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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

我が家の花と「田浦の梅林」

2011年02月25日 | 花シリーズ

♪東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ♪
学問の神様で有名な菅原道真公が詠んだ歌ですが、
主人が10年以上前に道真公ゆかりの「大宰府の天満宮」で購入した「枝垂れ梅」が咲きだしました。

今日(2月25日)は東風ならぬ南風が強く吹いて、横浜の最高気温は20度近くに上がるとか・・・
気象庁から「春一番」が宣言されました。


西の中近東に目が行っていたら、今度は南半球のニュージーランドで大地震
日本人の留学生が大勢巻き込まれたようですね。

現地からの凄まじい画像に胸を痛めており、一刻も早い救出を願ってやみません。
地震国日本に住む身にとっては、改めて直下型地震の恐ろしさを痛感し
ベッド脇とダイニングのテーブル下に「笛&懐中電灯&水」を入れたボックスを置きました。


こちらは我が家の庭のマンサク
前回UPした「東慶寺」の豪華なマンサクと違い、小さな楚々としたお花です

毎年2月中旬になるとあっという間に咲き出して直ぐに終わってしまいます。
この花を見ると、この時期に足かけ5年通ったオーストラリアのパースを思い出します。


パースにも日本からたくさんの英語研修の留学生が来ていました。
ワーキングホリデーのビザを取って、勉強しながら働いている日本の若者がたくさんいました。

私たちのパースに通いだしたきっかけは、定年退職後パースに家を借り長期滞在をしていた主人の先輩から
「オージーに日本庭園を教えてやって欲しい」と声をかけられたのが始まりです。

その先輩は退職後すぐにニュージーランドのクライストチャーチにある英語学校で3ヶ月間学び
その美しい街がトテモ気に入ったので長期滞在を考えたそうです。
しかし気候的に厳しいものがあり、留学相談所の薦めもあって温暖なパースに変更。

一緒にエジプトに行ったご近所仲間のK子さん夫妻も、以前訪ねたクライストチャーチが気に入り
ここでの長期滞在を考えたそうですが、同じ理由でタイのチェンマイにしたとか・・・

まだ秋の初めの季節なのに冷たい雨が降っている地震の被災地のクライストチャーチ

私はまだ行ったことはありませんが、山をやる人間なら誰でもが憧れるニュージーランド
一日も早い復興が望まれる所です。

横須賀「田浦の梅林」

先週の土曜日(19日)、ポカっと時間が空いたので、カメラを抱えて「田浦の梅林」に行って見ました。

母の転院、父の様子見、孫の子守などが続き、流石に疲れ果て・・・
自然の中に飛び出しての気分転換を求めたわけです。


横須賀線の「田浦駅」から歩いて20分、行き方は色々ありますが、私は旧梅林から入りました。

急な階段をひたすら登って行きます。

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途中に「大六天神」があり、脇に梅林発祥の地の碑が建っていました。マウスオンで説明標識をご覧下さい。

昭和9年、今上天皇がお生まれになったのを記念して、地元の有志が
60アールの山林に梅を植樹したのが始まりだそうです。


三浦半島最大の梅林で、約2700本の梅が咲くのですが、この日はまだパラパラとしか咲いていませんでした。
先週は積雪が見られた週で冷えましたものね。


この梅林は10年位前に、山仲間と「仙元山~二子山」にハイキングした時に知りました。
あの時はまさに満開で素晴らしかった

今回、梅はまだ5分咲き程度でしたが、足元に咲く水仙が満開でした。
ここから山頂までの風景をnon=nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい

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足元に咲く水仙が可愛い♪
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「田浦梅の里」の山の頂上(127m)付近には、アスレチック、キャンプ場、芝生広場、展望台などがあり
四季を通じて家族連れなどが楽しめるようです。


私も展望台に登って、雄大な東京湾の風景を堪能しました。

この日は薄曇りで残念ながら房総半島は良く見えませんでしたが・・・
船のドッグが見えていて、港湾風景が楽しめました。


左手に目をやると、うっすらと横浜港のベイブリッジが見えました。
判りますでしょうか?


