シメ
2015-01-18 | 野鳥

冬枯れた木の天辺にぽつりととまっている丸っこい鳥 シメだ
奈良時代には「ひめ」の名だったが江戸の頃から「しめ」と呼ばれている
江戸訛りで「ひ」が「し」になった・・ウソです
イカルに似ているがイカルより小さいので区別するためヒメと呼んだという説
「し」は地鳴きのシッで「め」は小鳥を表す接尾語と言う説が有力
アトリ科の鳥で 北海道では夏鳥で落葉広葉樹林で繁殖している 全長19㎝
本州以南では冬鳥として多く渡来し 平地や丘陵地の林 市街地の公園などでも見られる
太い嘴で木の実 特にカエデ ヤマハゼ エノキなどの種子を好んで食べ 固い種子を食べられる嘴は30kgもの力を出すと言う
畑では穀物も食べ嘴で器用に皮を剥くことから「豆回し」などの異名もある 繁殖期には虫類も捕る
目つきの悪い鳥ではあるが番の仲は良い
卵を温めるメスは自分でも餌をとるが 1日に何回かはオスに餌を運んで貰う