週末の雇用統計は予想線上の結果で、その意味で波乱はなく金融市場の反応も織り込み済みというもの。もっとも株式市場は、やはりドル高による企業業績の圧迫なども織り込み始め下げが止まらない。NYダウ始めテクニカルなども悪化しており厳しい展開か。反応は金市場も同じで、目先の材料通過で買戻し(ショート・カバー)が起き反転となった。
週末にCFTC(米商品取引委員会)から発表された、ファンドのポジションはショートが減って差引のロングが増加。先週の火曜日4日時点ゆえに、これには週末の雇用統計は関係なし。
思うにショートに傾いている中で、ここにきて7-9のGDPの成長率がプラスではあるもののやや落ちる可能性があること。つまり、減速となる可能性が高まっている。となると仮に9月に利上げしたとして、年内はそれで終了ということになりそうだ。年内2回の利上げを読むFED関係者が多かったのだが、それも修正されるとなると、ショートに傾け過ぎたポジションを修正ということではないかと思われる。
この週末に発表された中国の物価上昇率と貿易収支は、いずれも減速を思わせるものとなった。ただし5月から政府による景気テコ入れ策の実施を理由に野村など証券系は楽観論、メディアはやや悲観的という感じ。
さて今週は、BSジャパン(BS7)の午後10時からの「プラス10」の番組中、木曜日の連日2分ほど登場する予定です。先週録画したものを先方で編集したものですが、どうなったか気掛かりではあります。どうなるか。。。