花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

紅葉の奥日光・「丸沼」と「湯の湖」

2010年11月04日 | ドライブ

11月に入って爽やかな「秋晴れ」が続いています
我が家からも富士山がクッキリと見えました。

こちらは11月2日、朝7時半の富士山、雪の帽子が北側に垂れ下がるように見えていますね。


こちらは同じ日の朝10時半の富士山です。雲が少し沸いてきました。
この日は午後から曇り富士山は姿を隠しましたが、湿度が低くかったせいか?
夕方再びシルエットの富士山が見えていました。

昨日の文化の日は、晴天に恵まれましたが、何故か?
富士山は終始姿を見せませんでした。

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そしてこちらが今日4日の朝10時、我が家の2Fのベランダから見た富士山です。
天気予報は晴れマークですが、手前には黒い雲が・・・

我が家上空も北東の東京方面も雲に覆われていました

マウスオンでご覧下さい
300mmのズームレンズで見てみると、富士山も箱根連山も明るく輝いていますから
きっと午後からは晴れるでしょう・・・


案の定、午後から晴れて、夕方5時過ぎにはご覧のような富士山が見えましたよ
変りやすい秋の空の移り変わりを、私の部屋から垣間見させてもらいました。

            

さて、私たちは「奥利根ゆけむり街道・モミジライン」「照葉峡」から尾瀬・戸倉までの
素晴らしい紅葉を満喫し、片品村に出て、国道120号線(通称・日本のロマンチック街道)に入り
日光の金精峠に向いました

奥日光「丸沼」

お天気が良ければ、丸沼高原からロープウェーに乗り「日光白根山」に登りたかったのですが・・・
この日もガスがかかり「日光白根山」の姿は見えず、時間も11時近くなっていたので諦めました

そして行ったのが「丸沼」湖畔です。


標高1428mに位置する「丸沼」は日光白根山が大噴火した時、
流れ出た溶岩によってできたせき止め湖です。

秋にはブナや白樺の紅葉が美しいところですが、そろそろ紅葉も終わりでした


枯葉の絨毯の上を歩き、白樺やダケカンバの森を抜けて湖畔を半周し、
「大尻沼」まで2時間で行く散策路があります。

<>

晩秋の湖畔は寒いくらいです。少し歩いて引き返しました。
そんな中を釣り人が沼の中で釣り糸を垂れています。
マウスオンでご覧下さい

手足も冷えたので、車のエアコンのヒーターを入れて「金精峠」に向いました。


「金精峠」の手前の、標高1731mの所に「菅沼」があります。
この辺りはもう紅葉も終っていましたので、そのまま車を止めずに進みましたが・・・
ここには印象深い思い出があるのです。

今から14~15年くらい前の夏、夏山登山に北アルプスの「黒部五郎~三俣蓮華~双六岳」縦走を決め
山仲間のKさんと足馴らし登山にこの「日光白根山」を登りました。

浅草出発の夜行電車に乗り、早朝「東武・鬼怒川駅」から湯元温泉までバスで入りました。
そして5時間半かけて、標高差1100mの「日光白根山」頂上に立ったのです。

その頃の「日光白根山」登山のメーンルートは標高差800mの「菅沼」からの登山道でした。
でも「菅沼」まではバス便がなかったので、私とKさんは湯元温泉からの古い登山道を頑張りました。

人が殆んど歩いていなくて、出会った登山者は同じ年頃のご夫妻のみ・・・
登山道も全く整備されていなくて、倒木がゴロゴロ、
その中をまたいだりくぐったりしながら登った「前白根山」経由の「日光白根山」は
とてもきつくて苦しい山でした


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今では「丸沼高原」のロープウェーを使えば、標高2000mまで登れてしまうらしい。
画像はロープウエーの山頂駅から見える「日光白根山」の姿だそうです。

関東以北では一番高い標高2578mのこの活火山も、往復4時間半で行ってこられるようになりました。
マウスオンでご覧下さい

私とKさんは「白根山頂上」から再び、
「五色山」経由でバス便のある湯元温泉を目指しましたが、その頃から私の膝が痛み出しました

一緒に歩いた千葉から来たというF夫妻と別れて、急遽私たちは楽なコースの「菅沼」に下る事にしました。
そして「菅沼」の駐車場でタクシーを呼ぶと、「渋滞しているので行けない」という返事

Kさんと2人で呆然としていると、「あら!私の登山靴と同じだわ!」と、私のシリオの登山靴を見て
中高年の女性が声をかけてきました。
尾瀬を歩いてきたご夫婦でした。

カクカクしかじかで帰れないでいると話すと、そのご夫妻は「どうせ帰り道だから」と
親切にも高級乗用車のクラウンで「東武・鬼怒川駅」まで送ってくれました。

忘れられない「日光白根山」の思い出です。

それ以後「何処の山が一番きつかった?」と聞かれると
「断然日光白根山!」と答える私とKさんです。

この10日後に、有峰口から太郎平の小屋まで登り、「黒部五郎岳」から新穂高まで縦走した
3泊4日の北アルプス・ダイヤモンドコースよりも苦しかった!ですね

奥日光「湯の湖」

金精峠の紅葉は終っていましたが、「湯元温泉」に近い「湯の湖」の紅葉が丁度見頃でした。


流石に人気のある「日光の紅葉」は絵になります
平日でしたが人もいっぱいでした。

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マウスオンでご覧下さい

本当はこの「湯の湖」湖畔で昼食をとるつもりでしたが、駐車場がいっぱいで諦めました。
主人は何故か?ホッとしたようです。
日光と言えば、3年前の秋の一歩間違っていたら私の命も危なかった自損事故
思い出が拭い去らないようです。

あの時もこの「湯の湖」湖畔で昼食を食べて、それから事故ったのでした


最近では、新しい思い出を作るよりも、あの山・この温泉と懐かしい思い出をたどる事の方が多くなってきました。
でも、交通事故の思い出はゴメンですね。

この時の紅葉は竜頭の滝くらいまでで、中禅寺湖から下は濃い霧の中でした。
私がイネムリをすると運転する主人も危ないので、ひたすら眠らずに頑張り
東北自動車道では私が食後の運転を交代して、どうにか無事で我が家にたどり着きました。
つかれたぁぁ~

山を登って温泉に浸かり、後はビールを飲んで寝て帰るツァーの方が気楽ですが
思い出としたら今回の旅の方が断然残るのでしょうね。




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紅葉の奥利根ゆけむり街道3・「照葉峡」と「湯の小屋温泉」

