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陽だまりの木柵にクロオビフユナミシャクのメスが日向ぼっこ
何でこんな寒い冬に居るのか、居られるのか、不思議一杯の虫だ
フユシャクガ(冬尺蛾)は、冬に発生し幼虫が尺取虫の蛾の事
多くの虫は暖かい時期に活動するのに、わざわざ寒い冬に成虫になって繁殖する
普通の蛾は胸の筋肉を震わせて、体温を30度位に上げないと飛べないが、フユシャクは氷点下近い体温のまま飛び回れて、逆に高温になると熱に当たって衰弱してしまうという
彼らの多くは口が退化していて、成虫になってからは食事はしない
幼虫の時に蓄えた栄養で寒い中活動する。1か月近くは持つという
オスはごく普通の姿の蛾で、ヒラヒラと木々の間を飛び回っている
メスは羽が退化して、無いか小さくて飛べない
腹部の先からフェロモンを出してオスを呼び寄せ交尾する