ほのかに香る白梅の花の下で、ポットに入れて持ってきた温かいお茶を飲み、
コンビニのオニギリを食べました

軽く汗ばんだ体にお茶が染入ります。
外の風を感じながら食べるひと時はなんて気持ちが好いのでしょう

この梅林の梅は殆んどが「白梅」
この梅の実が横須賀名物の「梅ワイン」となって販売されているとか・・・
今度味わって見たいと思いました

尚、梅の開花情報や地図などはこちらのホームページをご覧下さい。
今日の暖かさでいっきに開花して、今週末が見頃かもしれませんね。



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満開の「小出川の彼岸花」

2010年09月26日 | 花シリーズ
「巾着田の彼岸花」が空振りに終わって一週間近くが過ぎました。

秋晴れの朝を迎えた26日(日曜日)、開花が遅れている彼岸花も「そろそろ見頃になったはず」と
リベンジに燃えている私は、カメラと飲み物を抱えて飛び出しました。


出かけた先は藤沢・茅ヶ崎・寒川の2市1町を流れる「小出川」
新聞のローカル版に紹介されていた、神奈川の彼岸花の名所に向かいました。

藤沢市にある慶應大學の湘南キャンパス近くを流れる「小出川」の両岸に、
3kmに渡って、80万本の彼岸花が咲いているらしい・・・

辻堂駅からバスに揺られて25分、丁度見頃の「彼岸花」に出会えました


紅い絨毯と称される「巾着田」には叶いませんが、こちらは「紅い帯」と言う感じです

まだまだローカルで人が少ないのが好いですね~
日曜日だというのに臨時駐車場も余裕があるようで、
のどかな風景の中に、真っ赤な彼岸花が咲き誇っていました


2003年までの小出川は雑草が茂り、ゴミの山だったとか
「自然を守ろう」と藤沢市民が立ち上がったそうです。

川の中の粗大ゴミを一掃し「綺麗な花を植えれば、ゴミは捨てないだろう」
近くに自生する彼岸花を植えたそうです。

年々お花は増えて・・・今では紅い帯が3キロも続きます

その後、茅ヶ崎市民も協力し、2008年に「小出川・彼岸花団体協議会」を結成
「第一回彼岸花祭り」が開かれました。


お祭りには寒川町民も加わり、バックの富士山とコラボが人気を呼び
東京や横浜からの観光客も集まる湘南の「彼岸花の名所」となりました。

今年の「彼岸花祭り」は23日だったそうですが、お花はギリギリセーフだったのかしら?
開花が大幅に遅れて、関係者の皆様もヤキモキした事でしょうね。


川というよりも田んぼに水を運ぶ側溝のような「小出川」ですが・・・
河岸の農家の庭には柿の実がなり、コスモスが揺れていました。


私はバス停のある「大黒橋」から「小出橋」を通り、
更に先の田んぼが広がる「新道橋」までの約1.5kmを往復歩きました。


あぜ道に咲く「彼岸花」も絵になりますね。
バックに見えている山は「丹沢・大山」・・・
残念ながら午後からは雲が多くなり、富士山は見えませんでした。

地元の方々の苦労が実を結び懐かしい風景が広がります

 

横浜ではほとんど見られなくなったお米の収穫風景・・・
暑さが去って、郊外は実りの秋を向かえていました。


無料の「お抹茶」が振舞われていました。
地元の方々の心意気が感じられますね。
私もここで一休みです。

この近くから寒川駅行きのバスが出ていますが、1時間後と聞き、再び来た道を戻ります。


「彼岸花」の名所としては新しいところだけに、まだまだ素朴で自然そのままです。

お花の中を歩いて行けるのが嬉しいですね。
その内、観光客が増えて、きっと綱が張られることでしょう・・・


辻堂から「慶應大学」行きのバスは、平日は1時間に3~4本出ていますが
休日は1時間に一本
逃したら大変です。

私はまだまだ傑作写真が撮れずにいましたが、バスに遅れないようにとダッシュしました。


今回ようやく満開の「彼岸花」を見ることが出来て満足です

自分の空いている時間とお天気と、そしてお花の見頃が上手く合致することは中々難しいものです。
友人を誘ってスケジュール合わせをしていたら、間に合わなくなりそうで・・・
思い切って一人で出かけた一日でした。

お花は待ってはくれませんものね。

尚、彼岸花が見られる「小出川」のアクセスと地図はこちらをご覧下さい。



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開花が遅れている「巾着田の彼岸花」

2010年09月23日 | 花シリーズ
9月20日、日本有数の彼岸花の群生地、埼玉県日高市の「巾着田」に行ってきました。
正しくは「山歩きの前に、丁度見頃の彼岸花を見ていこう」と決めた欲張った計画だったのですが・・・


行ってみたらごらんの通りの有様でした
早咲きのゾーンでポツンポツンと咲き出した赤いお花が辛うじて見られただけ

今年は「ヒガンバナが咲かぬ彼岸」となったようです


例年なら、約100万本の彼岸花が9月中旬から咲き出して、
一面真っ赤な絨毯を敷き詰めたような美しさが広がるはずですが・・・

今夏の猛暑と少雨の影響で「巾着田の彼岸花」の開花は10日遅れだそうです。

地元の方も「ここまで咲き始めが遅いのは過去にも例がない」と、ニュースで語っておりました。


毎年この時期には30万人の観光客が訪れる「巾着田」

開花の遅れの被害は鉄道会社や旅行会社にも及んでいるそうで
西武鉄道は9月13日から最寄の高麗駅に止まる臨時ダイヤを運行していますが
今のところ同駅の利用者は昨年の半分以下

臨時ダイヤは26日に終了予定ですが、一部変更して10日3日まで延長することに決まったそうです。

私も前日にこちらのホームページで開花情報を調べて、ある程度は覚悟していましたが・・・

同行した山仲間のYさんが空いている日はこの日しかなかったし、
臨時特急のレッドアロー号の切符も予約していたし
第一の目的は「日和田山・ハイキング」と割り切って決行したわけです。


今回のハイキングを企画したYさんも
「私は3~4回来ているけど、9月20日でこれだけしか咲いていないなんて考えられないわ」
とガックリしていました。

毎年この時期、ブロガーさんたちがここの「曼珠紗華」を見事な画像でUPしていますが
確かに今年はまだ見ていませんものね。

「腰を痛めて今回来られなかったKさんも誘って、叉改めて見にきましょう」


彼岸花(学名: Lycoris radiata )は、 ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 の 多年草 。
リコリス、 曼珠沙華 (マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ サンスクリット語 manjusaka の 音写 )とも呼ばれ
全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン)を多く含む有毒植物です。

あぜ道や墓場にヒガンバナが多いのも、異臭や有毒性を利用して遺体や稲をモグラなどから守るためだそうですが・・・
私はそんなことを抜きにして、この紅い色に惹かれます


9月20日現在、早咲きゾーン以外はほとんどお花は咲いていませんでした。

「アスパラがにょきにょき出てきたような風景ね」
私たちはこれ以上見て廻るのを諦めて、正面に見えていた「日和田山」に向いました。

こちらのホームページによると、24日から入園料200円を徴収するそうで
今週末から「巾着田の彼岸花」もいよいよ見頃となるようです。


        

