亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ドイツブランド、鉄板イメージ失墜。貴金属ではプラチナ直近安値更新。

2015年09月23日 06時02分39秒 | 金市場

週明けの欧州株式市場はフォルクスワーゲンを巡り排気ガス環境規制に関するごまかし(排ガステストを通過するため違法なソフトウェアを使用)が発覚し、大幅下落。会社側もこの事実を認めたことが背景。 東芝の不正会計問題も由々しき事態だが、国際企業という点ではトヨタと販売台数で首位争いをしているフォルクスワーゲンはまさに国際企業。しかも、ドイツ製品は=品質保証のような鉄板イメージが確立しているだけに、言うまでもなく驚きも影響も大きい。

ワーゲン株が21日に一時20%以上急落したのは、同社が事実を認めたことと問題の範囲が広そうで、どの程度になるのか、見通しが付かないことへの不安が先行しているからだろう。このエンジンを搭載した車両は全世界で1100万台が販売されていると、当初報道の倍になっているので、さらに広がりそうだ。

結局ワーゲン株は21日月曜日に19%安で終わっていたが22日は17%の大幅続落。ドイツDAX指数も3.8%の続落。それにしても、このタイミングでこの話は、世界経済の先行きへのネガティブ・イメージを高めるため、市場センチメントにもよくない。貴金属市場では、やはりプラチナが売られている。金との価格差がさらに開くとしてきたが、現実のものに。もともと中国要因でそう書いたものだが。

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1 コメント

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おー、コワッ! (ささやか)
2015-09-24 10:00:50
株の世界はこれだから、怖いですよね。
オリンパスや東芝など日本だってこんな事が沢山あって、その都度肝がつぶれる思いする。
だから金とは言えないです。リーマンショックの時は腰抜かしましたから…
キモ潰れるも腰が抜けるも命なりけり(ごめんなさい!)
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