2010年10月30日 | ドライブ
今日から11月、カレンダーの残りもわずか2枚となりました。
年とともに、1年の過ぎる速さが増しているような気がします。

10月は残暑のあとに冬のような寒さがやって来て、はた叉台風まで接近し、
太陽が久しく顔を見せない日々が続きました。

紅葉は青空の下で見ればこそ、その鮮やかさがより素晴らしくなるのですが・・・
この11月の「秋日和」に期待したいと思います。

私たちが紅葉狩りを楽しんだ国境の山々も、先週すでに雪を見たそうで
今頃は「奥利根ゆけむり街道」の紅葉も山から里に降りていることでしょう。

10月22日・「照葉峡」

さて、私たちは谷川岳の風景を楽しみ宝川温泉で汗を流した後「湯の小屋温泉・洞元荘」に一泊しました。
そして翌日は雲が多いながらも、待望の朝日が輝きました

朝一番で温泉に入り、宿の周りを散歩しましたが、この辺りの紅葉はまだ少し早めでしょうか・・・
(11月初めの今頃が丁度見頃となっているかもしれませんね)


こちらが秘湯の雰囲気が満載のタヌキのお宿「洞元荘」の正面玄関。
「照葉峡の紅葉は今が丁度見頃ですよ」と宿の方に言われて、朝八時半に出発しました


「湯の小屋温泉」から少しずつ標高が上がって行き、この標識が現れた所から紅葉のトンネルが始まりました


水上から尾瀬入り口の片品に通じる「県道水上・片品線」沿いを流れる「木の根沢」の下流「潜龍の滝」から
上流の「ひぐらしの滝」までが照葉峡(てりはきょう)と呼ばれています。


関東の奥入瀬と云われ、俳人・水原秋桜子は点在する11の滝に名前をつけるほどこの渓谷を愛し、
たびたび吟行に訪れ句を残したそうです。


私たちが行った10月22日はまさにこの「紅葉園地」の辺りが紅葉の最盛期でした


冬期は通行止めとなる狭い県道には、所々駐車スペースが設けられていますが・・・
紅葉の最盛期の土日は渋滞もあると聞いていますので平日のお出かけがお薦めですね。

坤六峠山頂に向かうあいだに広がる秘境の渓谷。
太陽の光がもっと欲しいところですが・・・
まさに織り錦の美しさです。紅葉のトンネルの中を坤六峠へと進みます。


この先は既に紅葉も終わりに近かったのですが「武尊山」を中心とする山々の斜面の紅葉が美しく
まるで日本画を見ているような感動を覚えます。


坤六峠を越え、尾瀬の山々を見ながら進むと「鳩待峠」への分岐に出ます。


ここから「戸倉」までの紅葉が叉素晴らしくて
太陽の光が輝き出した時と、駐車スペースがうまくかみ合った時には車を止めて、
何度も撮影タイムを取りました。


札幌に4年住んで、北海道の雄大な紅葉を見て廻った私たち夫婦・・・
関東近辺の紅葉はさほど期待はしていませんでしたが、この「奥利根ゆけむり紅葉ライン」は、
札幌・定山渓温泉の中山峠からにニセコ方面に抜けるコースに匹敵する程の素晴らしさでした。

それともう一つ紅葉がお薦めのコースがあります。
10年以上前に行った「奥只見湖」(銀山湖)から尾瀬の北側を通り「桧枝岐」に抜ける国道352号線も、
紅葉の規模が大きくて良かったですね

湯の小屋温泉「洞元荘」

さて、今回のドライブで利用した宿もお薦めですので、順序が逆になりましたが改めて紹介したいと思います。

まず温泉の露天風呂が気に入りました
宝川温泉のように規模は大きくありませんが、素朴で落着いて入れます。
マウスオン・クリックで、三つのお風呂をご覧下さい

<
1枚目が女性専用の露天風呂「美人の湯」
私は明け行く空の移り変わりを見上げながら、自然の冷気の中朝一番の6時に浸かりました。

7~8年前の3月に、ご近所仲間の3夫婦で行った時は雪景色の中を女三人で入りましたよ
雪見しながら竹筒入りの「かっぽ酒」も飲んで・・・
九州出身の仲間が大感激していた思い出があります。

あれからこの宿もリニューアルされて、清潔で綺麗なお部屋に生まれ変わりました。

2枚目が女性用の内風呂
3枚目が混浴の「夕立の湯」です。

宿のお姉さんに
「今は誰も入っていないから奥さんバスタオルを巻いてご夫婦で入ってください」と薦められ・・・


「マス酒」(700円)のタライを抱えて夫婦二人で入りました

私はすぐにフラフラになって上がりましたが、
その後主人がコンデジカメラを温泉の中にポチャ~ン

チップは大丈夫でしたが、カメラはうんともすんとも動きません

この宿のお薦めの二つ目は「リーズナブルなお値段」というところですが・・・
コンデジを買い換えたら高いものに付いてしまった~


こちらが夕食のお膳です。
今まであちこちと泊まった経験上、同じ宿でもお値段は
「眺めの良し悪し」「お食事の内容」で違うことを知りました。

今回は前日の夜の9時近くに20%引きの直近割引を利用して、ネットで予約しました。
(川の見える側の12.5畳の部屋・一人11800円)
もっとも1Fだったので殆んど川は見えず、窓の向うは草原だけでしたが、明るいお部屋だったのでヨシとしましょう。

山の中の宿のお食事ですから贅沢は言いませんが、
主人の希望で「マツタケの炭火焼」(1000円)と「マツタケの土瓶蒸し」(800円)を追加しました。

お薦めの三つ目は夕食朝食共に、部屋食でいただけるという所です。
気が楽でお子様連れには嬉しいですね。

野生のタヌキの観察室もあり、ファミリー向きの宿と言っても良いのかもしれません。


頼んだお酒は今回のドライブ旅行に相応しい清酒「谷川岳」
日本酒に弱い私は、食後すぐに良い気持ちとなってバタンキューでした

この宿を初めて知ったのは、10年以上前のこと・・・
新潟の中学時代の仲間と4人で、上越新幹線の上毛高原駅で落ち合い、
レンタカーを借りて秋の水上高原を満喫した時です。

50代前半のアダルトな我々に相応しく、宿は水上高原プリンスホテルでしたが、
温泉はやはり情緒豊かな所が良いと、ここまで入りに来ましたね。

今私の手元には、川の眺めが素晴らしい大自然の中の「仁王の湯」
仲良く浸かっている4人の熟女の笑顔が並んだ写真がありますわ。

尚、この「湯の小屋温泉・洞元荘」の詳しい事はこちらをご覧下さい。


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紅葉の奥利根ゆけむり街道2・「一ノ倉沢」と「宝川温泉」

2010年10月26日 | ドライブ
谷川ロープウェー駅の先の、ブナやカエデに囲まれた狭い舗装道路を車で行くと、
突然現れる「一ノ倉沢」のスケールの大きさに驚かされます。