中秋の名月


昨日(9月22日)の東京の最高気温は32度だったそうです。暑かった~
そして昨夜は「中秋の名月」
我家からも美しいお月様が見られました。

明けて今日の「秋分の日」は10度も低い気温となりました。
昨日で「異常な暑さが続いた夏」も終わり、今日からいよいよ「本格的な秋」が始まる感じですね。



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ドライブ旅行1・明野の「ひまわり畑」

2010年08月27日 | 花シリーズ
マイパソコンがようやく復活しました。
データーも消えずに済んで、やはり専門業者にお任せして良かった

キィーボードが一部作動しなかったので、新しいのを取り付けて
完全に駄目になるまでだましだまし使うことにしました。

まずはせっせとバックアップに精を出さなくては・・・

明野「サンフラワーフェスタ・2010」


その後も我家の「壊れの連鎖」は続き、車のナビまでがおかしくなり、ディーラーに持っていったら
「バック画面用のカメラが壊れて、2~3日の入院修理が必要」との見積もりが出ました
マタマタ散財です

このままでは「私自身も壊れそう」と不安になり、気分転換のドライブ旅行に出かけました。

幸い父の「関節炎」も完治し、整形外科通いも一段落・・・
母も油断は出来ないものの、取り合えず落着いています。

主人の仕事の区切りが付いた24日、「それいけ~」と
まずは元気がもらえそうな「ひまわり畑」を目ざしました。

最初に向った先は山梨県北杜市明野。
ここでは8月31日まで「ひまわり祭り」が開催されています。


このビタミンカラーが夏らしくて好いですね

空気が澄んでいれば、目の前に「南アルプス」がドカンと見えるロケーションです。


メーンのひまわり畑はすでにお花が終わっていましたが、
明野温泉「太陽館」の廻りの畑はまだまだ見られました。
詳しい事はこちらをご覧下さい。

叉、すぐ近くにはフラワーセンター「ハイジの村」などがあり、ファミリーも楽しめるようでした。

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向日葵という字のとおり、みんな揃って太陽の方を向いています
ちょっと反抗している子もいるけど・・・
後姿も面白くて可愛くて、パチリと写しました。
マウスオンでご覧下さい


寄り添って咲いている姿は「姉妹」のようにも「ファミリー」のようにも見えました
この日も暑い日でしたが、バックの空がもっと青くて、雲が白かったらと残念でした。


主人のカメラではバッチリ青い空が写っているのですが・・・
性能の違いでしょうか

昔、ソフィアローレン主演の映画「ひまわり」を観た覚えがあります。
戦争で引き裂かれた夫婦の哀しい反戦映画でしたが、地平線にまで及ぶひまわり畑の
美しさと物悲しさが印象的でした。

それに引き換え明野のひまわりは、あくまでも平和で明るい中に咲いていました


道の駅「南きよさと」


前日に決めた行き当たりバッタリの二泊三日の「山梨&長野」ドライブ旅行
通りがかった道の駅で一休み

清里と言えば「高原野菜」の産地です。
ランチも地元の野菜タップリの「サラダ・ラーメン」をいただきました

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マウスオン・クリックで三枚の農産物の画像をご覧下さい

珍しい野菜もたくさん並んでいましたが、まだまだ旅は始まったばかり
帰り道なら買ったのに・・・



この「道の駅」、もともとは「南八ヶ岳花の森公園」というフラワーパークです。

園内は、川沿いの施設(特産品販売施設、視聴覚室、レストラン、広場等)と、
山頂の施設(加工体験施設、わんぱく広場、軽食、農園、植物園等)のふたつのエリアからなっており、
それらを正面の山の斜面を登るリフトカー「こいのぼり号」(有料)で結んでいるのです。

ここもファミリーで来ると楽しめるようですね。
でも私たちは山頂には行かず、先を急ぎました。


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「横浜・バラクラ イングリッシュガーデン」

2010年06月01日 | 花シリーズ

5月最後の日曜日は今にも雨が降りそうな曇り空でした。
厚手の上着が欲しいような寒さの中、
前の週に箱根を一緒に歩いたKさんとバラを見に行きました。

横浜駅西口の天理ビル前から出ている無料のシャトルバス(TVKハウジングセンター行き)に乗り
今年の3月にオープンしたばかりの「バラクラ イングリッシュガーデン」に行ってきました。


しかし目的の「バラ」の見頃は過ぎていて、アップに耐えるお花はほとんどありませんでした

先週の連日の雨で、花びらは傷み、シミそばかすだらけ・・・
何だか自分を見ているようで辛かった
(自分をバラに見たてているわけではありませんのよ。歳の事を申しているのでございます)

シミや傷が気になるバラが多くミニのツルバラが辛うじて元気でした

箱根の「山のホテル」でバラのアイスクリームを食べながら
「箱根のバラはまだ蕾みだけど、横浜の街は今が盛りよね。どこかのバラ園に行きたいわ」
とKさんがつぶやきました。

私はザックの内側のコーティング部分が劣化してポロポロと剥げる粉を払いながら
「このザックもいよいよ処分だわ。横浜の好日山荘で買おうと思うのでそのついでに見に行こう」
と即決しました。

そしてやって来たのが、横浜駅に程近いこの「バラクラ・イングリッシュガーデン」です。
施設の詳しいことはURLでご覧下さい

ここにはバラ以外にも珍しいお花がたくさん咲いていましたので
アルバム風の「デジブック」にまとめました。

デジブック 『横浜・バラクラ』


園内の風景とお花の画像ですが、1分で終わる短いものですのでご覧下さい。

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ローズガーデンは少々淋しかったけど、こちらはお隣のホワイトガーデンです。
マウスオンでご覧下さい

「この先だけ繫がっている椅子は中年夫婦用ね。フフフフ」
Kさんが笑います。
「たま~に相槌を打つだけで、お互い全然違う方向を見ているのよね」
と私も頷きました


ホワイトガーデンで、この白い一重のバラを見つけてカメラを向けたとき、突然
「幕山のハコネサンショウバラが咲く頃がすばらしい
去年の秋に登った時、ボランティアガイドのおじさんに言われた事を思い出したのです。

