昨日でネットに感想を書く様になってから10年が経ちました
本当は昨日UPしても良かったんですが、勤労感謝の日なんで今日のがいいかな、って(笑
振り返ると、楽しくもあり、厳しくもあり、辛くもあり、迷いもあり・・・となんだかんだで苦しい事の方が多かった気がします(笑
色々と得たものもありますが、それ以上に失ったものの方が個人的には大きい気がして
素直に「やってて良かった。」とは決して言えない活動になってしまったな。って気持ちもあって。
でも、曲りなりに10年やって来て残せたものも多少はあった、、、と信じてはいます
思わぬ足踏みがあったり、「変えた」のではなく「変わらざるを得なかった」事が多かったのは非常に悔しい想いでいっぱいですが
まだまだ続けるつもりですし、まだまだ旅の途中・・・って気持ちも強いので
これからリベンジする段階かなあ。とは思います
やっぱり後悔の主な原因としては「器用さ」が足りなかった事ですね
あの時もっとスマートにやれてれば、もっと自分を出せてれば、もっと冷静に先を見据えていれば・・・って思う事だらけでした
恐らく自分が辿り着きたかった場所には全然辿り着けてないと思います
それもまた自分の業、自分の所為でしかないので
何とも言えないんですが、
その時々で象徴的な出来事があったりしたのが10年続けて来れた理由ですかね
ぶっちゃけた話、本当に自分が嫌いだったらこんなに続けて来れてないと思います(笑
特に記事やブログを消す事もなく、いじる事もなく、そのまんま、ありのままを肯定してここまで来ました
ただ、今も自分を全部出し出来てるかって言えばそれは違います
時間的体力的その他諸々の理由で言及出来てない「大好きなもの」も沢山あります
例えば幼少時から今に至るまで「ゼルダの伝説夢を見る島」が自分の中のマスターピースの一つなのとか全然語れてませんし
多大な影響を受けている90年代V系バンドのロマンも語れていません
本当は毎日更新でも足りないくらいなんですけど、
多分やり始めた頃と比べると
肉体的にも精神的にも大分擦り減ってると思うんですよね(笑)。
それはまあ、年齢や経験の所為なので何とも言えない、しょうがない事ではあるんですが
そんな中でもどれだけ騙し騙しやっていけるか、そこから踏ん張れるか・・・がこれからのテーマになって行くと思います
恐らくこの10年で元々大雑把だったのが更に大雑把になってしまった感覚はあって
この先の10年で失くしていくものもきっとあったりして、そこからは逃れられないと思うんですけど
ただ唯一何一つ変わってないものが俺は「何かが強烈に好き」なままここまで生きて来てるんですよね
そこに関しては他人よりもちょっと自信があるというか、この10年間でただ一つ貫き通せた事なんじゃないかな。って思いますよ
主なメインフィールドがその時その時によって移り変わってて何ともせわしないヤツですが
これからも自分なりに、自分「ならでは」の感情を大切にして頑張っていくつもりなんで
これからもよろしくお願いいたします。以下、2006~2016年の振り返りです。
2006年:黎明期
この頃は・・・とってもピュアな感じでしたね(笑
文体がただのエセ評論家気取りかつ上から目線なので読んでてムカつく部分もあるんですが
ただ、この頃はただただ純粋に楽しかったなあ。周りを何一つ気にせず書いてたなあ。って思い出が強くて
ある意味一番幸せな時期だったのかもしれません。スパルタローカルズの「スパルタローカルズ」とかもう10年前なんですね。
レビューを始めた頃に一番ハマってたアルバムで、よく「ばかやろう」に自分を重ねて感情移入してたなあ・・・。
ちなみに一番最初のレビューは今や誰もが知っている「To LOVEる」でした。アマゾンで。
2007年:お楽しみ期
この辺は更にただただ純粋に楽しかった時期です
LOSTAGEの「DRAMA」なんかはミュージックスクエアのOPに「こどもたち」が選ばれたりメジャーデビューだったりで
自分の中で相当気持ちが盛り上がってた事が当時のレビューからも伺えます
ジャンプだと「重機人間ユンボル」「P2!」に当時ハマってました
ハマってた、、、と言っても、この年じゅうに打ち切られてるんですが(爆)
「バレーボール使い郷田豪」「初恋限定。」も大好きだったなあ・・・
全部が全部打ち切りなのがある意味アレなんですが
