マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

ある日、森で熊さんにであったら・・・。

2008年10月01日 14時26分18秒 | 庵主の日記
9月13日、アラスカから帰国して翌日のニュース。
東京の奥多摩でクマに襲われたことを、ネットで知りました。
こんな内容でした。



●ついに奥多摩にも出現



 酸素ボンベを使わずに8000メートル級の山を踏破するなど世界的に有名なクライマーの山野井泰史さん(43)が、自宅近くの東京都奥多摩町原で早朝ジョギング中にクマに襲われ、重傷を負った。襲ったクマは2頭で、親子とみられ、地元猟友会が行方を捜している。現場は奥多摩湖の北側に位置し、民家から100メートルほど離れた山道。倉戸山(1169メートル)への登山口があり、観光客の出入りも多い。東京でクマが人を襲った事件は2年ぶりだ。



 観光地・奥多摩でクマが人に危害を加えるなんて、ちょっと恐ろしいが、「別に不思議なことではない」と言うのは札幌市の北海道野生動物研究所所長で、“クマ博士”こと門崎允昭氏(農学博士、獣医学修士)だ。



「人が住めるように山間部が開発され、いくら地形と環境が変わっても、かつてそこを行動範囲にしていたクマの“匂い”は消えません。その匂いにひかれてクマはやってきます。大人のクマなら人の姿を見たら、自ら姿を隠しますが、山野井さんの場合、親子グマだったのが運が悪かった」



 運悪くクマにでくわしたら、「死んだふり」や「ガススプレー噴射」は効果はない。



「有効なのはクマに“話しかける”こと。“なんでこんなところにいるんだ”とか“近寄るな”など大声で言う。クマは非常に耳がよく、おどおどし、退散してしまうことが多い。私もこの手で何回も危機を脱しました。慌てて逃走すると命を落としかねません」(門崎所長)



 安全と思える場所でもクマに出合うことがあると“覚悟”すべきかもしれない。



(日刊ゲンダイ2008年9月18日掲載)


私達夫婦は、大阪の自然医食デザインの三浦先生にお誘いを受けて、クマに会いにアラスカに行ってきました。

成田からポートランド経由でアンカレッジに入りさらにホーマーという世界中の渡り鳥が必ず一休みをしにくるという大きな湿地のある素晴らしい町に行き、そこから6人乗りの飛行機でハローベイという人間は住んでいないクマやかもめやラッコ、アザラシ、白頭鷲など、動物達の楽園で3泊4日のキャンプを体験いたしました。

ハローベイは野生のクマがたくさんすんでいて、私達は丸腰でクマの楽園の中にお邪魔したのです。

ここかしこでクマに出会います。
最短3Mの距離でクマが遊ぶ様子を見ることができました。

どうして、こんなことができるかわかりますか?

それは、クマに出会ったときに、私達はじっと動かず、危害を与えないことを態度で伝えます。そうすると、クマは真横やまん前をすっと歩いて、私達を襲うこともなくそ知らぬ顔をして通り過ぎるのです。

時には、目の前で2頭の兄弟クマがじゃれあうシーンも見せてくれました。その時もわずか5M先の出来事でした。



帰国して10日ほどたった朝、テレビを見ているとテリー伊藤さんが出ている番組で「ある日森でクマに出会ったときあなたならどうする?」ということで

①死んだフリをする
②あわてて逃げる
③撃退スプレーをかける
④鎌で攻撃をする
⑤木に登る

みたいな内容でどれが正しいかを選択する問題を出していました。
正解は③と④だと言ってましたが、本当にクマと丸腰でであった経験をすると、どれも間違いだということがわかります。

③や④などは持っての外です。
人間のエゴです。

クマたちはとても賢くて、優しくて、可愛い動物でした。
こちらが何もしないことを感じ取ると、クマもなにもしません。

地球温暖化や環境汚染で、クマたちの住処を奪いさらに不用意な行動をとり襲われたからと猟友会を使って殺そうとしている人間は傲慢としかいいようがないと、悲しくて涙が出ました。