”やっぱり私達は自然の中で生き生きと咲くお花の方が好き

私はすぐに手帳に書きとめてあったガイドのおじさんに電話しました。
「昨日辺りから頂上や周遊道に咲き出しているよ。来週の土日までが見頃だと思う」
との答え・・・

でも、Yさんと都合が合うのは翌日の月曜日、つまり今日しかない

前日まで、夕方からのシフトの仕事を一週間続けた私
「もうヘロヘロで体力に自信がないわ」
でも諦め切れない二人です。

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こちらは英国式と日本式を融合した「日英友好150周年」をテーマにしたお庭です。
マウスオン・クリックで3枚の画像をご覧下さい。

ガラスで作られた「水琴窟」の音色が、何ともいえず心地よかったです。


池の右手にはハナショウブ
左手に濃いピンクの一重の「シャクヤク」が咲いていました。

今回も相変わらず話はあちゃこちゃと飛び、ヒンシュクを買いそうですが・・・

主人の大学時代のゼミ仲間(女性)が、お金持ちのイギリス人と結婚して未亡人となり
ロンドンに遺された広い邸宅をB&B(朝食付き西洋民宿)として営業しているそうです。

その広大なイングリッシュガーデンの一角に「和風庭園を作って欲しい」と以前から頼まれていました。

「いずれ夫婦で観光方々下調べに行きます」と返事をしていたら
「友人が6月に遊びに来る予定で湖水地方のコテージを予約したが、こられなくなったので使いませんか?」
との主人宛のメールが3月に

私はエジプトから帰ってきて間もない上に、父の癌騒ぎでバタバタしていて、
メールが届いた時は「気力・体力・財力・時間」すべてにおいて、とても行けるような余裕なし・・・

初夏のロンドンはさぞかしバラが綺麗でしょうが、今年もイギリス行きの話は消えました

せめてこのお庭の画像を写して主人に見せたら、ロンドンの庭の設計の参考になるかしら?
「何だ、これ」と言いそうですわ。

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一番奥のナチュラルガーデンは広い芝生を取り囲むようにお花と木々が植えてあります。
今の季節は「カンパニューラ」が綺麗でした。
マウスオンでご覧下さい

去年TVでドラマ化された倉本聡の「風のガーデン」に、たくさんのカンパニューラが登場しましたね。
あの舞台となった花園を見に、富良野に行きたいとYさんはつぶやきました。
彼女は私の数倍もお花大好き人間なのです。


「これは何の木?」「気になる木
2人で話していたら、そばを歩いていた女性が
「スモークツリーでしょう」と教えてくれました。

山と同じ様に、お花を見に来る方々はすぐに話が通じて仲良くなれますね。
私は写真では見たことがありますが、実物は初めて見た木でした。

       

入園料1000円(平日は800円)は少々高く感じますが、私たちは1時間半ほど様々なお花を見て
再び横浜駅西口に戻り、「和風ビュッフェ」のお店でランチをしてから
「山の店・好日山荘」に行きました。
でも、以前あったところにお店が無い
「鶴見の石井スポーツも閉店したと聞いたし(経営母体が代わり再び開店)、ここも無くなったの

どうやら駅の近くに移ったらしい・・・
お店も以前より広くて立派になっていました。

9年前に買った古いザックこの日買った新しいザック

20ℓの日帰り登山用の赤いザックは一見傷んでいませんが、中がボロボロです。
今回もメーカーは違うものの同じ大きさと形のザックを買いました。

希望は超軽い570gの「ジェーンリバー」(アディダス製)だったのですが、
冬にはダウンも入れなくてはならないし、フタがあるタイプの方が使い慣れているし・・・
ということでYさんと相談しながら30分で決めました。

新しいブルーのザックを背負って、幕山の「ハコネサンショウバラ」を見にいきたかったけど
今朝は疲れて「山」に登る気力が出ませんでした

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箱根「山のホテル」のツツジ&シャクナゲ

2010年05月27日 | 花シリーズ

「大涌谷」からスタートし、イワカガミの大群落を見てから「神山~駒ケ岳」と歩いて
最後は駒ヶ岳のロープウェーで下りました。

それからタクシーに乗り、ワンメーター
今が盛りのツツジを見に「小田急・山のホテル」に行きました。

前日に得た情報では、ここも「丁度見頃」ということで足を延ばした次第です。
(入園料は昨年と同じ800円)


このブログを始めて6度目の春ですが、4年前と去年も「山のホテル」のツツジは紹介していますから、
これで三回目のUPのツツジです。

「小田急・山のホテル」は、岩崎男爵の別荘地跡に建つお城のようなホテルです。

45000坪の庭園に男爵が植えたツツジやシャクナゲがそのまま残っていて、
毎年5月の中旬頃になると、ヒノデツツジやクルメツツジなど30種3000株のツツジと、
300株のシャクナゲが競って咲き出し、それはそれは見事です

ツツジ越しに見る「富士山」が絶品なのですが、この日は残念ながら見えませんでした。
4年前にはバッチリと見えたのですが・・・


見学者はお洒落なリゾートスタイルの方々が多く、登山姿の我々はちょっと浮いた感じです

主人と車で来た時は、ホテルのラウンジの特等席
ツツジと富士山を眺めながらコーヒーを飲むのが常でしたが
今回は気が引けて、ホテル内には入りませんでした。

ワタシ、前日の雨でぬかるんだ神山の下りで滑って思わず尻モチをつき
ズボンの泥が気になりましたしね~
(Yさんが叩いてとってくれましたが・・・)

