今日は休日。
我が家から歩いて行ける館林の里沼の1つ「茂林寺沼」に行ってきた。
ここは群馬県の文化財にも指定されてる低地湿原がある。
私が小さい頃は、低地の尾瀬とも言われ、貴重な動植物の宝庫だった。
湿地帯の植物はもちろん、珍しいトンボなども生息していた。
しかし、水質悪化や乾燥化のより生息する動植物の種類は減ってしまった。
湿原の景観が一番美しいのは春。
夏になると葦が繁茂し、周囲が見通せなくなってしまう。
湿原の南岸には茂林寺がある。
寺を囲む平地林は巨木が多く、見上げるとアバターの映画のようだ。
沼の北岸には観光施設があったが今はない。
観光施設と寺を結ぶ散策路には橋がある。
その親柱には狸の焼き物が設置してある。
茶釜姿の狸は、ぶんぶく茶釜の茂林寺らしい。
今日、ここに来た理由は、観光施設跡地に温泉を掘削しているとの情報を得たからだ。
話によると、ここに温泉を掘り、温泉付き有料老人ホームを建設するというのである。
確かに、先日までは掘削用やぐらが組まれていたのが、遠くから確認できた。
しかし、既に温泉を掘り当てたのか、数日前にやぐらは撤去された。
現地に行ってみると、施設の門が閉まっていて中に入ることができない。
そのため「百聞は一見に如かず」とはいかなかった。
でも「火のない所に煙は立たぬ」である。
もし、温泉を掘ったのであれば、ぜひ地元の住民を温泉に招待して欲しいものだ。