Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

スタッフ用ネームプレート

2008年07月10日 | 家・わたくしごと
 息子が得意げにスタッフ用のネームプレートを首からかけて、私の前にやってきた。
「お父さん、明日、北海道の学校からたくさん小学生か来るんだけど、ぼくはスタッフで朝からたいへんなんだよ。」と話してくれる。「たいへん」ということなのだが、息子はその細かなスケジュールを楽しそうに語ってくれる。
「いいことだよ。スタッフとしてそうして働くことはね。お父さんも今、キジムナーフェスタでバリの人たちを日本に招待したり、舞台の準備をしたり、たくさん裏方の仕事をしているんだ。一緒だね。」と私が言うと、微笑んで頷いてくれる。
「でもね。裏方はたいへんだ、たいへんだって口に出していうものじゃないんだよ。裏方は、そりゃ、朝早く行って準備をして、最後は残って片付けもする。そんな姿はほとんど誰の目にも映らないし。でもね。それが当たり前なんだ。表は裏がなくちゃ成立しないんだから。」
 表と裏は表裏一体、ということを話そうとしたつもりだが、なんだか哲学的な話になっていく。息子は神妙な顔で話を聞いている。いけない、いけない、どうしてこんな理屈っぽい話になっちゃうんだ?
「とにかくお父さんは、おまえが裏方をやるのは嬉しいよ。お互い成功させたいね。」
そう、まさにその通りである。今日45名全員分のビザがおりたそうだ。今週日曜日から裏方としても表方としても怒涛の2週間が始まる・・・。