グローバルに大幅なリスクオフ状態の中で株安、金利低下が起きている。本日も結局上海株は7月の安値近辺で終了し、来週に不安を残すことに。世界同時株安の流れやまず。この株安が投資家心理の悪化を通して世界経済の先行きへの懸念に転化されるという負のスパイラル。前日にFOMC議事録の発表があったばかりだが、発表以降に不安定要素がより広がったことで、文言以上に9月の利上げ回避見通しが市場で高まるという流れに至っている。
ユーロ圏では、今週ギリシャ支援を巡りドイツ議会での支援承認がどうなるか注目を集めていた。ギリシャへの支援は単なる追い貸しであって、支援金の多くは過去の返済に使われるだけで、成長を促す投資には回っていない。したがって、問題の先送りにすぎず解決には至らないという議員の発言をテレビの海外ニュースで見たが、まったくそのとおり。支援が決まり欧州安定メカニズム(ESM)からの支援金で20日の国債償還を済ませたチプラス首相は同日辞任を表明。早ければ9月20日に選挙となりそうだと。
さて金市場。9月1週目くらいまでは米利上げ観測の高まりで安値が出やすく、それ以降は9月の利上げのあるなしにかかわらず、ショートカバーによる上昇を予想していたが、それが突然の中国の人民元切り下げという環境変化により、“展開が早まった”が印象。
戻りのメドは1150~1180ドル、その次は1180~1220ドルという、それまでのレンジを形成していたゾーンを想定していた。材料の出方次第で変わるが、まずは1180ドルくらいまでが一杯で、反落という流れを読むがどうなるか。
ユーロ圏では、今週ギリシャ支援を巡りドイツ議会での支援承認がどうなるか注目を集めていた。ギリシャへの支援は単なる追い貸しであって、支援金の多くは過去の返済に使われるだけで、成長を促す投資には回っていない。したがって、問題の先送りにすぎず解決には至らないという議員の発言をテレビの海外ニュースで見たが、まったくそのとおり。支援が決まり欧州安定メカニズム(ESM)からの支援金で20日の国債償還を済ませたチプラス首相は同日辞任を表明。早ければ9月20日に選挙となりそうだと。
さて金市場。9月1週目くらいまでは米利上げ観測の高まりで安値が出やすく、それ以降は9月の利上げのあるなしにかかわらず、ショートカバーによる上昇を予想していたが、それが突然の中国の人民元切り下げという環境変化により、“展開が早まった”が印象。
戻りのメドは1150~1180ドル、その次は1180~1220ドルという、それまでのレンジを形成していたゾーンを想定していた。材料の出方次第で変わるが、まずは1180ドルくらいまでが一杯で、反落という流れを読むがどうなるか。