買って6年目の登山靴は底が磨り減って、そろそろそ張替え時でしょう。


売店でアイスクリームを買って、ツツジの横のベンチで食べました。

更に「バラ園」が造られたので、ここだけの特製「バラのアイスクリーム」です。
「バラ」はまだ蕾みでしたが、アイスクリームはちゃんとバラの香りがしましたよ


芦ノ湖の畔に立つ瀟洒なホテル・・・
何度も訪れていますが、まだ泊まったことはありません。

昔はしょっちゅう家族で箱根に遊びに来ましたが、
宿はもっぱら主人の会社の保養所専門でしたものね。

ツツジのお庭の奥には「シャクナゲ園」もあります。
nan_nonさんのソースをお借りして、シャクナゲのお花を纏めましたので、マウスオンでご覧下さい

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♪夏が来れば思い出す。はるかな尾瀬、遠い空♪
♪霧のなかに うかびくるやさしい影 野の小径♪
・・・・・・・・・・・・
♪石楠花色にたそがれる はるかな尾瀬 遠い空♪

この歌の「シャクナゲ色」は、真ん中の夕焼け色でしょうか・・・

Yさんは左から2番目の「白に少し紅が入った色が大好き」だそうです。
私は山でよく見る薄いサーモンピンクの「アズマシャクナゲ」が好みです

1時間ほど「山のホテル」のお庭を散策して、
この期間だけ運行している「元箱根」行きのバスに乗り帰りました。

       

この日はお天気にも恵まれ、新緑の中、目がピンクに染まるほどの「イワカガミ」と
「ツツジ&シャクナゲ」を見ることが出来て、本当にご機嫌な一日でした。


今回のハイキングコースは、昔準会員として所属していたさる山岳部の隊長さんの案内で、
真冬の雪の中を歩いた事はありますが、春のコースも素晴らしかった

ちなみに今回歩いたコースを、反対側の「芦ノ湖」西岸から写した画像が在りますのでご覧下さい


一昨年の11月23日に、山仲間3人で「箱根外輪山ハイキングした時に撮ったものです。

今回は「大涌谷」から歩き出して「冠ヶ岳」「神山」と登り「駒ケ岳」に向かいました。


こちらが「神山」から「駒ケ岳」の画像です。
「駒ケ岳」の上にポツンと見えている建物はロープウェーの駅です。

5月28日追加
今回のハイキングの模様を「デジブック」にまとめましたので、お時間と興味のある方は
題名をクリックして大型フル画面でご覧下さい。

最初の4枚は前回にUPした「イワカガミ」と同じものです。
その後足元が不安定な山登りとなったので、一眼レフカメラはザックにしまい込みました。
コンデジで撮った画像と合わせて22枚を収めたデジブックです。


デジブック 『箱根・神山ハイキング』




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箱根・「神山」周辺のイワカガミ

2010年05月22日 | 花シリーズ

このピンクのお花は「イワカガミ」(岩鏡)・イワウメ科イワカガミ属の多年草です。
岩場に生えていて、光沢のある葉を鏡に見立ててこの名前が付いたらしい・・・

コイワカガミやオオイワカガミ、ヤマイワカガミなどの種類がありますが、今回行った箱根で見られるのは
<< ベニバナヒメイワカガミ >>と言うようです。

5月中旬になると、箱根の「神山」の登山道にこのお花がたくさん咲きだしますが・・・

私たちは15年以上も前から、毎年「見に行きたいね~」と話題には出るものの、
いつも時期を逸してなかなか実現しませんでした。

それが今回ひょんなことから話がすぐに決まり「今が見頃」との情報を得て、
晴天の5月21日(木)に山仲間のYさんと行って来ました。


小田原から「箱根登山鉄道バス」で「大涌谷」に向かいます。乗車時間はおよそ50分。
「大涌谷」のバス停を降りると、雲の合間から白い頭だけ出している「富士山」が見えました。

小田原のバス停で8時50分発のバスを待っている時、近くにいたおじさんが話しかけてきました。
「イワカガミが一番見事に咲いている所は早雲山方面に行った先の道路の崩壊地点」
と言いながら私がコピーして持っていた地図に印をつけてくれて、写真まで見せてくれました。

下の地図の赤丸の所です


ピンクの☆マークの所が、イワカガミがたくさん咲いている場所です。

大涌谷~神山~お中道~大涌谷と一周(2時間半)すれば、主なイワカガミが見られますが、
我々は「山のホテルのツツジも見頃なので行きたい」という希望もあり、
赤丸の所から「神山登山道」に戻り、「神山~駒ケ岳」と縦走することにしました。

青い線で塗ったところが今回歩いたコースです。


お土産屋さんで大涌谷名物の「くろ玉子」(5個入り500円)を買い、2人で分ける事にました。

10時過ぎに「神山登山道」と書かれた入り口から入ります。
観光客が行く「大涌谷」への道とは違いますから、間違わないように・・・


「有毒ガス発生に注意、立ち止まらないように」と書かれた看板が立っていました。

長い間「有毒ガス」が危険なのでこの登山道は閉鎖されていましたが、2~3年前から再び歩けるようになりました。
でも、どう注意すればよいのやら


前を歩いていたおじさんがルーペをとり出して岩を覗いています。
「何が見えるのですか?」と聞くと「マリリンモンロー」との答え。「はぁ~?」

「マリリンモンローの、赤い唇とソックリだよ」」と言いながら
ルーペを貸してくれました。

「ワォ~、ホント!ホント!」
正式名は「イオウゴケ」と言うそうです。


本格的な登りに入るとすぐに「ベニバナヒメイワカガミ」が咲いていました。
あそこにも、ここにも


上を見上げるとミツバツツジが・・・

「正しくはトウゴクミツバツツジだよ」と、スレ違ったおじさんが教えてくれました。
(箱根には何でも教えてくれるおじさんがいっぱい居ます)

