９．１１といえば、アメリカ同時多発テロ事件の日。
３．１１といえば、東日本大震災の日。というより今では福島第一原子力発電所が事故を起こした日といった方がいいかもしれない。
では、４．２６は？
今から２６年前、有史上最悪の放射能漏れとなったチェルノブイリ原子力発電所の事故の日である。しかし、９．１１や３．１１のように騒がれない。旧ソ連という別世界で起こったような錯覚があるからかもしれない。しかし地球は１つ、けっして別世界ではない。
そしていま日本では東電の福島第一原発の事故が収束しないまま４．２６を新たな気持ちで向かえた。２６年後を迎えたチェルノブイリはまさしく２６年後の福島の姿である。
歴史は繰り返すというが、自然現象は仕方ない。しかしそれに伴う災害、特に人災は繰り返してはならない。
ところで２６年前のこの日、１９８６年４月２６日はくしくも私たち夫婦の結婚式だった。指輪にもその日が刻印されている。偶然のつながりを感じる私としては、未来の子供たちに何が残せるか。残さなければならないか。そして今何が求まられているか。そして今行動しなければならないことは何かを考えさせられた。
