マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

蕎麦ふるかわの味に挑戦~!

2007年11月18日 15時41分25秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
先週の火曜日に、蕎麦打ち教室を開催いたしました。
ご指導下さったのは、高松でも指折りの蕎麦屋さん「古川」のご主人です。
なんと、蕎麦打ち35年のキャリアだそうです。



参加者9名と大満足のひと時でした。



 

「それでは蕎麦打ち教室を始めます。今日の蕎麦粉は新蕎麦です。茨城産のものと長野産のものです。ちょっとなめてみてください」


「あ、甘いです~♪」
「どれどれ?」



「産地で全然味が違うんですね~。ビックリです」














「う~ん、35年の技・・・。私まだ、生まれてなかったよ~」




「粉の割合は強力粉2:そば粉8がいいですよ。今日は1:9ぐらいですね。」
「せ、先生、目分量なんですか?」
「まあ、35年やってますからね」
「ほう~」「はぁ~」「ひゃぁっ」「すご~い」


「35年の技に挑戦よ~!」


「捏ね方は、菊練りといって、こんな風に・・・」


「こ、こんな風にって言ったって、ねえ~」
「あら、結構やるじゃない」


「超~、難しいでないんな」


「それでは、生地を伸ばしていきますよ」


「わ、私に出来るのかしら・・・?」


「むむ、生パスタとはちょっと違うな・・さすが匠の技」 byイタリアンシェフ・たばたば
「あなたも、イタリアンの巨匠になるのよ!」 by人生の巨匠



「きゃ~、楽しいぃぃ~」



「何なに?もったいぶらないで教えなさいよ」


「おっと、我をわすれるところだったわ。いけない、いけない・・・。」





「常連客の一人としては、ちょっとこのあたりで、決めとこうかしら」




「ねえったらぁ、もったいぶらないで教えなさいよ」

「ちょっと、楽しかっただけだからさぁ、覗かないで~」




「うどん歴は長いのさ。切るのはお手のモンよ。巨匠と呼んでくれてもいいわよ。」


「色んな太さだなぁ・・・」


「色んな太さだなぁ・・・」


「色んな太さだなぁ・・・」


「はぁ~、色んな太さだなぁ・・・」by 巨匠の心のつぶやき



●古川さん、ご指導ありがとうございました。

巨匠がお帰りになった後も、蕎麦打ちは延々と続きまして、相当な量の蕎麦が出来上がりました。見た目はちょっと「色んな太さ・・・」でしたが、腰のある美味しいお蕎麦に茹で上がりました。
「お、おいしい~♪」

巨匠が、ざるは盛り上げないのが上品で粋なのだと教えてくれてはいましたが、すみません、盛り上げました(笑)。だって一杯作ったんだもん。

蕎麦がきも美味しかったですぅ。
今回は、3年物の黒豆のお味噌でいただきました。

古川のご主人が、無何有庵の調味料にとても関心を持ってくださり、いい調味料なのでこういうものを使っていきたいとおっしゃってくださいました。うれしいことです。

蕎麦古川は高松の県立美術館の横。蕎麦ふるかわは香西の新しいキナシ大林病院の前です。ご主人は香西にいらっしゃいます。こちらは、信州の山菜を使った特別なお料理もいただけます。

蕎麦会席も本当に粋なお料理の数々で、大満足です。
是非、行って見てくださいね。
















マクロビオティック料理教室<飯のコース>第3回

2007年11月18日 13時43分00秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
金曜日はマクロビオティック料理教室<飯のコース>第3回目でした。
第1回、2回と比べるとかなりごちそうですね。

●メニュー

茶飯
胡麻豆腐
切り干し大根のたいたん
根菜の団子汁
梅醤番茶(お手当て)

茶飯は煎り大豆と煎り玄米を三年番茶で炊いたものです。
豆の陰陽と背景、取り扱い方などをお話いたしました。

大きな豆と書いて大豆です。
大きいということは拡散性、上昇する力、緩める力、冷やす力などをもった陰性の性質です。大豆は精進のお料理に色々使われますね。高野豆腐や、豆腐にしてお料理に使用したり豆のまま使用したり致します。
大豆を使ってご飯を炊くとき、煎ってから使用すると香ばしくて美味しくなります。そのまま玄米と一緒に炊くと、陰性の青臭さが鼻についてしまいますので、是非、煎ってから炊いてみてくださいね。

三年番茶で炊く玄米ご飯は、香りがとてもいいですよ。

こんな豆ご飯の時は心持ち、塩加減を多くしてください。でも炊くときにたくさんの塩を入れると玄米がほちご飯のように芯が硬くなりますので、後からごま塩などで塩味をつけてください。
また、塩味(鹹味)として、小さな昆布の角切りを忍ばせて炊くのもいいですね。

胡麻豆腐は、春夏には白胡麻ペーストを使いましたが、今回は黒胡麻ペーストを使いました。昔、友人が京都の「たん熊」パリ支店で働いていて、帰国後に教えてくれた料亭のレシピで作ります。1(胡麻ペースト):1(本葛):7(水)の割合で練っていきます。色々なレシピを見ても、微妙に違いはありますが、ほぼこの割合です。それに、覚えやすいでしょ。
40分練り続ける、超本格派です。これが、また♪おいしいんだナ。
もちろん、コツがありますが、それはまたお教室で(笑)。
今回は、出汁醤油とわさびでいただきましたが、スイーツとして甘酒ソースなどをかけてもイケテますよ。

切干大根と高野豆腐のたいたんは、基本食の定番ですね。
切り干し大根は、毎年自家製で作ります。
大根を細く切って干すだけという簡単な作り方なので、もう少し寒くなって大根の甘さが増してきたら、是非作っておいてください。