今でもどの作品もお気に入りなんだよな。
特に「P2」の蝶の演出は鳥肌が立った思い出があります
後この頃は「注目度は低いが~」とやたら注目度を気にしてますね
最近は「俺の好きなものが好き」ってモードだったんでそんな事すら忘れてました
それが良い事なのか悪い事なのかは分かりませんが・・・でも良い時代だったなあ(しみじみ)
2008年:絶頂期
この時期は「楽しい」を越えて「楽し過ぎてしょうがない!」って時期ですね
今見返しても絶好調だなあ・・・って色々な意味合いで思います
そして、恐らくただただ純粋に書けていた最後の年でもありました
ここからアマゾンのレビューだけでは飽き足らず、ブログ等にも手を出して行く事になります
まあそれは2009年の話なんですが、この後からピュア過ぎた時期を終えどんどん「知らなきゃ良かった」って出来事が増えていくのを想うと
やっぱりここが最後に何もかもありのまま、くすまずに書けていた時代だったなあ・・・・って懐古してしまいますね
この年書いたのだとsyrup16gの解散ライブDVDのレビューと関谷あさみ「YOUR DOG」に書いたレビューが個人的にお気に入り。
2009年:ブログがスタート
変な色気を出してブログを始めちゃいました
今でこそブログやSNSとかは簡単に出来るイメージですけど、
当時はそういった完全な個人のページを持つことにちょっとしたハードルというか勇気みたいなものが必要で
ある意味その壁を乗り越えた事が一番の思い出じゃないですかね
ブログを始めた事によるコメントや出会いなんかも存外に多くて、
2006~2008年までの遺産を食い潰した年だともある意味言えます(笑
活発的にライブに行き始めたのもこの年ですね
それまでは集大成的なライブにポツポツ、って感じだったんで。それもまた懐かしい。
2010年:ブログの発展
この年はブログが発展、
見る人も多くなって来て他人との関わりもグッと増えた年でした
その中で、プライヴェートでショックな出来事が続いて心情的には「なんだかなあ。」って感じだった気がする
思えば、2007年~2009年は仕事が上手く行ってた時期でもあったんですよね
この頃から私生活が徐々に微妙になって来て、ブログでも余計な想いが生まれたりして
くすみ始めたきっかけの年、、、と言えますね
この年はやっぱり「けいおん」ブームが思い出深いかなあ
当時、私生活で死にたくなるくらい嫌な出来事があって
その隙間を埋める為に自発的にハマった記憶があります 多分「優しさ」が欲しかったんでしょうね。色々な意味で。
アルバムではサンボマスターの「きみのためにつよくなりたい」が一番印象に残ってます、今振り返ると。
2011年:ブログ最盛期
2011年は兎に角記事を書きまくりました
2012年とこの年は「他人に好かれたくて仕方がない」時期だったと思います
でも、今考えればそれが大間違いでした
この時期に擦り減らしてしまったもの、失ってしまったものは正直物凄く大きくて
身の丈に合ってない無茶や誤魔化しを強行した結果アクセス数訪問者数の増加とは反比例して
心情的には一番微妙な年だったかなあ、、、って気はします
勿論楽しい事も多かったんですが・・・。
2012年:更にダメになる
2008年に「楽しさ」のピークを迎えてからその後はただただ堕ちて行くだけでした
この頃は他人の目を気にし過ぎてもう「楽しい」って感情が相当薄れてましたね
ただ、ブログで最高のアクセス数、最高の訪問者数を叩き出したのもこの年だったんで
その意味では恵まれてたなあ。って振り返ってみれば思います
他人の目を気にし過ぎて、
不得手な叩き記事を書いて逆にその作品のファンを怒らせて
「なにやってんだろ・・・。」って自分らしさ、自分が本当にやりたい事すら見失って
ただただ「人に好かれるように」「ああいう意見も(やりたくはないが)取り入れよう」と
完全に自分自身が崩壊してしまった最悪の時代でした。
2013年:潮時
この頃になると大好きだった音楽レビューすら書けなくなって完全に疲弊を極めてました
そういう中で犯した失敗も数知れず、ただ「クロス・マネジ」の記事で物凄い数のコメントを頂く、、、という
最初で最後のコメント充を果たしたのもこの年でした(笑
全く何も書けなくなって、
「どうしたんですか?」ってコメントをもらったり
なんかもうどうしようもない感じでしたね。完全に潮時でした。文字通りの。
