亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

膠着状態の中、市場のボリュームも低下

2012年04月19日 20時01分07秒 | 金市場
懸案のスペイン長期債入札は、波乱なく通過。2年債11億1600万ユーロ、問題の10年債は14億2500万ユーロと目標上限に達したと。ただし短期債と同じく調達金利は上がった。平均利回りで10年債は前回5.403%のところ5.743%に落ち着いたと。ECBによるサポートはなかったのかな?まぁ、いずれにしても無事通過。

昨日のNYでは、株も商品市場も全般的に値を下げCRB指数も299.19ポイントと昨年12月19日以来の300ポイント割れとなった。金市場も薄商いでNYコメックスで現在取引の中心になっている6月物の出来高は、10万枚(1枚=100オンス)を割れている。3月以降減少傾向を続けてきた取組(買い建て、売り立て取引の総数)も2009年9月1日以来となる40万枚割れの水準に。調整局面のレンジ相場ということなので、薄くなっても不思議はないが、今回はインドが需要期にも関わらずルピー安効果で価格は高止まりしているところに、輸入関税騒ぎで実需が落ちており、閑散といったところ。閑散に売りなしとは言われるのだが。気になるのは、中銀の動き。金に限ったことではないが、こうした動きだと、各メディアも記事を書こうにもネタ不足で困るだろうなぁ・・・・と同情。


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2 コメント

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取り組み (fairlane)
2012-04-20 01:46:40
ここのところ40万枚前半で推移してましたが、とうとう割ってしまいましたね。。 かっては鉱山ヘッジが根雪のようにたまってましたが、もうそれもかなり減ったはずなので、09年よりはまだ閑散とはしていないのかも。

阪神はヤクルト相手に、ブラゼルを出すのは勘弁していただきたい。。。
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バフェット氏の病気 (老父の息子)
2012-04-19 23:24:26
前立腺癌なんだそうですね。

この方も御歳80を越えているのですが、このくらいの年齢の男性の30%はこの病気だとか。
要するに、ほかの病気で死ぬ確率のほうが高い。
ワタクシの年代でこの病気にかかると、骨盤に転移して十年単位で殺されるので、注意が必要です。

実は老父(88歳)もこの病気なのですが、80歳で余命15年たってねぇ。
現在、注射による治療で数値的には異常なしでございます。
今上天皇みたいに手術・全摘しちゃうと、あれこれ生活に不便があるようで、それだったら
「ゴール」をにらんで、それなりの生活をしたい、という意識のようですね。
病気が発覚してからも、腹部動脈瘤切除の大手術を受けております。

不肖の息子としては、あまり早く「ゴール」が来てほしくないのですが。

しかしバフェット氏も、米寿になったら衰えるんだろうなぁ・・・

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