「うわぁ~凄い迫力
この「一ノ倉沢」を見上げるたびに必ず出る歓声です。

大岩壁は稜線までの標高差が約1000mあり、見る者を圧倒するように迫ってきます。

この日はガスがかかり上の方が見えませんでしたが、
それでも思わず「わぁ~!凄い!」と叫んでしまいました。


「日本百名山」の作者・深田久弥はこう記しています。

”こんな手近に、こんな見事な岩壁がある以上、
岩登りが好きな連中がここに集まるのも無理はない。
そして「谷川岳」の遭難の大半はこの岩壁であった。”
と・・・

ここがまさに「魔の山」と言われる所以なのですね。


この日は高校生の団体がにぎやかなので、遠くからの撮影でガマンしました。

私たちは4年前の11月2日、今回と同じ様に「谷川岳」登山をガスで断念し、この「一の倉沢」に来ています。

あの時は最後の紅葉が楽しめて、その紅葉越しに「一ノ倉沢」の写真を撮りましたが、
やはり上部にガスがかかっていました。

太平洋側と日本海側との間に立ちふさがっている国境の山は、
異質の風がぶつかり合うため、、お天気が中々安定しないのでしょうね。



今年の10月21日の「一ノ倉沢」の紅葉はこの程度でした。

太陽が照っていればもっと鮮やかに見えたでしょうにと、ちょっと残念です。


新潟県と群馬県の県境にある「清水峠」は、古くから交易の要衝でした。
明治中期に開通した「清水峠越え新道」と呼ばれた旧国道の群馬県側は、
今ではマチガ沢や一ノ倉沢、幽ノ沢など、谷川岳東面の大岩壁を間近に見ながらトラパースしていく
散策路になっています。

シーズン中の土日は交通規制があって車は入れませんが、平日は一ノ倉沢の駐車場まで車で行けるのです。


「谷川ロープウェー・土合口駅」から一ノ倉沢まで歩くと丁度1時間です。
ここから更に未舗装の林道をたどれば、20分で明るく開けた「幽ノ沢」に出ます。
その先の分岐から湯檜曽川沿いの新道で土合まで戻る歩いて3時間のハイキングが楽しめます。

「谷川岳」に登らなければ、ここをハイキングするのも良いかなぁ~と思っていましたが
(実際に歩いているグループが何組か見られ、ツァーらしき団体もいましたね)
「車が通る道を歩くのは好みでない!」という主人の返事もあり、
車で行った私たちです


「一の倉沢」も晴れていればこのように見えるのですが・・・
雨もパラついて来たので、来た道を戻りました。

今回は紅葉にも早かったので、車の中からこの旧道の写真は撮りませんでしたが、
4年前に行った時の画像がありますので載せたいと思いますます


2006年の11月2日、紅葉がそろそろ終りの頃でしたが、今年は一週間遅れていると聞きました。
文化の日頃には丁度良い紅葉の中を歩けるかもしれませんね。

「宝川温泉」
さて・・・
山を歩かなかった私たちは、このまま予約している宿に行くのは早すぎるので
日本一の露天風呂で有名な「宝川温泉」で汗を流していく事にしました


宝川沿いに4つの大露天風呂が楽しめる野生的な「宝川温泉・汪泉閣」の日帰り入浴料は一人1500円

紅葉の季節の休日は駐車場に入るだけでも行列が出来ると聞いていますが
この日は小雨模様のウィークデーでしたので、すぐに車は停められました。

中は撮影禁止ですから詳しい画像と情報はこちらの「宝川温泉・汪泉閣」のオフィシャルサイトをご覧下さい。

とにかく露天風呂の規模の大きさには圧倒されます


こちらが今年の10月25日の「宝川温泉」の紅葉の様子です。(画像はネットよりお借りしました)
まだ少し早いようですね。

25年前のお正月に、新潟の中学時代の友人から突然がかかってきました。
「今年は宝川温泉で集まりましょう。紅葉が見頃の10月25日に予約を入れたから」と・・・
「宿泊費は一人35000円」と・・・

あの頃の日本は高度成長期で、右肩上がりのインフレ状態。
ひたすらバブルに向っている時代でどこも商売は強気、温泉の予約を入れるのも一苦労でした

その後ご近所仲間の三夫婦で日帰り温泉巡りをし、雪の中を箕の笠かぶって浸かった事もありました
夫たちが出た後、女三人でバスタオルを巻いて「団子三姉妹」(その頃流行っていた歌)のようにくっついて
川沿いの混浴の「摩訶の湯」にトライ・・・
忘れられない思い出です。


同じくこの10月25日の「宝川温泉」の様子です(こちらもネットよりお借りしました)

今回私たちが行った時、女性専用の「摩那の湯」が一時まで清掃中ということで
「子宝の湯」が女性専用になっていました。
でも1時までは残り15分しかなくて、誰もいないのです。

「30分延長するからゆっくり入って下さい」と係りのおじさんに言われて入りましたが、
橋の向こう側の入り口で、短いタオルを前にあてただけの外人男性二人がウロウロ
落着いて入ってはいられませんでした

その後ようやく本来の女性専用の「摩那の湯」が解放されて、ユックリ温泉に浸かることができましたが・・・

主人は「どこもバスタオルを巻いて入ってくる女性が多くて落着かない!」
「男性専用がないのは逆差別だ!」と言い出してさっさと上がってしまいました。
それって意識のしすぎじゃないの~

後姿がスッポンポンの男性がウロウロしていて、うぶな女性は目のやり場に困りますが
最近の混浴では大判タオルを巻いて入れる女性の方が堂々としているようですね。

主人には1500円分の温泉を堪能してもらいたかったです。 


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紅葉の奥利根ゆけむり街道1・「谷川天神峠」

2010年10月23日 | ドライブ
今日の土曜日、久しぶりに青空が広がりました
この週末、紅葉狩りにお出かけの方は絶好の行楽日和に恵まれそうですね。

我家は一足早く行って来ましたが、嗚呼!この太陽がもう二日早く照ってくれていれば!、と悔しい思いです。
今日は洗濯物の山を片付けましたよ。

でもノンビリマッタリと温泉三昧・紅葉三昧を楽しんできましたから、ヨシとしましょう。


いつものように主人が突然「21日・22日と仕事が空いたから紅葉を見に行こう」と言い出しました。
でもお天気が悪そうなので「温泉三昧だわね」と・・・

私が選んだ先は温泉も紅葉も両方タップリと楽しめる「奥利根ゆけむり街道」です。

トップの画像は紅葉で有名な「照葉峡」
まさに見頃の紅葉が楽しめましたよ


今回は照葉峡の手前の「湯の小屋温泉」に宿を取りました。

関越自動車道の水上インターから「谷川ロープウェー」駅を目ざし、それから「一の倉沢」を見て
県道「水上片品線」から宝川温泉、湯の小屋温泉へと続く「ゆけむり街道」を走りました