はん'ずの美穂ちゃんの息子ちゃんやNさんの3兄妹はおやつに食べるぐらい、甘くて美味しいんですよ~ン。

保管は酸化しないようにチャック付きのしっかりしたビニール袋などに空気を抜いて要冷蔵でね。

切り干し大根の戻し汁は、本当にあまくて美味しいです。この戻し汁を使って無水煮した切り干し大根や人参、高野豆腐を炊いていきます。そうすると、お砂糖なんて使わなくってもあまくておいしい一品となるのです。
ちなみにこの戻し汁を乾燥グルテン(特に三育の大豆タンパク薄切り)を針生姜とともに柔らかく炊いて味付けにお醤油を少しまわしいれ、煮汁がなくなるまで煮詰めると、なんと牛肉のしぐれ煮と化します。作ってみてね。

根菜の団子汁は、季節の根菜を無水煮して、今回は米粉(白玉粉)ともち玄米粉のミックスの団子と、この前、蕎麦ふるかわのご主人に習った蕎麦がきを作って麦味噌仕立てのお味噌汁を作りました。
お味噌汁は、味噌をすり鉢に当てると本当にまろやかになり美味しさが増します。
少し手間なんですが、ちょっと時間に余裕がある時にやってみてください。
特に麦味噌はよく擂って滑らかにしておくと、ウンとお料理上手になります。

お手当てに、これからの季節に大活躍の梅醤番茶を作りました。
陰陽両極のチカラを借りて、あらゆる感染症に効くと言われる最強のそして一番なじみの深いお手当て法です。
お友達のN森さんちの奥様が一昨日の我が家の宴会で、お土産にご持参くださったボジョレーヌーボー&純米酒の美酒の誘惑に負け、翌日の昨日、ちょっと二日酔いかも~「あ゛~」とうなだれていましたので、梅醤番茶を飲んでいただきましたら、お昼ご飯は高知の自然食まーるさんで野菜カレーが食べられるぐらいに元気はつらつ~となり、奥様絶賛の梅笑・・・もとい、梅醤番茶となりました。
甘い誘惑にも打ち勝つ優れものです!

飯のコースは、基本食のコースですから、マクロビオティック食事法のNO.4~5とよく使って役立つお手当てを毎回実習いたします。
そして陰陽の理のはかり方をともに学んでいきます。

マクロビオティックのお料理を身につけるということは、暮らしという毎日繰り返される当たり前の営みとなるということですから、空気のような存在としてあなたの中で育っていくことでしょう。
どうぞ、基本食を毎日、繰り返してみてください。

マクロビオティックって書くと特別なものに思えたり勘違いしたりする方もいらっしゃいますが、いつもの一日なのです。神様がみんな平等に与えてくれている一日なのです。

マクロビオティックの霽れのお料理は特別なものです。霽れのマクロ料理を毎日続けると精神もカラダも壊れていきます。空気のような存在にはなれないのです。どうぞ、そのことを知ってマクロビオティックの食事法の基本を忘れないように楽しんで欲しいです。飯のコースは、そんなことを学んでいただきたいと思って開催いたしております。


時ドキッ Cafe <ココロび>

2007年11月18日 12時56分14秒 | マクロビランチCafe ゆるりまんま
無何有庵卒業生のユニット<ココロび>のメンバーが、マクロビオティックスイーツのCafeをOPENいたします。

開催日は時ドキッ

記念すべき第1回目の開催日の詳細が決まりました。

12月6日(木)

   一部  10:00~11:00
   二部  14:00~15:00

マクロビオティックスイーツプレート<和洋菜彩ココロびスイーツ>
お野菜や、新鮮な果物、豆類に玄米甘酒、米飴を甘味に使ってココロとカラダに優しい、目にも麗しいスイーツの数々をご用意いたします。

一部と二部は内容が変わります。

暖かいマクロビオティックドリンクを添えてお一人様、1,000円となります。
一部、二部とも15人づつ限定の予約制とさせていただきます。

お持ち帰りセット(700円)も合わせてご予約くださいませ。

スイーツの写真が取れていないのでお見せできないのが残念ですが、期待を上回る美味しさを目指して試作に試作を重ねてきました。
是非、たくさんの方のご来庵をおまちいたしております。

お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 受付川田まで。




ココロビオティックな、ひと時をお楽しみくださいね。

※スイーツはマクロビスイーツでも、食べ過ぎてはカラダをこわします。
 お楽しみとして、時ドキッにしてくださいね。

             マクロビオティックコンシェルジュ<ココロび>一同


写真はイメージです。


ひとつ、ひとつ。

2007年11月18日 08時47分26秒 | 庵主の日記
休診日のたびに、「あ~、2階の掃除・・・」と、溜息がでます。
休診日のたびに、「あ゛~!!メールの返事が・・・」と汗がでます。
休診日のたびに、「こ、紅葉~・・・」と涙がでます。
休診日のたびに、「読書の秋なのに・・・」とつぶやきがでます。
休診日のたびに、「お花の植え替え・・・」とぼやきもでます。
休診日のたびに、「は~、月次の準備・・・」と税理士の先生の顔もでてきます。

休診日のたびに、必ず何かあってどれも実現できません(笑)。

今日こそは。

一つ一つ、やるっきゃないね。
顔晴ろ~っと。

そう思っていたら、主人が「めし!めし!」と台所に。
平日は朝食摂らないのに、どうして休みの日には「めし!めし!なん?」

「も~~~~」

まあ、まあ、主人もわが子と思って、まずは朝ごはんから。
ひとつ、ひとつ、です。(忍、忍・・)