nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

東京の交通100年博

2011-07-26 21:06:00 | 作家活動
先日、TBSテレビの取材を受けましたが、それは「東京の交通100年博」にちなんだ路面電車に関するものでした。ところが、肝心の「100年博」には、まだ行っていなかったので、遅ればせながら出かけてきました。とはいっても場所は両国。拙宅から歩いて行けるので、散歩がてらの訪問でした。


展覧会ですから、写真撮影は原則禁止ですが、例外がありました。それは、屋外展示の車両2両です。
まずは、函館からわざわざ運んできた雪かき用の「ササラ電車」を見てみました。


「ササラ」とは竹製の箒(ほうき)のことです。原始的な用具ですが、これが一番効果がある上に、路面の舗装を傷つけないとのこと。今もって使われているわけです。で、なぜ都電100年博
と関係あるかというと、函館へ譲渡した元・東京市電気局の電車を改造したからなのです。言って見れば、久しぶりの里帰りというわけなのですね。よくぞ、帰省してくれた、といったところでしょうか。

もう1両は、往年の都電です。

懐かしい塗装ですが、車両ばかりでなく、写真左側の線路際の路地がノスタルジックです。昭和30年代と思しき看板や古びた下町風の再現。僅かばかりのスペースですが、中々秀逸でした。

屋外展示を見終わって、いよいよ博覧会会場へ。ここは原則撮影禁止ですが、一か所だけ、撮影OKな展示がありました。それは、ヨヘロ1形という電車を再現したモックアップ。ヨヘロ1形というのは、先ほどのササラ電車の改造前の姿だったのです。

本物ではないですが、うまくできていて、車内に入って記念撮影も可能です。結構、人が多くて、人の流れが途絶えるまで待って(といっても完全に無人にはなりませんでしたが)、何とかすっきりした写真を撮ることができました。

あとは、撮影はできませんでしたが、本物の電停看板やサボ(行き先表示板)、記念乗車券、模型など多数あって、十分楽しむことができました。