新緑の中のピンクの競演が素晴らしい


およそ20分で分岐の標識が現れました。
ここを「早雲山駅」方面に曲がって更に登っていきます。

山の斜面を横切る道ですが、上にも下に「イワカガミ」の群落が見えました。
マウスオンでご覧下さい

<>

北側斜面なのでまだまだ蕾がいっぱいありますね。当分楽しめそうです。

暗いのがちょっと難点ですが、あたり一面「イワカガミ」の群落でした。
でも大きな岩が続く登りの道なので、お花に近づくことができずに残念でした


岩の道をズンズン登ると、すぐに「早雲山駅」への分岐に出ます。
早雲山のロープウェー駅とは反対方向に7~8分ほど進むと、登山道が崩落して立ち入り禁止・・・
下に新しい巻き道が出来ていました。


巻き道を下るとそこには明るい光の中に咲く「ベニバナヒメイワカガミ」が、
ピンク色に輝いていました

花弁は五つに分かれ、その先端はさらに細かく裂けています。

登山道のすぐ脇の岩の上にも咲いていて、アップで撮れるのが嬉しい
大きな一眼レフカメラを持ってきた甲斐がありました。

土砂崩れの斜面の上には大群落も見えていますが、流石に登る勇気はありません。

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その先の斜面にも群落がありましたので、これだけ見られれば満足です。
前回の「シダンゴ山ハイキング」の時は腰が痛くて不参加だったYさんも大喜びでした。

non_nonさんのソースをお借りしてまとめましたのでご覧下さい


この道は「神山」の東側を巻いて「駒ケ岳」方面に向かう道なので、午前中歩くと日当りが良いのです。

「明星ヶ岳」や「明神ヶ岳」も見えていて、この「お中道」はとても気持ちの良い登山道でした。

ここで私たちは元来た道を戻ります。

途中、小田原のバス停で、ここの「イワカガミが一番と教えてくれたおじさんが
4~5人のメンバーを連れて登ってくるのに出会いました。

私たちの一本後のバスでやって来たようです。

「お陰様で、綺麗なイワカガミをたくさん見ることが出来ました」とお礼を言って別れました。



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日本三大桜見物(2)・「薄墨温泉」と・・・

2010年04月18日 | 花シリーズ
「根尾谷の薄墨ザクラ」を見てから一週間が過ぎました。

あの翌々日から真冬のような寒さがやって来て
昨日などは東京都心もうっすらと雪化粧だったようですね
4月中旬の雪は41年ぶりだそうな・・・

41年前の4月17日のことは良く覚えています。
その頃、私はまだ初々しい(?)OLで、横浜の三沢に両親と住んでいました。

トロリーバスで横浜駅に出て、超満員の湘南電車に乗って丸の内の勤め先まで通勤していましたが
あの日は雪のため、バスが全然こなくて仕方なく横浜駅まで30分歩いたのです。
そして電車も遅れて会社は遅刻
でもビルの9Fから眺めた皇居の雪景色が素晴らしくて、今でもあの風景はハッキリと覚えています


さて「根尾谷の薄墨桜」の続きです。
杖に支えられ仙人のような風格の「薄墨桜」の周りには、たくさんの子孫が植えられていました
中には「吉野ザクラ」も混じっていて、公園内はふんわりと薄いピンクの濃淡に彩られていました。


奥の小さな古い神社の境内には、親のそばに控えるように「子供の薄墨ザクラ」が見事に育っています。
薄墨ザクラは蕾がピンクで、お花が咲くと白色になり、やがて薄墨色に染まるとか・・・
丁度満開のこの日は白い桜に見えました。


朝は晴れていたのですが、見上げると雲が広がり「花ぐもり」という言葉が相応しい日和です。
最後に出店で薄墨ザクラの苗を買って、10時半頃「薄墨公園」を後にしました。

「薄墨温泉」

次ぎに向かったのは、根尾川を7km遡ったところにある公営の「うすずみ温泉・四季彩館」
ホテルや道の駅が揃ったリゾート地のような所でした。


奥深い山里も満開の桜が咲きそろい、我々を出迎えてくれました。
「薄墨ザクラ」よりも色が濃い桜です。
昔、信州の高遠城址公園で見たのと同じ「コヒガンザクラ」でしょうか?


まずは日帰り入浴ができる「温泉館」に直行します。

うすずみ温泉の主成分はナトリウムイオンと塩素イオン。
海水を2~3倍に薄めたものと酷似しているそうで、はるか伊勢湾の太古の海水が源だと聞きました。




画像はお借りしました。

浴室は極めてオーソドックスな造りですが、ここで面白かったのは「五右衛門風呂」
釜を流用した一人用浴槽なのですが、これがジャグジーになっていて、ぶくぶく大きな泡が出ていました。

露天エリアには岩風呂と打たせ湯があり、塀の向うに根尾の山々が見渡せます。
新緑や紅葉の頃は特に美しいでしょうね。

温泉にユックリ浸かってから、個室で昼食をとりました。

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マウスオン・クリックで3枚の画像をご覧下さい
お食事はこの他にご飯とお吸い物、デザートが付いてお腹がいっぱい、満足!満足!