翌日は「照葉峡」から尾瀬の戸倉を通って片品に出て、国道120号線(ロマンチック街道)を行き
日光の金精峠を抜け、イロハ坂を下って東北自動車道で帰ってきました。

尾瀬の鳩待峠や日光の金精峠の紅葉は終わりに近く
日光の「湯の湖」から「竜頭の滝」あたりが見頃でした。

今年は例年より1週間ほど紅葉が遅れているようで、
日光イロハ坂や、水上の上毛高原などはこれからが見頃ですよ~
文化の日頃まで楽しめそうですね。


10月21日・「谷川天神峠」へ
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朝5時過ぎに出発、最初に目ざした「谷川岳・ロープウェー駅」に到着したのは8時半過ぎでした。
まだ周りはほとんど紅葉していません。

係りの人に聞いたら「天神平周辺はもう紅葉していますよ」とのことです。
マウスオンでご覧下さい

ロープウェーが上がるにつれて、木々の色が鮮やかに染まり出しています。
まさに錦絵のような美しさでした

家を出たときは雨でしたが、群馬県に入った頃は曇り空となり
途中車の中から「榛名山」「赤城連山」「荒船山」も見えていたので、もしかしたら・・・
という期待もあり、登山姿に着替えてロープウェーに乗った私たちです。


「谷川・天神平」駅からは、残念ながら目の前の「武尊山」「守門岳」も見えませんでしたが、
周辺の紅葉が見事でした。


ここから更にリフトが運行されていて、上の「天神峠」までは歩かなくても簡単に登れます。

山ガールが2人、買ったばかりの杖の調子が悪いと声をかけてきました。
親切なオジさん(主人の事)が見てあげましたが直りません。
2人は諦めて、「谷川岳」の頂上目指して登山道を登り始めました。

「谷川岳の上は草原歩きだけど、下は樹林帯が続いているから紅葉のトンネルが楽しめるはず」
と思い出し、我々も後に続きました。

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ミニスカートにキュロット姿のお二人、山のスタイルも変りましたね。
マウスオン・クリックでオジさん、オバさんの姿と比較してください

オジさんは15年前のカナディアンロッキー登山の時と同じ、チェックのシャツを着ていて・・・
そしてそのカナダのレイクルィーズのホテルで買ったフリースを着ています。
いつも被っているカンガルーハットがちょっと、他の登山者と違う所ですがね。

オバさんは、チェックのシャツはやめにして、最近はもっぱら山用のポロシャツですが
膝を頑丈に保護するタイツは買ったものの、ミニスカートをはく勇気がないですね~


登るにつれて様々な色合いに出会えます。


霧が流れて幻想的な風景も見られました。

綺麗な紅葉もこの辺りが限界のようで、枯れ葉が目だち始めています。
霧雨も落ちてきたので引き返すことも考えましたが、濡れた木道歩きは登りの方が楽なのです。
その内にやむでしょう・・・


山を歩きながら、いつも日本の自然の美しさに感激しています。


分岐に出ました。
ここから右に3.5KM、およそ2時間の登りで頂上です。

晴れていれば「谷川岳」(1963M)に登ろう、と思っていましたが、
雨は収まったものの、このガスでは登っても何も見えません。

主人も仕事の忙しい時期ですから、無理をして怪我されても困りますのでやめにします。

左の「天神峠」方面に進みました。


やがて木々がなくなって見晴らしが良くなり、振り返ると「谷川岳」が時々見えていました。

「魔の山」と言われる「谷川岳」ですが、ロープウェーを使って「天神平」からの「天神コース」を行けば
標高差500M、往復4時間で登れるわりと簡単な百名山です。

私は中学時代に父と一緒に、父の会社のハイキング部の方々に連れられて登った覚えがあります。


そして40代の後半で友人と登った時は、お花の綺麗な初夏だったので好印象の山の一つになりました

トマの耳とオキの耳の2つの頂を持つ双耳峰の山ですが、
この釣り尾根に高山植物がたくさん咲いていましたね。

でもそこから「マチガ沢」を覗き込んだ時、流石に「魔の山」の一端を見たようで足がすくみましたが・・・


雲が流れて、奥のオキの耳も見えてきたような・・・?


正面にリフトの天神峠駅が見えてきました。

ここから谷川岳の頂上を目指す三組の方々とすれ違いました。
「もう登ってきたのですか?」とビックリされましたが
「いえいえ下の天神平から紅葉の中をノンビリ写真を撮りながら、上がって来ただけですよ」と・・・

僅か30~40分の歩きだけでも十分満足した私たちでした。



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つかの間のグルメと温泉三昧

2010年08月03日 | ドライブ
毎年、夏と冬に息子一家とお嫁ちゃんの両親と皆で一泊旅行を楽しんでいました。
その時の模様はこのブログでも何度か取り上げましたが・・・

去年の夏は息子が我が家近くに家を新築し、八月下旬が引越しで旅行どころではありませんでした。

そして今年の冬は息子一家は家族でグァム旅行、私はエジプト行きで忙しくて・・・
元旦に皆で息子宅に集まっただけでした。

今年の夏は久しぶりに孫の海水浴方々伊豆のホテルに集合との話しが二ヶ月前に決まり、
7月30日のその日を、我々も楽しみにしていました。

私たち夫婦は前日から休み、7月29日は箱根に宿を取っていたのです。

箱根・仙石原「CAFE & RESTAURANT LYS(リス)。

晴天の暑い日々が2週間以上も続いていたのに、この日はナント朝から雨模様でした
箱根は我が家から近くて1時間半で行けますから、午前中に母を見舞ってから、ノンビリと出発しました

お天気が悪ければ、旅のお楽しみはグルメと温泉しかありません。
最初に目ざしたのが仙石原の「箱根ラリック美術館」内にある「CAFE & RESTAURANT LYS(リス)」
LYSとはフランス語で「ユリ」のことだそうです。

そういえば、この時期の箱根はアチコチに白い「ヤマユリ」が咲いていました


美術館のまん前の第一駐車場に車を入れました。ここは有料です。
少し離れた第二駐車場ならレストラン利用者は無料のようですが、大粒の雨が降っていたので300円支払いました。

入り口で「美術館に行くのか?レストランに行くのか?」と聞かれます。
この4月から無料でレストランに直行できるようになったそうです


店内は箱根に相応しく、アダルトな雰囲気で落着いていました。
外の緑のシャワーが、庭に面した三方のガラス張りの窓から眩しいばかりに注がれます


メニューはお肉コースとお魚コースの他に、サンドイッチやランチプレートもあります。
私たちはお魚とお肉の両方が少しづつ乗っているプレート料理(1900円)を頼みました。

地元湘南の朝採れ新鮮野菜のサラダに、天然酵母(じゃがいも)で作った自家製パン。
これが柔らかくてモッチリしていてとても美味しかったです

添えられていた自家製のバターにはハーブが入っていて、爽やかな香りも楽しめました。


この日はシャケのフライにチキンの燻製が盛られていました

またドリンクはホットコーヒーかアイスブレンドティーの2種類から選び、お代わり自由。
いちいちお願いしなくても、カップが空になると必ず注ぎにきてくれました

従業員の皆さんのきびきびした動きも申し分なかったですね

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マウスオンでご覧下さい
店内は約100席。テラス席で約20席、思った以上に広いレストランです。

