NYでは37度を超える猛暑。一方中西部は大雨。国内メディアの多くが原油の乱高下の報道に力を入れているうちに、コーンや大豆などの上昇に拍車が掛かっている。背景は天候要因。異常気象が言われて久しいが、穀物の在庫水準が低下するなかで収穫見通しが下方修正される(今週、米農務省発表)なか、足元で米国の穀倉地帯で洪水。天候に恵まれず遅れて撒いた種が豪雨で流されているんだ・・・とは、今週、名古屋での金地金の販売担当者研修会に際してある新聞社の編集委員の方から聞いた話。東京市場でも海外高を受けて、このところコーンはストップ高が続いているが、シカゴ市場では8営業日続伸で現地の昨夜の取引も過去最高値を更新しており週明けの東京などアジアでの取引も大幅高必至という状況。シカゴでは出来高も過去最高を更新しており過熱を指摘する声もあるが、もともと在庫水準が低い、つまり供給余力の落ちている中での不作となると単なるバブルとも言いにくい。コーン価格の高騰で操業率カットや休止に追い込まれるエタノール製造業者が増えているらしい。これがまたガソリン価格に影響という構図もあると。
CRB指数など商品指数も最高値更新。
以下、アイオワでの洪水の様子
http://link.brightcove.com/services/link/bcpid452319854/bctid1600171069
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