花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

オフ会の「伊豆夏合宿」に今年も参加(2)・私のザワつく心

2019年09月18日 | 旅日記
台風15号は千葉県に多大な被害を残しましたね。
台風が去って10日が過ぎたのに、未だ停電が続いている地域が多いとのニュースには目を覆うばかり

被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます

我が家周辺は吹き飛んだ枝木と木の葉の山でお掃除が大変でしたが、直接の被害はありませんでした。
心配してお電話やメールをくださったお友達の方々、ありがとうございました

ただ日が経つに従って見えてきた被害は我が住宅地内にも見られましたね。
屋根の一部が吹き飛ばされてブルーシートの家もありますし、庭の樹木が根こそぎ倒れている家もありました



台風後の猛暑に、初夏に咲く庭の「ヒオウギスイセン」が狂い咲きしています

一人暮らしの私が今一番怖いのは「自然災害」と「詐欺事件に巻き込まれること」
そしてこの二週間、色々な事がありすぎて私の心がザワつき判断力と決断力に支障をきたしています
それが原因で「ブログの更新」もできずにいました。
そんな時は楽しかった夏合宿の「伊豆箱根旅行」を思い出して心の平静を保つようにしていますよ

重要文化財「江川邸」見学(8月30日)
夏合宿二日目、「韮山反射炉」を見学した後に行ったのは韮山役所跡でもある「江川邸」
(反射炉の見学と江川邸の共通入館料は700円)



江川邸は伊豆の国市韮山にあり、関東一円を治めていた代官屋敷で
主屋・蔵・門・塀などの建物や、保有する古文書などの資料は、国の重要文化財になっています。

江戸時代初期の慶長5年(1600年)頃建てられた主屋をはじめ、
敷地内全部(11873平方メートル)が国の重要文化財に指定されています。



敷地内には国の史跡に指定された「役所跡」があり、今で言う官公庁としても機能していた場所です。
主屋も緑豊かな中に建物がありました。

入り口から入るとそこは土間、日本初のパンを焼いたかまどがありました。



こちらは大砲を運んだ木製の車輪のレプリカでしょうか
写真を撮っていると職員さんが来て「15分後にガイドさんが来ますので、最初に外の蔵を見てきてください」
と言われ私たちは外に出ました。



蔵の中にも当時の生活を偲ぶ生活用品が展示されています。



絵になりますね~、そろそろ秋の気配も感じられる風景です



時間が来たので主屋に戻りボランティアさんの説明を受けました。

主屋の屋根裏は必見ポイント。江川邸のパンフレットの表紙にもなっています。
天井の小屋組みは桁行13間(約24m)・梁間10間(約18m)・棟高約12mあり
特に土間から見る天井の組みは見応えがあります。

屋根裏の一番高いところには、日蓮上人直筆の「火伏せの護符」が納められた木箱があり
そのおかげで、江川邸は今日まで火災に遭ったことがないとの事!
木箱は暗い所にあるので、ガイドさんが懐中電灯で照らし教えてくれました。



代官は徳川家康に仕えた28代「江川英長」からはじまり、38代江川英武の明治頃まで続きました。
世襲制の代官は珍しく、代々「太郎左衛門」を襲名していました。

中でも韮山反射炉建設に関わった36代目当主英龍(号・坦庵)は江戸幕府の旗本・代官を務めながら、
工学、医学、文学、芸術など、さまざまな分野で多彩な才能を見せました。
江川邸には彼の作品が数多く展示されています。



こちらが韮山代官所が支配していた勢力図・・・
我が家近くのJR駅前は武蔵の国でしたが、我が住宅地はギリギリで「相模の国」
支配されていた領域です。

韮山と言えば夫がゴルフの会員メンバーだった「韮山カントリークラブ」にしょっちゅう通っていた事で縁があり
(何故か?、亡くなる4ヶ月前に息子名義に替えたゴルフクラブで)私も何度か行っていますが
その近くの「江川邸」を訪ねたのは今回が初めてでした。



こちらは正門に続く表玄関からの眺め・・・
江戸時代の風情たっぷりの江川邸は、NHK大河ドラマ「篤姫」「西郷どん」など
多くの映画やドラマのロケが行われた場所でもあるそうです。

二日目の宿は伊豆長岡・大仁温泉「伊藤園」
ラッシーママさんが予約してくれたホテルは丘の上にあり、4時過ぎに到着しましたこちらご覧ください
4階の角部屋で八畳二間続きの余裕です



正面窓からは下界に「伊豆長岡の街」、そして雲の間にほんの少々の富士山の稜線が見えていました。
そして西の窓からは箱根に通じる緑が眩しかった。

パパさんはすぐに温泉に行き、そして夕食までカラオケ
女5人はお茶菓子を食べながらしばしお喋りをし、17時には温泉に入り汗を流しました



18時に夕食タイム、ビールや日本酒・ワインなどのアルコールも飲み放題です
温泉に入って良い気持ちの中、一同揃ってカンパ~イ

「ビュッフェスタイルだと落ち着かないので、1000円高いけど和食のコース料理にした」と
ラッシーママさんがおっしゃいましたが大満足でございます



おかずだけでお腹がいっぱいになり、ミニ釜の中のシラスの炊き込みご飯は手を付けませんでした。
そしたらラッシーママさんからビニールの袋が廻ってきた
おにぎりにして夜食に食べようと・・・

たらふく飲んで食べてお部屋に戻ったら、南一面の窓から見える伊豆長岡の街の夜景が輝いていた
シニアのおばさん達だって感動する心は充分に持っている
部屋の電気を消してしばし5人で見入りましたわ。



パパさんは食後もカラオケに行きました。伊東園ホテルは無料でカラオケが楽しめるのです

女性軍は1年前と同じようにビオラさんを先生にスマホのお勉強・・・
11時過ぎには温泉にもう一度入って、12時半過ぎに夜景を見ながら眠りに付きました

「美味しい食事をたらふく食べて、大いにしゃべり笑って温泉も楽しんだ3日間でした」と
前回のその(1)でも記しましたが、これも元気ならばこそできる事
今の私は病に倒れた学生時代の友人Tちゃんの姿が常に浮かび、心がザワついています

彼女が入院している病院は私が住む横浜市内ですが、行くには片道1時間以上かかります。
身寄りが埼玉に居る弟さんだけというTちゃんに、私は会いに行く時間をもっと作りたいと
写真サークルと着付け教室に休会届を出しました。

それなのに~、それなのに~



コメント (12)
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