亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

賞味期限

2012年04月04日 23時57分50秒 | 金融市場の話題
本日の注目点は、このところ株式も下げていたスペインでの国債発行(資金調達)が首尾よく行くのか否かということだったが、結果的には調達予定の下限で調達金利も前回比で上昇となりユーロ圏の先行きに対する市場の不安を炙り出すような形となった。

今回の発行予定額は25~35億ユーロだったが、25億9000万ユーロに終わったと。15年債の応札倍率が3月の4.96倍に対し2.89倍に激減した。早くもECBによる資金供給(LTRO)の賞味期限が切れつつあるということか。

今夜はNY株も売られているが、こちらも緩和策の賞味期限がそろそろ・・・という感じだ。

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2 コメント

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Unknown (K)
2012-04-09 11:34:30
「安全資産」という言葉は金が有価証券と異なり「信用リスク」がないという一面をさした言葉です。価格変動リスクつまり値下がりリスクは、他の資産と同様あります。価格水準が上がった上に、ファンドのプログラム売買で価格変動が大きくなったゆえに、「価格変動リスク」資産という側面にスポットがあたっています。質問については、株その他を保有する投資家で金を同時に保有す投資家が増えたこともあるでしょう。一般的にファンドですが。金の信用リスクが意識される環境は、深刻度が高まり切迫感が増したときでしょう。
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なぜ株と同じ動き? (ゆゆ)
2012-04-05 07:42:01
いつも拝見しております。
質問ですが、金は非常時の資金逃避先で安全資産といわれていますが、なぜ最近は株式などリスク資産と同じ動きをしているのでしょうか。。?
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