今回私たちが利用したのは前もっての予約が必要な「プライベートプラン」です。

私たちは1時間延長しての3時間を貸切、お食事のあとにお昼寝タイムをとりました
そして最後にもう一度温泉に入り、午後の4時に帰路に着きました。


この「薄墨温泉」には「道の駅」も隣接されていて、この地方の名産や野菜なども購入できます。
私たち3人の主婦はあれやこれやと買いましたよ。


午後の4時を過ぎても、「薄墨公園」に向かう国道157号線は大渋滞
私たちは朝、6kmの渋滞を50分かけて行きましたが、その三倍はありそうな車の行列です。
観光バスも多くて、日没までに「薄墨ザクラ」にたどり着けるのかと他人事ながら心配になりました。
桜のライトアップなどはなかったような・・・

我々は来た道を戻ります。
浜松を過ぎた頃、電光掲示板に「大井松田~東名町田間・事故渋滞25km」と書かれていました。

運転していた元神奈川県警勤務のW氏は「事故渋滞は片付けばすぐに流れるはず」
「途中のサービスエリアで夕食時間をとれば、大丈夫でしょう」と呟き・・・
私たちは足柄サービスエリアでラーメンを食べて一休み・・・
言われたとおりその後も渋滞はなくスイスイと車は進み、夜の10時45分に我が住宅地にたどり着きました。

往復900kmを運転して下さいました2人のご主人様、お疲れ様でした
今回のお花見を企画して下さったK子さん、お世話になりました
車を出していただいたWご夫妻、本当に有難うございました

              

こうして2年で「神代ザクラ」と「薄墨ザクラ」の苗が揃いましたが、「三春の滝ザクラ」の苗がまだありません。

実は私もK子さんも「三春」にはすでに行っているので、今回で「三大ザクラ」すべてを見たことになるのです。
さてさて「三春の滝ザクラの苗」はどこで手に入れましょう・・・

「三春の滝ザクラ」

こちらは5年前のH17年4月24日に、主人と見に行った満開の「三春の滝ザクラ」です。
丁度ブログを始めて10日目くらいに行ったのを覚えています。

という事は私のブログ生活も満5周年が過ぎ、6年目に入ったということです。

画像容量の意味を勘違いして、2年目に最初の三ヶ月分を消してしまいました
ですからこの「三春の滝ザクラ」の画像はここには残っていません。

これを機会に改めてUPさせていただきます。

「三春の滝ザクラ」は紅枝垂桜で、樹齢約1000年・・・
この日青空を背景に、綺麗なピンク色のお花が満開でした。
この年の(2005年1月)の大雪で頂部が折れたと聞きましたが、
杖に支えられているものの、畑の中で花を咲かせている姿はとても優雅で風格がありました。

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三春の滝桜
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子孫は三春の町や近くの中田町で立派に育っていました。
小さな画像にマウスオンしてご覧下さい
三枚目の画像の「中田の地蔵桜」は、「滝ザクラの娘」と言われているようです。

この時は、更に足を伸ばして「二本松城址公園」の桜を見てから会津若松に向かい、
東山温泉で一泊し、翌日「鶴ヶ城の桜」を堪能しました。
そちらの画像も合わせてご覧下さい。
天守閣から見えた山々は「安達太良連山」でしょうか?
それとも「吾妻連峰」?
5年前の事で忘れています。

「花と緑を追いかけて」という題名を意識しているために、旅行記や花めぐりを中心に綴っていますが
そこに私の日常の呟きが入り混じり、長くて読みづらいブログとなっております
丁度5年が過ぎましたが反省しきりですヮ。

この辺で、写真中心のアルバム的なブログと、日記的な呟きのブログに分けたいところですが・・・
写真も「芸術性」には程遠く、文章もズラズラ並べるだけで自信がなく・・・
その上、最近の私は落着かない日々を過ごしていて、一つのブログも満足に更新できない状態

構想は色々ありますが、これからも手探りで何とか続けて行きたいと思っておりますので
六年目もどうぞ宜しくお願い致します。

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日本三大桜見物(1)・「根尾谷の薄墨ザクラ」

2010年04月13日 | 花シリーズ

「春に3日の晴れ間無し」とは昔から言われますが、日替わりでお天気が変り、
気温も初夏の暖かさになったり冬に舞い戻ったりの乱高下の日々が続いています。

そんな中、4月10日の土曜日にご近所仲間の面々と車で、
日本三大桜の一つ「岐阜・根尾谷の薄墨サクラ」を見に行ってきました。
当日はお天気にも恵まれ、丁度満開となった「薄墨サクラ」を楽しむことができました。


このサクラは、最盛期を過ぎる頃から、やや淡い墨色を帯びるという・・・
淡墨桜の名はそれに由来するものですが、この日は丁度満開になったばかりで
「ソメイヨシノ」よりも小ぶりで控え目なピンク色
楚々とした美しさの中、シベの部分のほんのりとした紅色がとても色っぽさを感じさせるサクラです。

13日現在まだ「満開」という情報ですので、今週はまさに薄墨色の桜が見られるかもしれません。
ライブカメラと詳しい情報はこちらです。


逆光で撮ってみました
宇野千代さんもこのサクラをモデルにした「薄墨の桜」という小説を書いているそうです。
華やかさはないものの、何となく内に秘めたる情念がチラチラとにじみ出ているサクラですね。

<往復900kmの日帰り弾丸ドライブ>
去年の4月4日にご近所仲間3夫婦6人で、三大桜の一つ山梨の「山高神代サクラ」を見に行きました。
その折
「今は皆元気で遠出のサクラ見物も出来るけど、歳をとって行けなくなったら我が家近くでお花見が出来るように」
と「神代サクラ」の子孫の苗を買い、近所の公園に植えました
その時に「次回は岐阜の薄墨ザクラ」と決めたのです。

皆の都合が唯一合った4月10日(土)、早朝2時半に我が住宅地を出発しました。
(我が家の夫だけが「雨続きで仕事が終わらない」との理由でキャンセルしましたが)
今年もW家の7人乗りのワゴン車を出してもらって行きました

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東名高速道路を吹っ飛ばし、およそ3時間半で名古屋です。
途中トイレ休憩1回と朝食タイムを1回取り、ナビの指示どおり「北陸東海自動車道・各務原インター」で降りました。
通常7500円の高速道路代が1250円
この土日割引も6月にはなくなり上限2000円になるそうな・・・?

