このシリーズは、フルマラソンでサブスリーを達成するための秘策を紹介するブログである。
明日のためのその6
『最終調整はイメージトレーニングを行うべし』
うっかりこのシリーズの投稿を忘れていたら、名古屋の読者からメールが入ってしまった。読んでくれている人がいることは嬉しいものだ。
いよいよ11月。最終調整の時期だ。私の調整方法は走りながらのイメージトレーニングだ。走らず空想する方法もあるが、私は走りながら実施する。
走る距離はグラウンド42周。400Mトラックでも200Mの芝生広場でもいい。とにかくゆっくり42周走る。1周1Kとし42周走る。1周走るたびに1K通過とイメージする。
5K(5周)。集団の中での位置取りはいいか。だいたいこの辺まで来ると周りは自分と同じレベルの人になる。安定したフォームの人について走ることが重要。万が一その人がスピードダウンしたら、また別の人を探しマークする。
10~20K(10~20周)。集団に必ず入り、出入りの多い走りはしない。集団の力を借りること。あまり先頭には立たない。
25~30K(20~30周)。集団がばらけ始める。でも30Kまでは我慢。とにかくつく。
35K(35周)。これからが本番。自分の力を信じる。今まで自分を支えてくれた家族や友人のことを思い浮かべる。きっと神も助けてくれる。私は宗教者ではないがそんな気持ちになるから不思議だ。
40K(40周)。ここからは死に物狂いで走る。でも死んではいけない。とにかく前へ。
ゴール(42周)。感激のゴール。目標を達成できても出来なくてもゴールできたころに感謝する。
こんなイメージでゆっくり42週を走る。これが私のイメージトレーニングだ。
最後に名古屋のブログ人へ。
51歳でのサブスリーは可能。私の知人も49歳で走り始め50代でサブスリーを達成している。しかし現在の走力では不可能。なぜならサブスリーの平均ラップは5K21分15秒で、10K42分30秒となる。少なくとも10K37~38分まで短縮する必要がある。しかしこのタイムであればインターバル練習は不要。私が勧めるのは90分間のビルドアップ走。徐々にペースを上げラスト2Kを9分で走る。出来なければもっとゆっくりでもいい。とにかく最後は全力に近い形で気分良く終了する。週1~2回はこの練習をし、残りはLSDで十分だ。