Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

忘れ物(キジムナーフェスタ バリ日記ー16)

2008年07月20日 | キジムナーフェスタ2008
 初日の会場の片付け、明日の打ち合わせなどを終え、舞台監督、現場の制作スタッフなどと会場をあとにした私は、夜食のパンを買って帰ろうと深夜営業のスーパーによってコロッケパンを手にしようとしたところ・・・通訳スタッフから携帯がはいる。
「今、どちらですか?」この声を聞いただけでただならぬ気配を感じる。普段はハキハキとしゃべるこのスタッフの声が殺気を帯びているのである。
「帰る途中ですけど・・・」というと、「ケチャの衣装を干すつもりが、衣装ケースのトランクを保管場所に置いてきちゃったんです!」と一気にまくしたてる。
 さて、これを聞いて私は愛用のスーパーカブで現場に戻り、もう真っ暗になった現場近くの公民館の守衛を探して、そこに置かれていたカバンを外に持ち出した。とはいえ、私はバイクなので、結局通訳スタッフが車でピックアップに来る。なんとか無事終了。とはいえ、もう12時は当に過ぎてしまっている。やれやれである。とにかく重要なのは気持ちよく上演してもらうことなので。

供物(キジムナーフェスタ バリ日記ー15)

2008年07月20日 | キジムナーフェスタ2008
 供物はバリの芸能にとって不可欠なものだが、今回は来る前から、日本で調達できるものを細かくチェックして、日本側の供物担当者と相談して準備。万全である。踊りの小道具を忘れても供物に関しては決してわすれないよ、とバリで冗談半分にメンバーが言っていたが、まさにその通りだと実感する。

バリのような?(キジムナーフェスタ バリ日記ー14)

2008年07月20日 | キジムナーフェスタ2008
 着替える場所はテントの中。なんだか写真を見る限り、バリのようである。しかし皆が口をそろえて言う事は「沖縄はバリより暑い!」である。そりゃ、今のバリは乾季で涼しいでしょうが、今の沖縄の気候はバリの1月だと思うべし。
 この30分後、彼らは暑さに耐えられず、横のビニールシートを上げて着替えていたことはいうまでもない。

みんなで準備?(キジムナーフェスタ バリ日記ー13)

2008年07月20日 | キジムナーフェスタ2008
 会場に来るなり、舞台飾りの準備を始める。自分たちで脚立に上がりてきぱきと仕事をするメンバーたち。大工や力仕事をしているメンバーたちにとっては朝飯前の仕事である。しかしその一方で客席に座り傍観するメンバーもいたりする。
「なぜ、手伝わないの?」と聞くと、「ぼくには向いてない仕事だし・・・」という。確かに向き不向きというのはあるだろうが、その変は日本と大違いである。特に働いているメンバーが傍観しているメンバーを非難することもない。
 とにかくあっという間に飾りつけが完成する。まあ、みんな?ではないが、メンバーによって1時間で準備完了!