Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

リハーサル(キジムナーフェスタ バリ日記ー12)

2008年07月19日 | キジムナーフェスタ2008
 昨晩、午後7時半からリハーサルで通し稽古が行われる。照明が間に合わず、明かりは周りの水銀灯と中央のヤシ油のランプだけ。そのせいか、ひじょうに幻想的に見える。練習ということもあり、まだ100パーセントの上演とはいえないし、場所的に反響もあってテンポがとりにくいようだ。スピーカーの場所などを再考しなくてはならない。
 80分の上演は予定通りの時間内に収まる。新しい演出、かつ物語の構成もこれまでにはないケチャの完成。ワヤンを学んだ私なりにさまざまな意見を出し、バリ側と話し合って作られたケチャは、ワヤン的でもあり、スンドラタリ的でもあり。それでも日本人の観客には理解しやすくなっていると思う。さて、今晩の観客の反応はいかに?幸いにも台風は去って今晩は晴れ。

ミーティング(キジムナーフェスタ バリ日記ー11)

2008年07月19日 | キジムナーフェスタ2008
 大人の45人ものメンバーを束ねるためには、尊敬され、ある種、カリスマ性を持ったリーダーが必要である。このグループにもそうした人物が存在する。メンバーたちは、舞台稽古が始まる前にこのリーダーから生活上のさまざまな注意や日本での上演について細かに注意を受ける。こういう光景を見ると、ぼくには、このリーダーのような力はないんだなあ、と実感する。
 「ねえ、そこの人、聞いてますか?」なんて言わなくたって、黙ってしっかり聞き耳をたてているもの。