岐阜市を通り抜け本巣市に入り、更に山あいの道を進むと綺麗な山が見えてきました
「能郷白山」(1617m)のようです。マウスオンでご覧下さい 

ところがこの山が見え出した辺りから渋滞が始まったのです。
「薄墨公園まで6km」という看板が見えていました。


渋滞の中の6kmを50分かけてノロノロ進み、朝の9時15分にようやく駐車場に車を停めました。
「薄墨サクラ」のある所まで、お土産屋サンがズラリと並んでいて・・・
帰りに「薄墨ザクラ」の苗を買うことにします。


流石にお天気に恵まれた土曜日、人出はご覧の通りの凄まじさでした。
薄墨サクラは全体的にお花が小粒で色が薄い感じがします。


樹齢1500年の「薄墨ザクラ」の詳しいことはこちらの表示板に書いてありました。
ここには「和名・ウバヒガン」と書かれていますが、エドヒガン系の桜のようです。

幼時この地で育った継体天皇(在位507~31)が皇位を継ぐために上洛される際、「形見としてお手植えされた」
という伝承があるようですね。

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山高神代サクラと同じ様に、たくさんの杖に守られた国の天然記念物の「薄墨サクラ」の周りを一回りしてみました。
マウスオン・クリックで、横からの姿、後からの姿の三枚の画像をご覧下さい


1500年もの長い間を生き抜いてきたサクラの幹です。

戦後まもなく枯れそうになったことがあり、死を見守る以外に術はないと思われました。
その時、岐阜の歯科医前田利行氏が若い個体の根を238本も根接ぎする大手術を施し、
奇跡的に樹勢を回復することができたとか・・・
彼は樹木医の先駆者であったそうです。

こうして仙人のようなサクラの古木は、地元の人々に支えられ今でも見事なお花を咲かせているのですね。



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箱根「山のホテル」・ツツジ&シャクナゲフェアー

2009年05月18日 | 花シリーズ

先週の日曜日に、主人が突然「箱根の山のホテルのツツジが咲きだしたとテレビで中継していたから、都合のいい日に見に行こう」と言い出しました。

サラリーマン時代に懇意にしていた取引先の社長さんのお宅にお線香をあげに行ったら、仏壇に主人が写したその社長の写真が飾られていたそうです。
「亡くなる1年前に、山のホテルのツツジを見せに連れて行ったんだ。社長はあまりの美しさに驚いて、そして嬉しそうに笑ってね。その時僕が撮った写真がお葬式の時の遺影にも使われたんだけど。あの写真の笑顔を見たら、山のホテルのツツジの中で人の好かったH社長を偲びたくなった」と・・・

先に奥様を亡くされたその社長さんは、我が家の近くで、息子さん一家と暮らしていました。
造園士として脱サラした主人の顧客第一号で、83歳の昨年の春に奥様の元に召されたのです。


二人の都合の付いた5月14日の木曜日に、ドライブがてら箱根芦の湖畔にある「小田急・山のホテル」の庭園に行ってきました。

岩崎男爵の別荘地跡に建つ、お城のようなホテルは去年60周年を迎えたそうです。
45000坪の庭園には岩崎男爵が植えたツツジやシャクナゲがそのまま残っていて、毎年5月の中旬頃になると、ヒノデツツジやクルメツツジなど30種3000株のツツジと、その開花を追いかけるように咲きだす300株のシャクナゲが競って咲き出します。


箱根は我が家からも近いので、ここのツツジは何度も見に来ていますが・・・
私が主人と初めて来た時は、まだ元気だった両親も一緒だったような気がします。
色鮮やかなツツジの前で、70歳前後の若い父と母と一緒に笑っている40代の私の写真がありました

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マウスオン・クリックで三枚の画像をご覧下さい
この「ツツジ&シャクナゲフェアー」に来ると、必ずホテルの中のラウンジでコーヒーを戴きます。
ここから見るお庭と富士山の眺めが最高なのです

この日は残念ながら富士山は雲の中・・・
3年前に来た時はツツジが終わりに近かったのですが、真っ白な富士山が見えました。
興味のある方はこちらでご覧下さい。


前回はこのデッキでコーヒーを飲みながらツツジと富士山を楽しみましたが、先日の14日は風が冷たくて室内に入りました。
「ツツジ&シャクナゲフェアー」の時期の庭園入場は有料で800円。
ここからの風景は別途お茶やスイーツを戴かないと写真は撮れません。


ツツジの奥には「シャクナゲ」の咲く斜面があります。
まだ少し早いかなぁ~とも思いましたが、歩いて行ってみると結構咲いていましたね
寒暖の差が激しい今年の春は、花々も咲き時が狂いだしているようでした。

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あけぼの色に茜色、真っ赤な朱色や緋色もありますね。
nan_nonさんのソースをお借りして並べましたので、スライドショーでご覧下さい

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最近は白いシャクナゲが目につくようになりました。
マウスオンでご覧下さい


陽が照りだして青空が広がってきました。
その内「富士山」も姿を見せるかも・・・
「富士五湖のどこかにシバザクラで有名な所があるらしいから、行ってみよう!」
私はどなたかのブログで見た風景を思い出しました。

「河口湖あたりで聞けば分るだろう」と主人もその気になったようです。
何しろ私たちは「山のホテルの駐車場が混むに違いない!」と、家を朝の8時前に出てきたので、まだまだ十分に時間があったのです。


シャクナゲの小道の前に、「山野草」を売るコーナーがあり、そこで主人はオレンジ色のシャクナゲと八重のカラマツソウを買っていました。
私はその横の白い藤棚を見上げて、箱根の標高の高さを感じ入っていました。

以前来た時にはなかった「バラ園」が整備されていて、たくさんのバラが植えてある洋風庭園が出来ていました。
まだ蕾みですが、ツツジの後はバラが楽しめる「山のホテル」のようでした。

尚、この小田急山のホテル「ツツジ&シャクナゲフェアー」の最新の開花情報はこちらを参考になさってください。


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