bloodthirsty butchers吉村秀樹さんが急逝されたのもこの年で、号泣した事を今でも思い出す。
ミュージシャンの訃報で泣いたのは現時点で吉村さんだけです。
2014年:更に恥を積み重ね、どうしようもない最悪の季節へ
この頃になると、はっきりと「もうレビューを書くのとか嫌だなあ。」って思うようになり
頻度も相当適当になり、憂鬱な気持ちをしょっちゅう吐き出してグダグダ言ったりと
文字通り生き恥を晒すだけの単なる廃棄物に成り果てていました
やる気もゼロでしたし、
すべてに於いて停滞、私生活もクソの極みで
インターネットすら億劫になってこの年の夏はほぼネットしてませんでした
ちなみにこの年やたらとレトルトカレーにハマっていて、毎日レトルトカレーを食っていた時期があったんですよ
今振り返るとなんであそこまで執拗に食べていたんだろ、、、って思うんですけど(笑
多分久々にレトルトカレー食べて「イマドキのはこんなに美味しいんだ。」って感動したんだと思います
ただ、再生へ向けての第一歩を刻んだのもこの年の終わり際でした
もうすっかり更新すらしてなかった旧ブログをきっぱりと終わらせて
今続けてる当ブログを始めたり、
それまで「怖いから」という理由だけで登録したまま手つかずだったtwitterを始めたり、
もう一度「自分らしくいる」為のステップを踏み始めたのがこの年だったかな。。とは思います
2015年:忙殺され憤死寸前まで追い込まれる
この年の夏、残業時間が(自分の中で)物凄い事になり
帰宅して2時間くらい寝てまたすぐ仕事場へ~って生活が続いて
だんだん精神がおかしくなり始めました
ついていけない自分のダメダメ感や
「あれ?それっておかしくない??」って思ってても、波風を立てたくないからついついイエスマンと化してしまう
そんな自分のポンコツっぷりが明らかに、そして、強烈な形で露呈してしまった屈辱的な年でした
私生活でいっぱいいっぱいになってしまったのでブログの更新が週一になってしまったり
やりたい事の10分の一も出来てなかったのがこの年のすべてでした
そんな中で漫画「ボクガール」に更にのめり込み、
想像以上に自分を救ってくれた思い出は忘れられないですね。前年はその役割を「妹ちょ。」に果たしてもらってました。
この2作品は(自分の中では)忘れられないですね~。
2016年:数年ぶりに毎日更新が復活。
再生へと努力と精進の日々
この年は、自分が応援している漫画作品が軒並み好調な結果を出していて
そこから段々精神が安定し始めた印象があります
私生活でも「ちょっと」良い事もあったりして、ようやく再生へと“亀の歩み”を始められた感覚があります
勿論、冒頭に長々と書いた前置きがすべてで、まだまだ「やりたい。」と思ってるのにやれてない活動もめちゃくちゃに多いです
一番訪問者数だったりリアクションが大きかった季節を自分で散々貶しましたけど、
でもあれはあれで単純に「色々な人が見てくれていた、気にしてくれていた幸福な時期」と形容する事も出来ます
身の丈にあってない無茶を散々し過ぎた所為でその反動の疲弊はかなりのものがありましたが
あれはあれで確かに今の自分を形作っている血の一部なんで、
安易に否定せず、
それすら織り込んでプラスにしていくような活動をするのがこれからの目標の一つ・・・ですね
もう失ってしまったものは戻らないし、これからの道筋が「明るいだけ」だとも決して思わないけど
ドラクエ5の修道院のシスターのセリフのように、今まで以上に“自分の足で”歩き始める事を意識して
「変わってしまった」事より、「自分で変えた」「自分で変わった」事を少しでも増やしていきたい。って思ってます
取り敢えず、10年経ったけど、いまだにヘラヘラと(笑)活動出来ている事に感謝ですね
11年目も、よろしくお願いします。
SPECIAL THANKS:
こおろぎさん
caressさん
E.Yさん
ディムさん
Shiroooさん
きょむりんさん
紅茶さん
クロスケさん
田中ユタカ先生
KAITO先生
荻野純先生
松沢まり先生
杉戸アキラ先生
今村朝希先生
その他いっぱい
&
今これを読んでいる方
一度でも読んで下さった方
本当にありがとうございました!!!
いつでもやってるんで気が向いたら来てやって下さい
もうちょっと頑張らないとアレなんですけどね(笑