美空ひばりさんの命日に思う。

今週に入って帰宅時間を早めた。この30分から40分の心の余裕はなんぞやと思う。
父の持ち帰ってくるたくさんの野菜を使って、手をかけた料理ができる幸せを感じる。長年15分ママ・速いが取りえで通してきたけれど、やっぱりねと言いつつ、結局自分の食べたいものを作っているんだわ。

　仕事中、友人から電話が入った。合唱団の発表会のお誘い・・・・・歌と踊りと鳴り物は3つの時から苦手を自認する私。拷問とまでは行かないけれど、苦痛の時間であることは間違いない。「ごめんね」とお断りする。

　ＮＨＫテレビで美空ひばりさんの歌をいろんな方が歌っているのを、夕食の片付けをしながら見るとも無し、聞くとも無しで聞いていた。平成元年６月24日になくなられたのだという。

　3つの時からと言うだけあって、歌番組になるとチャンネルを替える口だから、最近まで歌を聞くということが無かった。ラジオ深夜便を聴くようになって幸いか不幸か、２時から３時台に目覚めることが多い、その時間帯は歌なのである。

　人生伊達に年をとらないなーと思ったのは、美空ひばりさんの歌が心に響いたことだった。

　いろんな方が歌うが、歌う方によって随分感じが違うものなのですね。まあ当たり前なんでしょうけれど・・・・それが芸ですものね。

　ひばりさんになんか、まったく縁がないと思っていたけれど、「佐久音楽祭」の第１回の出演者であった。神津善行さんが佐久のご出身でそのご縁で出演してくれたのであろう。

　当日になって、ひばりさんが特設舞台の階段を昇れない状態であることが判明。病状はそこまで進行していたということなのだ。実行委員の皆さんが考えたこと・・・・フォークリフトで上げ下げしょうと・

　会場に近い当社のフォークリフトが使われたのだった。

　割り当てのチケットはいっぱいあったけど、興味のない私は当然パス。

　参加した方のお話では、舞台の上では病気を感じさせなかったという。舞台を歩きまわることは少なかったらしいが、身体を常に動かしていたらしい。ほとんどの観客は気づかなかったはずである。この舞台が最後に近い舞台ではなかったろうか。それから8ケ月後訃報に接した。

　そんなこと覚えてもいなかったのに、何年か前テレビ局が取材に見えたと、ブログに書いたことがあったような・・・・。２０年近く前のリフトがあるはずもなく・・・でしたが。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅　中島木材の家

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