マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

マクロビオティックお料理の基礎総集編

2008年10月05日 14時13分54秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎編)> 春夏クラスの実習最後の教室でした。
半年間習ったことの総集編として、陰陽のおさらい、ごま塩の意味、基礎と応用について、「基礎がなければ応用はできないこと、応用ができないのでは基礎が生きてこない」ことをお話いたしました。

みなさん末永くマクロビオティックの実践を重ねていってほしいと思います。

そして、ごま塩、きんぴら牛蒡、ひじき蓮根をもう一度確認のため作りました。
今日は私は殆ど口出しいたしませんでした。皆さんの作るままです。
みなさん、満足のいく味になりましたか?
日頃にどのくらい基本食を作っていらっしゃるかが味に出ていた気がいたします。

私としても反省点として課題を頂きました。

しかしながら、皆さんの感想をお聞きしていますと、それぞれがとてもこの教室を通して、食のことに関心を深め、ご自身やご主人の体調が如実に変化し、健康診断でかつてない素晴らしい結果が生まれたお話や、お料理はココロが大切なことをあらためて感じることができたとか、道具を大切にする習慣が身についたとか、喜びのお話を聞くことができて大変嬉しく思いました。

次回は卒業制作ですね。
ココロのこもったお料理が並ぶことでしょう。とても楽しみです。



ご参加のNさんが素敵なマートルの箸置きとハーブの可愛いミニブーケを作って持ってきてくださいました。マートルは祝いの木といういわれがあって、今回が調理最後の日ということで同期の皆さんにお祝いの意味をこめてのプレゼントでした。
基本食に色を添えていただき、うんと華やかな膳となりました。
ありがとうございました。



きんぴら牛蒡は、蒸し煮をしたものと、ウオーターソテーしたものの二種類を作りました。お味はいかがでしたか?
野菜の切り方ですが、何人かで切ったということも関係しますが、切り方が少々細い太いが混じりました。季節に応じて、切る太さは違えても、ひと箸の中に、太さのまばらな状態では火の通り方もまばらとなり、おいしさに影響します。どうぞ、もう少し繊細に切ってくださいね。
時間の都合もあり、少し硬さが残りました。好みもありますが、じっくり火を入れて、お口の中でとけるくらいのものも一度は作ってみてくださいね。
写真を見るとよく分かりますが、硬そうなきんぴら牛蒡に仕上がっていますものね。
ひじき蓮根は、いいお味になっていましたね。人参とヒジキの太さが随分と違いましたので、ちょっと注意なさると仕上がりが美しくなりますよ。

お味噌汁の野菜の蒸し煮加減で味が変わること、判りましたか?
いい学びとなりましたね。

玄米おむすび・・・。
一升を一度の手水で結ぶこと。
トライしましょうね。お結びの味がぐんと違ってきますよ。

 

<和桜かふぇ>の和ちゃんと桜ちゃんがスイーツを作って販売してくれました。
後輩達の率直な意見やアドバイスを頂いて、今度のスイーツマルシェに備えます。
皆さんも遊びに行ってくださいね~。

スイーツ、スイーツ♪

2008年10月05日 11時02分35秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
金曜日は羹のコース(応用編)の第10回目でした。
前回、台風のため休講にしましたので(でも台風来なかった・・・)一回づつ後倒しにスケジュール変更となり、今回が<お菓子をマクロビオティックする・洋菓子編>となりました。

歯医者がスイーツ?って思われる方もいらっしゃるかもしれません。
松見歯科では特に甘いものに対する認識が厳しいですからね~(笑)。

でも、だからこそ学んでおきたいカテゴリーです。

砂糖の種類、味、食べた後の口の中の味、感覚、カラダの変化。(これは実際に体験していただきます)
そして、糖類を摂取した後の体の中での代謝の変化、影響をしっかりと時間をとって講義いたします。

さらに、レシピの立て方のポイントとして、今回はマクロ、ノンマクロのパウンドケーキのレシピを無差別にピックアップして、それらが持つ原材料の配合割合などを洗い出し、マイレシピの構築をレッスン、実習いたしました。

羹のコースの他のカリキュラムはノンレシピで宿題として各自が実習した時の手順、材料(分量)をまとめてレシピにし提出するようにいていますが、お菓子の2講座については無何有庵オリジナルレシピの中からご希望も聞きながら選択して配布いたします。

お菓子(洋菓子、和菓子)を2講座でするのはとても全てを網羅することができませんので、レシピを持って時間の節約をして出来るだけ多くのメニューを実習できるようにしています。毎回、メニューが変わります。季節によっても違いますし、ご参加のメンバーによっても変わります。

無何有庵の料理教室は春夏、秋冬と年に2回の開校となりますので季節の素材や季節に応じた調理法でメニューが決まります。

お菓子も、春夏の最後に当る今の時期は秋冬に頂きたい内容のものとなります。また、受講者の方にカラダの不調、例えばアトピーなどの症状がある方がいれば、小麦粉の使用や油の使用も控え、材料の置き換え、調理法の応用などを学んでいただけるように工夫いたしております。

ですから、私も、もちろんのことではありますが、毎回緊張し、しっかりと学んでいただけるように事前準備をいたします。

今回は、羹のコースのメンバーが今月高松の商店街・丸亀町一番街イベント「スイーツマルシェ」に出店することもあり、手軽に簡単にしかも美味しいスイーツレシピをご紹介いたしました。



今回は7品目プラス余った材料で餅あわタルトを写真以外に作りました。



林檎と梨のタルト。果物は蒸し煮をして自然の甘味を生かしました。中の餅あわのカスタードはリンゴジュースの甘味だけです。シナモンの香りで風味をつけました。



写真奥のココナッツのマカロンは、エリックさんのレシピをアレンジ。甘さは香川が誇る凝煎飴(米飴)を使っています。今回の中では一番甘いかな・・・。手前は大根葉を刻みいれた野菜のソルトクッキーです。胡麻の香りがとっても美味。甘いものの中でほっとする味かな♪よく噛むと小麦粉と野菜の自然の甘さがでてきますよ。



今回、メンバーで作り出したオリジナルパウンドケーキです。
甘味は甘酒のみ。プレーンで焼くつもりでしたが、少し寂しいのでカレンズを少しいれ、飾りに干し無花果のコンポートをトッピングしました。ほろほろと口解けの良い仕上がりになりました。(ちょっと、切り方を練習しなくてはね)アルミフリーのBPを少し使いました。



全粒小麦粉と白ごま油と豆乳と干し無花果の水煮だけで作ったスコーンです。
サックリとしていてBP無しでヘルシーです。



玄米ごはんのフルーツケーキです。甘味はドライフルーツと林檎ジュースのみ。飾りに林檎の蒸し煮とココナッツファインを使っています。クグロフの型で焼きました。



ココアを使ったチョコレートブラウニー。
甘味は、今回メープルシロップを使いましたが、いつもは玄米甘酒を使っています。ココアもキャロブでも美味しいですよ。

そうそう、栗を用意していたのに使うの忘れてました~。
また、いつかの機会に作りましょうね。