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イヌツゲ

2022-06-21 | 樹木 草花


イヌツゲの可愛い花が咲いていた
ツゲに似ているが、材が役に立たないのでイヌツゲになった
但し、ツゲはツゲ科でこちらはモチノキ科の植物

モチノキ科の常緑小高木 普通2~6mほどになるが、稀に15mを超えるものもある
よく枝分かれして枝葉が密生する
樹皮からは鳥もちが取れる

葉は互生する(因みにツゲは対生する)
長さ1~3cm程の楕円形か長楕円形、縁には浅い鋸歯が数個あり、側脈は不明瞭
葉の大きさや形には変異が多く、変種が多く記録されていて、中間型もあり区別が難しい

花は6~7月に咲く
雌雄別株で、本年枝の葉腋に淡黄白色の小さな花を付ける
雄花は散形花序に2~6個付き、雌花は1個づつ付く
花弁は4個、卵円形で2mmほど
雄しべは4個、雌花の雄しべは退化して小さく、雄花の雌しべは退化して小さい
子房は緑色で半球型、柱頭は4裂する

果実は核果 5mm程の球形で10月過ぎに黒色に熟す・・モチノキ科で黒く熟すのはイヌツゲの仲間だけ
核は三角状楕円形で4mmほど、縦の筋が5個ある
中に種子が1個ある