この日は本格的な雨でテラス席は開放されていませんでしたが、普段は人気のテラス席の方からうまるそうです。
次回は是非お天気の好い日に訪ねたいレストランでした。

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マウスオンでご覧下さい

反対側の窓の向うには何故か?「オリエント急行」の車輌が見えています
本物だそうで、こちらは喫茶のみの営業だとか・・・

雨はますますひどくなり、希望していた「ガラスの森美術館」行きを諦めました。

ここの「ラリック美術館」はアール・ヌーヴォー様式を極めた宝飾作家の「ルネ・ラリック」の宝飾作品を、
日本最多数の規模で常設展示しています。

※このルネ・ラリックが「オリエント急行」の車体の窓を設計した関係で、ここにこうして車体があるそうです。

主人は宝飾品見学よりも断然「温泉」が希望です。

日帰り温泉「南甫園」

レストランで近くの温泉「せりざわ荘」を紹介してもらい行きましたが、この日(木)は生憎定休日・・・

しかたなく3~4年前の古い「るるぶ」を参考に行った所が「南甫園」(入浴料・1000円)
大涌谷から直接ひいている白濁の露天風呂が魅力でしたが、施設が古いのが難点でしたね。

これだけの立派な日本庭園があるのに、整備されていないのが何とも勿体無い
主人は「思わず自分で草を刈りたくなった」と・・・
でも涼しい雨の中の温泉は気持ちが良かったです

「宿」の夕食
この日の箱根の宿はいつもの会員制ホテル、ナント、我々だけの貸しきり状態でした。
露天風呂はないけど温泉と料理が自慢の宿です。

もう一度夕食前に宿のに入り、冷酒を飲みながらのお料理に舌鼓を打ちました。
満足満足

前菜とお造りと冷たい茶碗蒸しキンメと野菜の煮物&陶板焼きのステーキ
天ぷら鯵の南蛮あげサラダと冬瓜の葛煮

食事の後はカラオケルームを貸切、夫婦二人で声を張り上げて、日頃の憂さを晴らしました。

翌日は朝からカミナリがとどろく生憎のお天気です

せっかくの「箱根&伊豆」ドライブ旅行が雨とは、ナント運が悪いこと・・・
でも考えようによっては「ユックリ休め」という神様の思し召しと思うことにしました。

朝風呂から出てきたら弟からメールが届きました

「昨夜から母の血圧が低下して、この2日間が峠」との連絡が主治医から入ったとの事

私は全員集合のこの日の「伊豆・伊東温泉行き」を諦めて戻ることにしました

「今ば~ちゃんの病院に行って見舞ったけど、俺の事も分ったようで案外元気だった」
とのTELが息子からありました。

息子一家は我が家とは逆に、伊豆の次の日に箱根泊りを予定していたようで、
私が母の急変を告げ、伊豆のキャンセルを頼んだ時はまだ出発前で家にいたのです。

「それならお父さんだけでも連れて行って」と
途中で息子一家と落ち合い、主人は息子の車に同乗し孫達と一緒に伊豆へ向いました。

携帯電話が普及した今の世の中は、本当に便利ですね。

私は病院に駆けつけましたが、思いのほか母は元気でホッとしました。
これからもこのような騒ぎが何度か繰り返されるのでしょうね

その後毎日私は昼食時、弟夫婦が夕食時に病院に通い、必至で母の食事の面倒を見ています。
完食できて喜んだのもつかの間、今度は吐いたり熱を出したりと
母は一進一退を繰り返し、私はその度に一喜一憂しております。



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レンゲツツジ咲く「五味池破風高原」

2009年06月28日 | ドライブ
梅雨の晴れ間を利用して、甲斐&信濃&越後の国々を二泊三日で駆け巡ってきました。
私の第一の目的は「レンゲツツジ咲く甘利山&千頭星山」登山でしたが・・・
「定額給付金も入ったことだし、温泉でノンビリしたいなぁ~」
「念願の別所温泉の北向き観音もお参りしなくては」
「日本海の蟹も食べたいし・・・」
主人の希望が次々と加わり、走行距離1000kmを越えるドライブ旅行となりました。


こちらの画像は長野県須坂市から東に20km入った山奥、群馬県との県境にある「五味池破風高原」(ごみいけはふう高原)に咲き乱れているレンゲツツジ
昨日、旅の最後の日(6月27日)に見て感激した風景です。

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日当りのよい草原に多く自生する鮮やかな朱色の「レンゲツツジ」を、マウスオンでご覧下さい

一日目の「甘利山&千頭星山」登山は足慣らしには丁度良く、富士山を見ながら気持ちよく歩けましたが・・・
残念ながら「レンゲツツジ」は花の盛りが終わっていて、まるでわが身を見るような切なさを感じました

ならば一度見に行ったことはあるけど「湯の丸山のレンゲツツジでリベンジかしらね~」と食事をしながら話していたら、顔なじみのホテルの支配人さんが「湯の丸高原のレンゲツツジは60万本だけど、須坂の奥の五味池破風高原は100万本で、長野県最大の群落ですよ」と勧めてくれました。
「五味池破風高原」(ごみいけはふうこうげん)、初めて聞く地名です。


宿泊地の軽井沢から、上信越自動車道に入り須坂長野東インターで降りました。
「臥竜公園」を通り過ぎ南原町東から「県道五味池高原線」に入り、狭いつづら折の急坂を17km行くのですが、大型車は通行禁止・・・
普通車でもすれ違う時はドキドキものです

急カーブが80ヶ所以上ある、手に汗握るスリル満点の道を30分以上かけて車で登ると、やがて視界が開けて駐車場が現れます。
この日は土曜日、「ツツジ祭り」が開催されていました。
駐車場の人に案内されて、管理棟やトイレの整った上の駐車場まで進みます。
(駐車場は祭りの期間中のみ有料で500円)
そしてこの道路はここで行き止まりです。


ここは群馬県との県境にある標高1,999mの破風岳の西側に広がるなだらかな高原です。
歩きだすとすぐに「大池」が見えていました。
五味池高原とは、このような池が5箇所あるので付けられた名前だそうです。
これらの池を巡るハイキングコースが整っていますが、アクセスが不便で観光バスが入らないため、「秘境」の趣が感じられるコースのようですね。


駐車場から10分、レンゲツツジの中を登ると東屋風の展望台があります。
ここからじっと目を凝らしてみると、案内板に書かれた「妙高・黒姫・北アルプス」の山々がうっすらと肉眼で見えました。
「雪の北アルプスも見えるなんて、空気が澄んだ日は素晴らしい眺めでしょうに・・・」
「レンゲツツジも終わりに近くて、せっかく来たのに残念だなァ~」


