我が家のテレビとレコーダーはすべてデジタル対応となった。そこでデジタル化の際のアンテナの関係のポイントを整理してみた。
①当初の疑問・・・
先ずは、今までのアナログアンテナで対応出来るかが気になった。結論から言えば大丈夫。我が家の場合、UHFもBSもアナログアンテナで全く問題なく映った。しかもCSもほとんどのチャンネルが映る。一部は映らないが、CSは有料放送なので無料日にしか見ない。しかっがって変える必要なし。なお、アンテナはUHFが八木、BSはTDK-TA502だ。ちなみに、このBSアンテナは廃棄されたもののリサイクル品。でも正円形リフレクタを使用したセンターフィード型で気に入っている。
②改良点・・・
しかし改良した点はある。古いタイプのアンテナケーブルは300Ωのフィーダー線が多く、地上デジタルでは75Ωの同軸でないと駄目。我が家も壁の中は同軸ケーブルで問題なかったが、引き出しユニットから先がフィーダー線で問題があった。300Ωを75Ωに再度変換するとロスが多くなる。そこで、壁の埋め込みのユニットを外し、同軸ケーブルのまま延長しテレビに接続。その結果、十分なアンテナ感度を得ることができた。古い家では注意が必要だ。
③現在の問題点と対策・・・
1つ目はBSの分配器。BSアンテナには電源供給をしなければならないが全端子電通型と1端子電通型の2つの分配器がある。今まで付いていたのは1端子の電通型。したがって、電通している1台のみを常時電源を「入」にし、他のテレビは「切」にしている。課題は見ていないときも電力がかかること。対策として、全端子電通型に変更し、各テレビの電源供給をオート(見ているときのみ「入」)にしたいと考えている。
2つ目はレコーダーとテレビの関係。1台のテレビにはレコーダーを併設している。アンテナは先ずレコーダーに入り、その後テレビに入る。テレビのみ見ている時は感度良好だが、レコーダーのスイッチを入れるとテレビとレコーダーの2つに電波が供給されるため感度が落ちる。感度が落ちてもソニーのテレビは問題なく映るが、東芝のレコーダーは映りが悪くなる。考えられる対策は3つ。1つ目はアンテナ、またはブースターを利得を大きくすること。2つ目はアンテナの電波経路を縦列でなく並列につなぐこと。3つ目はこの2つの方法を組み合わせること。取り合えず、2つ目の並列接続を検討したい。
④その他の参考点・・・
現在、同軸ケーブルを延長するのに手作りで行っている。方法は、銅線をつなぎ、絶縁体で覆い、その上をメッシュとアルミ箔でシールド、さらにその上をテープで巻く。しかし見た目が悪いし、ロスもあるかもしれないのでF接栓を装着したい。取り合えず4C、5C用の部品をまとめ買いする予定。
レコーダーとテレビの関係だが、地上デジタルでは2つ電源を入れると感度が悪くなるが、BSデジタルでは感度は落ちない。理由は不明。したがってパラレル配線は地上デジタルのみにする予定。
今回、BSの電源供給はメーカーにより異なることをはじめて知った。ソニーとシャープで比較すると、「入」はシャープがテレビを見ていない時でも供給するのに対し、ソニーは供給しない。ソニーの方が省エネタイプ。したがって、1端子電通の分配器の場合、主電源オフでも供給するシャープをつながないと意味がない。
ソニー(ブラビア KDL-40EX500) |
|||
区分 |
BS/CS視聴中 |
BS/CS以外を視聴中 |
主電源「切」/スタンバイ |
オート |
○(供給する) |
×(供給しない) |
×(供給しない) |
入 |
○(供給する) |
○(供給する) |
×(供給しない) |
切 |
×(供給しない) |
×(供給しない) |
×(供給しない) |
シャープ(アクオス LC-20D30) |
|||
区分 |
BS/CS視聴中 |
BS/CS以外を視聴中 |
主電源「切」/スタンバイ |
オート |
○(供給する) |
×(供給しない) |
×(供給しない) |
入 |
○(供給する) |
○(供給する) |
○(供給する) |
切 |
×(供給しない) |
×(供給しない) |
×(供給しない) |