全世界の人間が、ハローベイに行ってクマとの時間を過ごせば、きっと戦争や物の奪い合いや争いや傲慢さが消えてなくなるのにと思いました。

今回の旅の記事は、1000枚近い写真を撮っていますので少しづつ整理をしながら、皆さんにお伝えできればと思います。

アラスカ滞在中私達をナビゲートしてくださった、名古屋大学の佐藤しんじ先生は天文学がご専攻ですが、宇宙を見る千里眼で、クマたちの暮らしを通して、たくさんのことを教えてくださいました。

いずれ、大阪と合わせて香川でも講演会、写真展を開催いたしますね。

生き方が変わる旅を感じていただけると思います。



新しい月

2008年10月01日 08時15分29秒 | 庵主の日記
今日から10月ですね。

いつも新しい月は、ココロがワクワクいたします。
何かが始まる予感がしますよね。

無何有庵のまわりでは、次々と新しいことをはじめようと頑張っていらっしゃる方がたくさんいます。

料理教室などに通ってきている和ちゃんと桜ちゃんは、西讃の方に住んでいらっしゃいます。観音寺のPTAの方からのご依頼で料理教室のお話があったのですが、お二人にお願いするとふたつ返事でOK。<和桜かふぇ>というユニットを立ち上げて、明日、初料理教室を開催いたします。講演もするんですよ!桜ちゃんのお家には「ポレポレ屋」さんというCafeスペースがあります。こちらでは先日松見歯科全国キャラバンの最終日を主催してくれました。その他にも、いろいろな活動を始めていて、10月11日~13日には高松の丸亀町商店街ドーム広場でのスイーツイベントに、飯'zの美穂子ちゃんと出店いたします。どちらのブースも目が離せませんよ。
無何有庵で、料理教室も開催してくれそうですよ

飯'zの美穂子ちゃんも、そろそろ独立開業の準備を始めています。1年間無何有庵のキッチンで慣らし運転。資金も少しは貯まったかな?
夢に向って、うんと頑張って、永く愛されるお店作りを目指してますよ~。

飯'zと一緒に無何有庵のキッチンを使ってスイーツを製造販売していたココロびCafeのMちゃんは、宇多津にあるご実家の「料亭 公楽」さんが一部を改装されてカフェを始めたのですが、そちらで毎日マクロビオティックのランチを担当するようになりました。玄米ごはんが人気です。地元人気TV「ニョッキン7」にもご紹介していただいて、毎日大盛況です。夢って願うと叶っていきますね~。

ココロびCafeのパートナーのKちゃんも、無何有庵を卒業して、着々と素敵な活動の予感です。

ナチュラルで素敵な雑貨を作っているもり~も新作を出しましたよ。

マクロビオティックとお作法の片岡先生も11月から新しい企画<マクロビオティック茶懐石>を始めますよ。

無何有庵お手当て隊<はーとりーと>の新隊長のゆうこさんは、素敵な蓬蒸しの椅子を腕利きの建具やさんに特注で新調して、頑張ってます

ACISのMさんも子ども支援のお仕事、ご両親のお世話と忙しい中、macrobiotic cafe studio 和樂舎(のぎろのがっこう)を立ち上げて活動開始です。

遠くは今治のUさんや高知の江利香さん、岡山のビストロ<モジロー>のオーナー時ちゃんは、12月の平田シェフのイベントを主催協力してくれます。よろしくね~。

そして、いつもみんなの応援団長として、体を張って(笑)、お手伝いしてくださる四国中央市のIさん。ほんとうにありがとう~。

さあ、次は・・・。
あなたの番かもしれませんね。
想いを温めて、一歩を踏み出す勇気を出してくださいね。

無何有庵はそんなあなたに使っていただきたいのです。