昨日は、羹のコース(応用クラス)第2回目でした。
テーマは、「出汁・スープをマクロビオティックする・・・和洋中の出汁の作り方、植物性出しのいろいろ」ということで、基本のスープ(クリアスープ)を昆布と干し椎茸でそれぞれ作り、それぞれに塩、醤油で味を整えて相性をはかります。
それぞれを合わせた混合出汁(マクロビオティック八方出汁)を使って、吸い地、吸い地の八方、淡口・濃口の八方、揚げ物などのかけ出汁、八方酢を作っていきます。ちょっと、実験室な感じでした。それぞれ味見をしてシンプルな出汁が変化して多彩な表情を出す味に皆さんふんふんと真剣な表情でした。
この昆布と干し椎茸の八方出汁を使って、和・洋・中のスープに仕立てます。
和は本シメジとえのき茸のお吸い物。洋は蒸し煮(今回は炒めました)玉ねぎと素揚げ車麩のオニオンスープ、中は前回春夏は汁ビーフンにしましたが、今回はそうめんの打ち込みに豆乳を入れて博多ラーメン(豚骨)風に仕上げました。
同じ精進八方出汁からこんなにカンタンに和洋中のスープが生まれるなんて、だからマクロビオティックは面白いですね。
また、野菜や豆からのスープも作りました。
切り干し大根の戻し汁は本当に甘くて美味しいし、大豆からもいいお出汁がでます。玉ねぎの皮だって抗酸化力のあるスープが生まれます。
そして、お手当てとして玉ねぎ・人参・キャベツ・南瓜で作った甘い野菜のスープは、何にも味付けしないのに、優しいお味でした。
クリアなスープのあとはホワイトソースを使ったポタージュ。
植物油と小麦粉で作るホワイトソース、玄米ご飯と豆乳または水で作るホワイトソース、豆乳と葛でつくるホワイトソースを使ってそれぞれのかぼちゃのポタージュを作りました。(今回、葛は時間の都合で説明だけでした。是非お家で作ってみてくださいね)
体調や、季節などを考えて楽しむことができるホワイトソース。
どれも滑らかで美味しい口当たりでした。
さらに、トマト風味のスープを頂くためにトマトのソースを作り、今回はペンネにかけていただきました。
前回はココナッツ風味のスープも作りましたが季節柄、やめました。
皆さん、出汁・スープの達人になりましたか?
宿題しっかり実践して、次回提出してくださいね。