花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

紅葉の奥利根ゆけむり街道3・「照葉峡」と「湯の小屋温泉」

2010年10月30日 | ドライブ
今日から11月、カレンダーの残りもわずか2枚となりました。
年とともに、1年の過ぎる速さが増しているような気がします。

10月は残暑のあとに冬のような寒さがやって来て、はた叉台風まで接近し、
太陽が久しく顔を見せない日々が続きました。

紅葉は青空の下で見ればこそ、その鮮やかさがより素晴らしくなるのですが・・・
この11月の「秋日和」に期待したいと思います。

私たちが紅葉狩りを楽しんだ国境の山々も、先週すでに雪を見たそうで
今頃は「奥利根ゆけむり街道」の紅葉も山から里に降りていることでしょう。

10月22日・「照葉峡」

さて、私たちは谷川岳の風景を楽しみ宝川温泉で汗を流した後「湯の小屋温泉・洞元荘」に一泊しました。
そして翌日は雲が多いながらも、待望の朝日が輝きました

朝一番で温泉に入り、宿の周りを散歩しましたが、この辺りの紅葉はまだ少し早めでしょうか・・・
(11月初めの今頃が丁度見頃となっているかもしれませんね)


こちらが秘湯の雰囲気が満載のタヌキのお宿「洞元荘」の正面玄関。
「照葉峡の紅葉は今が丁度見頃ですよ」と宿の方に言われて、朝八時半に出発しました


「湯の小屋温泉」から少しずつ標高が上がって行き、この標識が現れた所から紅葉のトンネルが始まりました


水上から尾瀬入り口の片品に通じる「県道水上・片品線」沿いを流れる「木の根沢」の下流「潜龍の滝」から
上流の「ひぐらしの滝」までが照葉峡(てりはきょう)と呼ばれています。


関東の奥入瀬と云われ、俳人・水原秋桜子は点在する11の滝に名前をつけるほどこの渓谷を愛し、
たびたび吟行に訪れ句を残したそうです。


私たちが行った10月22日はまさにこの「紅葉園地」の辺りが紅葉の最盛期でした


冬期は通行止めとなる狭い県道には、所々駐車スペースが設けられていますが・・・
紅葉の最盛期の土日は渋滞もあると聞いていますので平日のお出かけがお薦めですね。

坤六峠山頂に向かうあいだに広がる秘境の渓谷。
太陽の光がもっと欲しいところですが・・・
まさに織り錦の美しさです。紅葉のトンネルの中を坤六峠へと進みます。


この先は既に紅葉も終わりに近かったのですが「武尊山」を中心とする山々の斜面の紅葉が美しく
まるで日本画を見ているような感動を覚えます。


坤六峠を越え、尾瀬の山々を見ながら進むと「鳩待峠」への分岐に出ます。


ここから「戸倉」までの紅葉が叉素晴らしくて
太陽の光が輝き出した時と、駐車スペースがうまくかみ合った時には車を止めて、
何度も撮影タイムを取りました。


札幌に4年住んで、北海道の雄大な紅葉を見て廻った私たち夫婦・・・
関東近辺の紅葉はさほど期待はしていませんでしたが、この「奥利根ゆけむり紅葉ライン」は、
札幌・定山渓温泉の中山峠からにニセコ方面に抜けるコースに匹敵する程の素晴らしさでした。

それともう一つ紅葉がお薦めのコースがあります。
10年以上前に行った「奥只見湖」(銀山湖)から尾瀬の北側を通り「桧枝岐」に抜ける国道352号線も、
紅葉の規模が大きくて良かったですね

湯の小屋温泉「洞元荘」

さて、今回のドライブで利用した宿もお薦めですので、順序が逆になりましたが改めて紹介したいと思います。

まず温泉の露天風呂が気に入りました
宝川温泉のように規模は大きくありませんが、素朴で落着いて入れます。
マウスオン・クリックで、三つのお風呂をご覧下さい

<
1枚目が女性専用の露天風呂「美人の湯」
私は明け行く空の移り変わりを見上げながら、自然の冷気の中朝一番の6時に浸かりました。

7~8年前の3月に、ご近所仲間の3夫婦で行った時は雪景色の中を女三人で入りましたよ
雪見しながら竹筒入りの「かっぽ酒」も飲んで・・・
九州出身の仲間が大感激していた思い出があります。

あれからこの宿もリニューアルされて、清潔で綺麗なお部屋に生まれ変わりました。

2枚目が女性用の内風呂
3枚目が混浴の「夕立の湯」です。

宿のお姉さんに
「今は誰も入っていないから奥さんバスタオルを巻いてご夫婦で入ってください」と薦められ・・・


「マス酒」(700円)のタライを抱えて夫婦二人で入りました

私はすぐにフラフラになって上がりましたが、
その後主人がコンデジカメラを温泉の中にポチャ~ン

チップは大丈夫でしたが、カメラはうんともすんとも動きません

この宿のお薦めの二つ目は「リーズナブルなお値段」というところですが・・・
コンデジを買い換えたら高いものに付いてしまった~


こちらが夕食のお膳です。
今まであちこちと泊まった経験上、同じ宿でもお値段は
「眺めの良し悪し」「お食事の内容」で違うことを知りました。

今回は前日の夜の9時近くに20%引きの直近割引を利用して、ネットで予約しました。
(川の見える側の12.5畳の部屋・一人11800円)
もっとも1Fだったので殆んど川は見えず、窓の向うは草原だけでしたが、明るいお部屋だったのでヨシとしましょう。

山の中の宿のお食事ですから贅沢は言いませんが、
主人の希望で「マツタケの炭火焼」(1000円)と「マツタケの土瓶蒸し」(800円)を追加しました。

お薦めの三つ目は夕食朝食共に、部屋食でいただけるという所です。
気が楽でお子様連れには嬉しいですね。

野生のタヌキの観察室もあり、ファミリー向きの宿と言っても良いのかもしれません。


頼んだお酒は今回のドライブ旅行に相応しい清酒「谷川岳」
日本酒に弱い私は、食後すぐに良い気持ちとなってバタンキューでした

この宿を初めて知ったのは、10年以上前のこと・・・
新潟の中学時代の仲間と4人で、上越新幹線の上毛高原駅で落ち合い、
レンタカーを借りて秋の水上高原を満喫した時です。

50代前半のアダルトな我々に相応しく、宿は水上高原プリンスホテルでしたが、
温泉はやはり情緒豊かな所が良いと、ここまで入りに来ましたね。

今私の手元には、川の眺めが素晴らしい大自然の中の「仁王の湯」
仲良く浸かっている4人の熟女の笑顔が並んだ写真がありますわ。

尚、この「湯の小屋温泉・洞元荘」の詳しい事はこちらをご覧下さい。


コメント (18)
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