亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

信用収縮相場

2008年09月03日 22時03分20秒 | 金市場
今夕、大阪から東京に戻り久々の好天に素直に感激。全国的に状況は同じだろうが、ずっと不安定な天候が続き、久々に見た夕焼けと三日月だった。天候と同じで不安定なマーケット環境。溺れそうになりながら、泳いでいる人も多かろう。先日、ある経済サイトの取材で見えた方がいて、内容は為替相場だったが、足元の要素を話した上で難しい環境下距離を置いて“休むも相場”というと、そうですね個人は機関投資家ではないので期限を切ったパフォーマンスを要求されるわけでもないし、休むことができるということは個人の強みですね、と。

前日に大きな陰線を引いたNY株は今夜はどうなるのでしょうかね。ドル建て金価格もアジア時間の午後に再び800割れを試す展開。見ていて思うのは、一言で表して「信用収縮相場」ということ。カネ回りに窮したファンドを中心にした投資家が、泣く泣く投げているのではということ。8月上旬の流れが抜け切れていない様子。本日昼間のある専門家集団の研修会で少し取り上げたが、世界的に住宅価格の下げが同時進行的に起きていて、世界同時株安ならぬ世界同時住宅安で新種の資産デフレの嵐が吹き荒れそうと。。シナリオの一つは、よんどころない場合はヘリコプターで札をばら撒くことに。まぁ、今のところは出現率の低いシナリオの一つですが。否定はできまへん。

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1 コメント

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わからないですよね (fairlane)
2008-09-04 17:52:53
不動産の下げが確かに世界中でひどいですよね。
イギリスでは一週間に6%下げたなんて話もありましたが。あの国は80年代のサッチャーさんの持ち家政策やってから上げっぱなしでしたし。
日本のようなことになりますかね?

最近コメント欄が大盛況ですね。
きちんと皆さん相場を語らえる場所がないのでしょうね。巨大掲示板2ちゃんねるにも金投資スレはいくつもありますが、あそこは煽りと宣伝がありますし。
ここのコメント欄ですと先生の目が届いているから安心なのでしょうね。

自分も最初は誰も知り合いがいなかったのですが、今では10人ほどの仲間で相場のことから世の中のことまでいろいろと語り合ってます。実際にお会いしてみるとまた楽しかったり。

そのうちここからまたグループが生まれるのかも。
金投資する人が確実に増えましたよね。

ところで虎は横浜銀行から強烈な貸しはがしにあっておりますが・・・
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