「ここから20~30分くらい登った上の破風高原のレンゲツツジが見事だよ。立派なカメラを抱えているならそこまで行かなきゃ駄目だよ」
下ってきたおじさんに言われて、炎天下の登山道を歩き始めました。

白樺とレンゲツツジのコラボレーションが目に鮮やかです。
汗だくになりながら歩いていると、登山道脇の笹がガサガサと音をたてて揺れました。
「きゃ~!熊?」(甘利山で熊を見たばかりだったのです
特別天然記念物の日本カモシカでした。
一瞬の出来事で写真を撮る余裕もありませんでした。残念


やがて砂利道の作業道に出ると、大きな牧場が広がっていて・・・
そしてその横は一面のオレンジ色に染まっていました
この付近一帯は、明治5年以来「乳山牧場」として牛が放牧されているそうです。


「レンゲツツジ」は有毒なので牛は食べないようです。ちゃんと分るのね~
「牧場を造った時、自生していたレンゲツツジを周囲に移植したので大群落が出来たのかも知れないな」と主人がつぶやいていました。

ヤッホー♪青空と緑の牧場とオレンジ色の・・
レンゲツツジに囲まれて♪♪大感激ですね~



足元には小さな可愛いお花があちこちに見られて、踏まないように歩くのに苦労しました。
※山小屋さんのご指摘に寄り、こちらは「コケモモ」ではなく「イワハゼ(あかもの)」と訂正いたします。
 山小屋さん、いつもありがとうございます


こちらの清楚なお花は「ツマトリソウ」でしょうか・・・


行きには遠くに見えていた牛さんたちが、帰路には道路に出ていました。
柵もない出入り自由な牧場です。
「逃げないのかしら?」
「牛だってここが天国のような場所だと知っているさ」


子牛もヤギもいました。
「今日は人の姿が多いなぁ~」と、皆で人間見物にやってきたのでしょうか?
そんな風に感じるくらい、牧歌的な雰囲気に満ち溢れている高原でした。

駐車場から往復1時間半、水とカメラだけ持ってノンビリ見てきた長野県で一番と言われる「100万本のレンゲツツジ」の大群落
「あの道の運転は歳をとったら無理かも、もう二度と来れそうもないなぁ~」と主人がしみじみと呟いていました。

尚、五味池破風高原の詳しい情報はこちらをご覧下さい。

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「富士・芝桜まつり」と富士山

2009年05月21日 | ドライブ
この所、身辺何かと忙しくて中々ブログをアップする時間が持てず、お花はもう終わってしまったかも知れませんが・・・
箱根「山のホテル」のツツジ&シャクナゲフェアーの次ぎに行った「冨士・芝桜まつり」の模様を、遅まきながら紹介したいと思います。


箱根の乙女峠を越えて、御殿場から「東富士五湖道路」を走っていると左手目の前に大きな富士山が見えてきました。
「これなら芝桜越しの富士山が楽しめそう・・・」と心が躍りましたが、どこにその場所があるのかが分りません

河口湖畔のプチホテルのレストランでランチをいただきながら、シバザクラの情報を聞きました。
「このまま国道139号線を本栖湖方面に進んで行くと、本栖湖の先にあります。ナビには本栖湖リゾートと入れてください。たくさんの車が並んでいるし、ピンクの旗が立っているのですぐ分ります」との説明を受けました。


こちらが去年から始まった「富士芝桜まつり」の会場です
植付面積約2.4ha、約70万株の広大な桜色のパノラマが富士山の雄大な景色と共に楽しめます。

車1000台分の広い駐車場があり、澄んだ高原の空気と爽やかな風が気持ちの良い自然公園の中に桜色の世界が広がっていました

一般駐車場から芝桜会場までは・・・歩いて10分、ミツバツツジの小道を行きます。

鳥の声を聞きながら気持ちの良い緑の小道を歩いて行くと、突然ピンクの濃淡のグラデーションが綺麗な広場に出ます。


「秩父に比べると平坦で模様がイマイチ分らないなぁ~」と主人が呟きました。
「ここの魅力は何と言っても富士山とのコラボなのよ」と私・・・

3年前に秩父の「羊山公園」の芝桜の丘に行きましたが、あちらは丘陵地帯にシバザクラが植えられていて立体感があり、秩父夜祭で着る着物の裾と同じデザインだという模様もハッキリと分りました。
今回行った富士はまだ2年目、これからの株の成長と公園の進化に期待しましょう。


今年は去年より開花が一週間早くて、開園を早めたそうです。
私たちが行った5月14日は、薄いピンクが終わりに近くて、赤い「マックダニエル・クッション」が丁度見頃でした。

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園内には「龍神池」があり、畔を歩いていけます。マウスオンでご覧下さい
平日なのにこの人出・・・
土日の混雑が想像できますね。
ここを初めに知ったのはカーラジオから流れる「道路の渋滞情報」だったと思います。


池の水に芝桜の色が映って、華やかさが増して見えました

芝桜は昔から北海道が有名でしたが、本州でもどんどんこのような施設が増えていくでしょう。
お花で人が呼べるのですから、各地の観光協会が力を入れるのも無理ないですね。

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今回見頃だった三種類の芝桜をマウスオン・クリックでご覧下さい。
赤が「マックダニエル・クッション」
ピンクが「オータムローズ」
白が「モンブラン」

尚、この「富士芝桜まつり」は今月いっぱいやっていますが、すでにほとんどが終わったようです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
駐車場代が500円、入園料も大人500円でした。

「紅葉台」

芝桜を見終わった後、私たちはランチをしたホテルの方から「富士山を見るなら紅葉台に行くと良いですよ。上まで車で登れます」と勧められたのを思い出し、行って見ました。

ハイキングコースのようなデコボコのダートな道を10分ほど登って行くと、古びた休憩所が現れます。
上の展望台(150円)に登ると、目の前に富士山がドォ~ン!と迫っていました。


お店のおばさんから「富士山の他にも西湖や本栖湖が見えます。そして緑のお庭は全部が樹海よ」との説明を受けて、手書きの地図を手渡されました。

展望台からは富士山の裾野の優美さと、黒く見える樹海の広さに目を奪われます


富士山の反対側に「西湖」が見えていました。
この紅葉台は東海自然歩道の一部で、ここから三湖台越えて足和田山までのハイキングコースが有名です。

私がまだ短大生だった頃、このブログでも時々登場する友人のtaeさんが知り合いの学生2人を連れてきて、このコースを私の仲間と一緒に6人で歩いた覚えがあります。
昔の学生は「合ハイ」を楽しんだものですよ
今では「合コン」と称しての飲み会ですが、昔は青空の下での合同ハイキングですから、とても健康的でしたね。


西の本栖湖方面は太陽の光に反射して良く見えませんでしたが、山の奥に「南アルプス」を見つけました
一番右側が富士山の次ぎに高い「北岳」でしょうか?
その繋がりが「白峰三山」?
辛うじて見えていますね。


