
枯れ落ち葉の中にいるとどこが鳥やら見えにくい
体の模様を虎の模様に見たててトラツグミ
繁殖期の夜間から早朝に林床近くで、「ヒィーイ」という声で数秒おきに繰り返し囀る。昔はこの声を妖怪「ぬえ」の声として恐れた。江戸時代にこの声はツグミと分かり、オニツグミ ヌエツグミなどと呼ばれ、さらに虎のような模様からトラツグミとも呼ばれ、大正時代にトラツグミに統一された
「ぬえ」は平家物語で、源頼政が紫宸殿で退治した、頭はサル、手足は虎、体は狸で尾が蛇、という怪物
主に留鳥として居るが、北方のものは冬には暖地に移動する
平地から山地の林に居て、冬は市街地の公園などでもみられるが数は少ない
暗い林や藪のある林の中を歩き回り、昆虫類の幼虫やミミズ類、陸生貝類などを食べ、木の実なども食べる
雌雄同色
頭からの上面は黄褐色で、黒色の横斑や三日月状斑がある
下面は白く、黒い羽縁があり、その内側に淡黄色の部分がある
大きさは30cm 大型のツグミ類で最も大きい