他では聞けない話。セミナー告知。テーマは「格付けの本質と限界、そして行方」。

さてセミナーの告知です。今回は知っていて役に立つ、しかしどこでも聞けるわけではないテーマを取り上げます。それはユーロ圏債務危機で話題になった「格付け」の話。ギリシャやポルトガル、アイルランドといった支援要請国のみならずスペインやイタリア、フランスまで格下げとなり、金融市場が不安定になり中央銀行と市場参加者の間の心理戦争にまで至ったのが、昨年の秋でした。その前には、債務上限が法定限度を超えてしまい、その追加枠拡大を巡る与野党間の意見の食い違いが長引き、結局、米国債の格下げが発表され、トリプルAの座から転落したのは記憶に新しいところです。

日本国債の格下げの発表もありましたが、格付け会社からみて、どの部分が問題なのでしょうか？日本の先行きは？

今回の講師は、金で知られるワールド・ゴールド・カウンシル（以下WGC）日本代表の森田隆大さんにお願いしました。というのも、昨年の12月にある勉強会で私自身が森田さんの格付けに関する話を聞き、是非この話を多くの方に聞いていただきたいとのことで今回講師をお願いし、快諾を得たものです。森田さんは、実は知る人ぞ知る日本における格付けの第一人者なのです。

格付けの意味するところや、その格付け方法、また格付けにあたって、どのような作業手順があるのかなどなど、その話は興味深いものばかりです。過去最大規模に膨らんだ各国の債務。その中でも突出した規模の日本国債の格付けの行方はどうなのか。

森田さんの経歴にありますが、WGC入社前は著名格付け会社ムーディーズにて、日本企業やソブリン債の格付けに実際に従事されていた方です。今回は、信用格付けのABCのAから、やや込み入った話まで格付けのすべてについて語っていただこうと思っています。

開催日は、昼の部、夜の部共に同じ日となります。来週の月曜日4月9日の14時から16時までが昼の部、18時30分から20時30分が夜の部となります。昼夜同じ内容です。都合のいい方を選んでください。繰り返しますが、関心は高いにもの関わらず聞く機会のない話です。個人的にも非常にお勧めです。

メディア関係の方もOKです。この機会をお見逃しなく。なお、当日、司会は私、亀井幸一郎が担当させてもらいます。いつものように、資料代1000円いただきます。ご検討ください。定員になり次第、締め切ります。

 日時 ①2012年4月9日 月曜日14:00～16:00
②2012年4月9日 月曜日18:30～20:30

 会場 中野サンプラザ（中野区中野4-1-1）　８F研修室（JR中野駅北口徒歩２分）

 参加費 1,000円（税込み）：セミナー当日、受付けにてお支払いいただきます。

 申し込み方法 生活設計塾クルーのＨＰ http://www.fp-clue.com/seminar_info.html
セミナーのご案内」のページよりお申し込みください。

 お問い合わせ 生活設計塾クルーまで ℡03-5342-6250

 協力 損保ジャパンDIY生命保険　　全国生活協同組合連合会　三井ダイレクト損保

講師略歴： 森田隆大（もりた　たかひろ）氏　
ニューヨーク大学経営大学院ＭＢＡ取得後、ファースト・シカゴ銀行本店および東京支店勤務を経て、１９９０年にムーディーズ・インべスターズ・サービス本社にシニア・アナリストして入社。　以来、格付けアナリストとして多くの日本企業を担当、２０００年に格付委員会議長を兼務、２００２年に日本および韓国の事業会社格付部門の統括責任者（マネージング　ディレクター）に就任、日本の地方債格付けも管轄。　現在ワールド ゴールド カウンシル日本代表。　立命館大学金融・法・税務研究センターシニアフェローを兼務。　主な著書に「格付けの深層〜知られざる経営とオペレーション」（日本経済新聞出版社−２０１１年日本公認会計士協会学術賞受賞）などがある。


以上です。ご参加ください。桜もやっと咲き始めた東京。