再び「富士五湖道路」を通り、御殿場から「東名高速道路」で帰りましたが、夕方の富士山は雲が消えていっそう綺麗に輝いていました。
テブレ防止機能のついたコンデジで、走る車内から撮った写真ですが、崇高な富士山が微笑んで見送ってくれるようでした。

                                    

新型インフルエンザ患者がとうとう関東地方にも現れましたね。
アメリカ帰りの方々と、大阪京都を旅行した男性・・・

私の仕事場にも上からのお達しで、「海外はもちろんの事、関西方面の出張や旅行は自粛、職場ではマスクの着用」との回覧が廻ってきました。
でも、マスクは品切れ状態でどこのお店にも売っていな~い
二昔前のトイレットペーパー騒ぎが思い出されました。

それに出張や旅行の禁止では、日本の経済が停滞してしまうに違いありません。
運輸会社や旅行会社の方々の青くなっている顔が目に浮かびます。

各自が人に移さないように気をつけることは必要ですが、国民全員が大騒ぎして、お上の言う事に右習いして大丈夫なのでしょうか?
患者の出た高校には誹謗中傷の電話やメールが届いていると聞きます。
まるで非国民扱いで、恐ろしさを感じてしまいます。

そんなことを考えながら、今週はのど飴をなめ、咳ばらいをするのも遠慮して、マスク姿で仕事に励んでいる私です。


                               




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新緑の奥多摩・「御岳渓谷」

2009年05月02日 | ドライブ

大都市東京を流れ、最後は神奈川との県境の東京湾に注ぎ込む「多摩川」も、奥多摩ではこのような青色が眩しい清流なんですね
この御岳渓谷では「カヌー」などの川遊びを楽しむ若者の姿がたくさん見られました。

そういえば、40代の頃「日本の川を旅する」という本を読んで、原作者のカヌーイスト野田知佑さんに憧れたことがありますが、今でもまだカヌーでの活動をしていらっしゃるのでしょうか?



「玉堂美術館」を後にした私たち、時計を見るとAM11時半でした。
何しろ朝の7時に家を出てきたのですから・・・
そろそろお腹が空いてきたので、すぐ隣にある「いもうとや」と書かれたちょっと和風のお洒落な造りのお店に入りました。

このお店は、地酒「澤乃井」の小澤酒造直営の料亭「ままごとや」さんの姉妹店らしい・・・
だから「いもうとや」
河合玉堂の複製画や、玉堂夫人の川合とみさんの千代紙コレクションなどを、四季にあわせて展示しています。

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マウスオンでご覧下さい 
大きな窓から新緑の御岳渓谷を眺めながらのランチはスパイスが効いて、これだけでとても贅沢な感じがします

私たちは「いもうとや弁当」と岩清水のコーヒーセットをいただきました。
竹の子ご飯と生湯葉のお刺身、お豆腐田楽などが楽しめました。
ハイキングでは毎度「オムスビ」専門の私ですが、たまにはこんな優雅なひと時も良いものです



「お墓参りのついで」とは言いながら、やはりこの新緑を見ると歩いてみたくなります。
食後、目の前の吊り橋「御岳小橋」を渡りました。



吊り橋の上から上流方面を望んだ風景・・・
「御岳橋」の右手に「御岳駅」があります。


こちらは反対側の下流方面・・・
JR青梅線の「軍畑駅」から、途中「寒山寺」や「櫛かんざし美術館」に寄りながら「御岳美術館」までの川沿いを歩く遊歩道があります。

山は苦手の方でも、新緑が美しいこの季節、心地よい清流のせせらぎの音を聞きながら歩く遊歩道はお勧めです。
詳しい案内はこちらをご覧下さい

河原の茂みの中には春の野の花が見られました。
non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい

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カキドオシ
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相変わらずお花の名前に自信がなく?マークが多くて申し訳ございません
詳しいブログ仲間の皆様!頼りにしておりますのでよろしくお願い致します。

※山小屋さん、教えていただきありがとうございました。



対岸の「御岳渓谷遊歩道」から、「玉堂美術館」方面を見た風景です。
山の上の方が萌黄色に輝いているのが見えていて・・・
「もしかしてあそこが御岳山?」、急に行ってみたくなりました。

主人を促して、ケーブルカーの駅まで行ったのですが、「俺は駐車場で寝ているから、お前一人で上まで行けば」とつれない返事。全くね~

急なドライブで郊外に出かける時の服装も、私はいつもハイキングスタイルで、夫は替え上着を羽織ったゴルフスタイル・・・
「俺は仕事で一日7000歩は動いているから、特に遊びで歩こうとも思わない」というのが口癖です。
「冬から春までは造園の仕事もさして無く、最近はあまり動いていないじゃないの~」と、喉まで出かかった言葉をグッとガマンして、諦めて家路に着きました。

さて・・・
今日からいよいよ5連休のゴールデンウィークが始まり、多くの方々が行楽にお出かけかと思います。
主人は研修と称して、一昨日から造園仲間と伊豆旅行に行っていますが、今夜帰ってきます。

主人不在の気楽な3日間「お天気が良いから、軽くハイキングをしよう!」と、アウトドァー派の友人達にメールを出しましたが、皆都合が悪く
結局私は一人で鎌倉の切り通しを歩いてきました。

一人も叉気楽で良いものです。青空の下、鎌倉時代の往時を偲び、心行くまで歩いてきましたよ


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新緑の奥多摩・「玉堂美術館」と・・・

2009年04月29日 | ドライブ

風は少々冷たいものの、爽やかなお天気に恵まれたゴールデンウィーク前半の週です。
主人の突然の思いつきで、4月28日(火)、高尾にある主人の両親のお墓参り方々、奥多摩まで足を伸ばしてきました。
目指すは御岳にある「玉堂美術館」

駐車場に車を入れて歩き出したら、そこは新緑の美しい多摩川上流の御岳渓谷の遊歩道でした


秋には真っ赤に染まるモミジが、今の季節はお日様の光と一緒に若葉が輝いて、萌黄色の光がシャワーのように降り注いでいます
大きな荷物を背負っている姿は、ここにカヌー遊びに来ている方々のようでした。


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川に面して「玉堂美術館」があります。
マウスオンで、眩しいばかりに輝く新緑をご覧下さい

主人の目的はこの美術館のお庭です。
何度か近くまで来ているのですが、いつも休館日の月曜日だったせいか?
今回ようやく中に入ることが出来ました。


一人500円の入場料を払って入ります。
館内は撮影禁止ですので、詳しい事はこちらをご覧下さい。

玉堂美術館は日本画壇の巨匠・川合玉堂が昭和19年から昭和32年に亡くなるまでの10余年を青梅市御岳で過ごしたのを記念して建てられました。
5月31日(日)までの春季展後期は「花のある風景」・・・
いつも自然の中に在って描き続けた玉堂の優しいまなざしが感じられる作品が揃っています(パンフレットより)

