国際金融の混乱余波と株価の過去最高値の更新が同居するというのも、「カネ余り」の成せる業(ワザ)ということ。自律反落の時間帯に入っている金市場が粘り強く高値に張り付いている背景ともいえるだろう。ネットで重量換算550トンの買い残を抱えての動きは、やはり重い。先日はスポット価格でちょうど720ドルまで売られたところから切り返した。高値もみ合いが続くうちに、値頃感が出てきているためだが、下げ始めると「720ドルの妥当性とは?さて?」と疑問も膨らむのが金市場の特徴でもある。
先週後半は福岡、熊本、福岡と出張。まだ夏日が続いていた。
そういえば週末の9月の米雇用統計が予想値を上回る11万人の雇用増となったが、関心を集めたのが8月の4千人減少が集計ミスで、結局8万9千人増加に上方修正されたという内容。市場では(景気はそれほど悲観する必要もないと)一気に連続利下げ観測が後退して、対ユーロを中心にドルが買い戻される展開。日本時間の今夜発表される9月18日のFOMC議事録が、その関連で市場の関心を集めているが、内容はどうあれ大勢的なドル安の流れは変わらないと思われる。しかし、ふと気付いたらS&P500種(平均株価)まで今年の7月19日の高値を更新して過去最高値となっていたので驚いた。国際金融の混乱余波と株価の過去最高値の更新が同居するというのも、「カネ余り」の成せる業(ワザ)ということ。自律反落の時間帯に入っている金市場が粘り強く高値に張り付いている背景ともいえるだろう。ネットで重量換算550トンの買い残を抱えての動きは、やはり重い。先日はスポット価格でちょうど720ドルまで売られたところから切り返した。高値もみ合いが続くうちに、値頃感が出てきているためだが、下げ始めると「720ドルの妥当性とは?さて?」と疑問も膨らむのが金市場の特徴でもある。
先週後半は福岡、熊本、福岡と出張。まだ夏日が続いていた。
今までの考えでは理解できない感じです。
月末のFOMCまで、重い残をかかえて行くのでしょうか?
何かサプライズがあったら、積木崩しになりそう。
1980年頃は国際貿易決済にはアメリカドルしかなかった時代でした。
今はそんな時代ではなくなりつつある。
金価格、次にいくらで下押しするんでしょう?
この高値は金市場に新しい参加者が増えたから、起きているように思えるのですが…
ゴールドファンの贔屓目なんでしょうか?
2005年に金を買ってセミナーに行くようになったら、「金は1000ドルになる」だの「金本位制が戻ってもおかしくない」だの、変な人がいっぱいいる世界だなー、と思ったものです。
でも、今や私も、そのうち金ETFが国際貿易決済に使われる様にになるかも、とか考えてる。
私もすっかり変な人になったしまいました。
IMFは米国の来年の経済成長率見通しを、従来の2.8%から0.9%も下げて1.9%になるだろう、と発表しました。サブプライム問題が重しになっており景気の失速は避けられない状況です。
銀行、証券株も一部を除いて動きがよろしくない。
ダウが高値更新してバブル係数か益々高まり何かのきっかけがあれば(この発表も要因の一つに含まれる)、2月、8月の下落に続いて3度目の下落となり、今度は過去の2回より急降下するでしょう。
現在0.25%の再利下げの話は遠のいているので、もうこれ以上株は上昇しない。すると急降下でまた利下げとなるが、今度も再び株価上昇かというと、そうはいかない。
ここがバブル崩壊の分岐点で、今度は利下げすればするほど株価も下げることになる。末期のがん患者にモルヒネを打つのと同じ状態。すると、市場心理が益々ベアになってひどい不況になるのは、日本で実際に起きたことだし、世界大恐慌も同じ構図でした。
人間に欲望がある限り、金融市場ではバブルが起きはじけるのです。
そこで金市場の問題ですが、金は「商品」であり「貴金属」なのです。バスケット構想にせよ金は「商品」の一つに過ぎない。ただ金には他の商品と違って「ロマン」があるのです。金独自の思い入れと、商品のバランスをどう考えて、それに為替相場を反映させなければならないのだから、日本の金市場は本当に難しいパズルなのです。
祖
K先生の好きな野球の試合にたとえると「金相場は今、5回裏の攻撃であって、相当買っているが、ランナーはいない状態」だとアナリストのT先生が書いておられました。
これはあくまで米国の場合であって、日本は為替要因が加わるので難しい。試合全体で見通さなければいけないと言うことですか。
因みに分け合って私は巨人ファンですが・・・。