13日の金曜に、10年以上も前の職場のメンバーと一杯やった。歳は、最年長は既に退職し、一番下が42~3。生まれた年でいううと、昭和24年、30年、32年、33年、44年くらい。
つながりは元企画課のメンバー。今回の宴は、メンバーの部長と係長の昇進祝いでもある。
この5人、なかなか相性が良い。とにかく10年以上昔のメンバーで毎年飲んでいるのだから。
しかし今回気づいたことがあった。それは酒の量である。以前に比べ大幅に減ってきた。いや適量になったような気がする。しかし私はこの年相応の飲み方が気に入った。
今日新聞を読んでいると、読者欄に投稿に「浅酌(せんしゃく)」という言葉が出てきた。読むと4月4日の天声人語を引用したらしい。意味は「ほどよく酒を飲むこと」ということ。また四字熟語では「浅酌低唱」という言葉もある。
ところで、今回は先輩にあわせ最初から日本酒を呑んだ。しかもぬる燗で。
久しぶりの燗は結構うまかった。とにかく体に優しい。
冷えた冷酒やオンザロックは口当たりは良いが後で効く。ところが燗は飲んだところから五臓六腑に沁みてくるが、結果として飲みすぎない。
ビールの苦味がわかって大人と感じたこともあったが、吟醸の冷酒でなく、長期熟成の燗のほうが旨いと感じる歳になったかと実感してしまった。
なお、このメンバーで飲む時はスケジュールに「五人組」と記していたが、次回からは「浅酌会」とするのも良いかも。