
月末に重なった週明け4月30日のNY金市場(コメックス)で、ちょっとしたハプニングがあった。午前の早い段階の取引で8時31分に1分間で7500枚(1枚=100オンス(重量換算23.3トン)の注文が出され、ほんの10秒間だが取引が中断に追い込まれるというものだった。添付の鋭角的下げのチャートが、それを物語る。
価格は瞬間的に15ドルほど急落状態となり。そしてお昼に掛けて時間の経過とともに買い戻されていった。この動きを入力ミスによる発注ミスと見なす論評が多いのだが、それにしてはこのところこうした事例(大量注文で急騰急落)がNYコメックスの時間外を中心に増えているのも事実だろう。注文ミスか否かは、検証されるのだろうが、フラッシュ・トレードをもたらす高頻度取引(HFT)が一般化しているいま、取引プログラムの弱点を突いたような“仕掛け”的な動きがあっても何ら不思議はないのではないかと思っている。むしろ、そうした売り仕掛けや買い仕掛けをすることで、市場の動揺を引き出し、その機会に乗じて利益を上げようとする動きがあったとしても不思議はなかろう・・・と。
誤発注のことを“Fat finger”と表現するが、これはイメージしやすい。キーボード上で意図しないキーを押してしまい誤った注文を出してしまうと・・・・。今週月曜日は日本と中国が休みでもあったし、もともと時間の早い段階での取引は薄い。それをわかっていて、この注文は注文ミスというのだが、だからこそ居並ぶ買い注文を掃き(Sweep)清めるように総舐めしストップロスを誘発し、もって利益を上げるという高等戦術も否定できないだろう。これらは全てファンドの動き。
本日は日本時間の23時にISM製造業景況指数の発表。
価格は瞬間的に15ドルほど急落状態となり。そしてお昼に掛けて時間の経過とともに買い戻されていった。この動きを入力ミスによる発注ミスと見なす論評が多いのだが、それにしてはこのところこうした事例(大量注文で急騰急落)がNYコメックスの時間外を中心に増えているのも事実だろう。注文ミスか否かは、検証されるのだろうが、フラッシュ・トレードをもたらす高頻度取引(HFT)が一般化しているいま、取引プログラムの弱点を突いたような“仕掛け”的な動きがあっても何ら不思議はないのではないかと思っている。むしろ、そうした売り仕掛けや買い仕掛けをすることで、市場の動揺を引き出し、その機会に乗じて利益を上げようとする動きがあったとしても不思議はなかろう・・・と。
誤発注のことを“Fat finger”と表現するが、これはイメージしやすい。キーボード上で意図しないキーを押してしまい誤った注文を出してしまうと・・・・。今週月曜日は日本と中国が休みでもあったし、もともと時間の早い段階での取引は薄い。それをわかっていて、この注文は注文ミスというのだが、だからこそ居並ぶ買い注文を掃き(Sweep)清めるように総舐めしストップロスを誘発し、もって利益を上げるという高等戦術も否定できないだろう。これらは全てファンドの動き。
本日は日本時間の23時にISM製造業景況指数の発表。
それを狙った、誤発注狙いが面白いと感じる今日この頃です。
日本の粗糖などにそれらしい動きがあります。
「金買い取ります」の看板もちらほら見かけました。