金ETFの最大銘柄「SPDRゴールド・シェア」の保有者で知られる「Paulson & Co」。
2007年から2008年とMBS(住宅ローン担保証券)のショート(空売り)で大成功を収め、2009年にその資金を金ETFに投じて話題の主になったジョン・ポールソン。
99トンもの筆頭保有者として名前が急浮上し、その事実だけで金価格を押し上げもした。
その後、2012年から持ち分を減らし、2013年6月には全四半期の半分に減らし31.8トンとしたところでhold状態にあった。
先週末公開されたSEC(証券取引委員会)への報告では、持ち分が約10%減って28.7トンになっていることが判明。
減少は2年ぶりのこと。
取得価格は800~1000ドルと見られるため、現在の価格でも利益にはなっているので、売却はすべて益出し。
正直言って、CUTという見出しを見た時は、すべて売却したか!と思ったのだが、一部売却だった。
現時点の市場センチメントからは、売却したことより9割残したことの方が、ニュースバリューがあるかもしれない・・・。