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お庭は「石庭」でした。
こちらは撮影OKでしたので、音楽と一緒にマウスオン・クリックで三枚の画像をご覧下さい

日本の個人のお宅のお庭に「石庭」を造る機会は、滅多にあるものではありません。
「吉川英治記念館のお庭の方が参考になったのでは?」と言うと
「オーストラリアの弟子が石庭をたくさん造っているから、いずれ役立つはずだ」との返事・・・

あららら~、主人の気持ちはまだパースと繫がっているんだゎ
雨の少ない国での「日本庭園」は苔が生えないので、石庭が主になりますものね。

実はここに来る途中、「吉野梅郷」の近くにある「吉川英治記念館」に寄ったのです。


車で走っていると、山の斜面がツツジの花で赤く染まっている一角が見えました。
それが丁度「吉川英治記念館」の裏山だったので、記念館の駐車場に車を入れたのですが・・・

色鮮やかなつつじのお花の咲き乱れる場所に行って見ると、そこは「吉川英治記念館」の裏手にある「愛宕神社」でした。
本殿のある階段の上まで、ツツジのお花でうまっています

non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい

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ツツジのトンネルの中の階段を登って行きます。
派手な色合いのツツジが咲いていなければ、見逃してしまうような小さな神社でしたが・・・
それは見事なまでの鮮やかな色の競演でした。

階段の上の本殿の回りはまだ蕾が多かったので、ゴールデンウィークの間は楽しめそうです。
こちらにも駐車場はありますので、吉川英治記念館を見ない場合は直接裏手の神社に廻るといいでしょう。


この神社の上は「日の出山」でした。6.1kmと書かれていますね。
山のガイドブックにも載っていない散策路が、奥多摩にはたくさんあるのでしょう・・・

私たちは車だったので、「庭を見るのは午前中!」という主人に促されて、吉川英治記念館の見学もパスして玉堂美術館に急ぎました。
ここは昔、友人と梅を見に来た時に入館しているからと、私も諦めがつきましたが・・・
せっかちな夫と一緒の行動はイソガシイものですね


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夏雲を追いかけて・美ヶ原高原

2008年08月01日 | ドライブ

「八島湿原」から24km、和田峠からは急カーブの続く急坂を登り、車でおよそ30分で「美ヶ原高原」の「山本小屋ふる里館」前の駐車場に到着です。
車はここまでしか入れません。

ここからは「パノラマコース」という遊歩道が続いていて、歩いて約1時で日本百名山にも数えられている標高2034mの「王ヶ頭」、そこから更に30分で「王ヶ鼻」です。
「王ヶ頭」には有名な高級ホテルがあり、遊歩道をホテルのバスが行き来していました。



パノラマコースは牧場の中を歩きます。
遮るものがない360度の空が広がっていました
何て広いんだろう・・・

美ヶ原の台地は南北約8km、東西の最も広いところで約4kmと、標高2000m級(平均1,850m)の高原台地では日本一の広さだそうです。



「美ヶ原牧場」でノンビリ草を食む牛さんをアップです。
空気が澄んでいれば「北アルプス」の山々が望めるのですが、夏の午後では難しいですね。



私たちは歩いて20分の所にある「美しの塔」まで行きました。

高原の中央にシンボルタワー『美しの塔』が有ります。
昭和29年、霧の発生時に鐘を鳴らし登山者を安全に導く目的で建設され、昭和58年に原形のまま建替えられたそうです。
私は古い塔を見ているのかしら?思い出せません

塔の南側には、山岳詩人 尾崎喜八氏の『美ヶ原熔岩台地』の詩が、そして北側には、美ヶ原高原の開拓者で山本小屋創設 者山本俊一翁のブロンズ像が刻まれています。



この鐘が登山者を守るのですね。
霧に巻かれると方向を見失い遭難の原因になります。

主人が願っていたとおりの夏雲が湧き出していて・・・
題して《夏雲と美しの鐘》と心の中で呟き、カメラを向けました。



一瞬太陽が雲の中に隠れたので、辺り一面が翳りました。
雲の一点だけが輝いています。思わずパチリ
今回の私のカメラはコンデジなんですが・・・


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主人が写した湧き上がる入道雲を、マウスオン・クリックでご覧下さい

18歳の時にキャンプした所はどこかしら?
あの時はどこを歩いたのかしら?
思い出が繫がりませんでしたが・・・
山岳リゾート地として発展した「美ヶ原高原」で、もう一度あの宝石をちりばめたように美しかった「星空」を見たい!と思いました

徒歩で往復40分の遊歩道を戻り、次は車で7~8分の所にある「美ヶ原高原美術館」を訪ねました。



道の駅やショッピングモールも併設された建物の中に、美術館の入り口がありました。
1981年にフジ産経グループが経営する「箱根・彫刻の森美術館」の姉妹館としてオープンしたそうです。

この日の屋内特別展は「藤岡牧夫の信州百景 ~風に吹かれて~」と、岡田光司写真展「美しい信州」
主人は「あまり好みではない」と言って、サササ~と見ただけ。
写真も絵もわりと現代的な原色の強い作品でした。
若い人には受けるかもしれませんが、古い我々にはあまり興味が沸きませんでした



この美術館の魅力はスケールの大きな「野外彫刻」でしょう。
駐車場からも見える位置にある「水牛」と「クロサイ」の、迫力ある像には驚かされました。

屋外に出てすぐの所に「光の美術館」「子供の美術館」などが並んでいます。
私たちは「光の美術館」で美ヶ原高原の春夏秋冬の自然の画像を見てから、愛のモニュメントが並ぶ野外の丘を歩きました。

一部の作品をnon_nonさんのソースをお借りして、「夏雲」を背景に纏めましたのでご覧下さい

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広い広い野外展示場には、愛のモニュメント以外にもたくさんの作品が並んでいましたが、3時近くに入場した私たちは、ほんの少々見ただけで回れ右をしました。



この日の宿は「軽井沢」に予約を入れましたので、まだまだ車で行かなければなりません。
可愛い少女の「踊り子」さんを見てから出口に向かいました。



丁度4時・・・
「アモーレの鐘」が響き渡りました♪♪♪
昔、TVでよく流れていましたね。聞き覚えがありました。

パンフレットによると、このアモーレの鐘はフランス製、ファ・ソ・ラの音を持つ大中小の3つの鐘で構成されていて・・・
野外展示場に出る橋の手前の鐘楼から、深みのある音色が美ヶ原高原一体に響き渡るとか

この美術館を楽しむには、やはり一日かけて野外彫刻や高山植物を愛で、お食事と展望を堪能する事をお勧めします。

尚「美ヶ原高原美術館」の詳しい情報はこちらをご覧下さい。
叉、美ヶ原高原の地図はこちらです。

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