三重県の桑名から北西方向に延びる北勢線。線路幅僅か762ミリのナローゲージの鉄道として有名ですが、7月2日(土)に「七夕電車」というイベント列車が走りました。車内に七夕の飾りつけをし、さらに7月7日の七夕の日は、「サマーバレンタインデー」ということで、メリーチョコレートが車内で子供たちにチョコレートをプレゼントするというなかなか賑やかなイベントです。関係者に誘われましたので、現地まで出かけてきました。
北勢線の起点は、JRと近鉄の桑名駅とは微妙に離れた西桑名駅。お昼過ぎに、お目当ての「七夕電車」が到着しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/fb/4fbda2bfb33f748393427039972082c7.jpg)
ホームと線路が一本しかない小さな駅は、乗客、報道関係、地元のスタッフなどで大賑わい。出発前に、七夕らしく和装のスタッフの面々が電車の前で記念撮影です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/fe/8b5069a3787765dca13bbee463c1f025.jpg)
4両編成の「七夕電車」は定時に発車。普通の鉄道車両よりも一段と狭い車内は超満員でした。荷物棚付近には七夕の飾りやサマーバレンタインのポスターも貼ってありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/6a/fccf382de8206f9cc3aedd2beedb8946.jpg)
2号車は、窓を全部締め切り、暗くして、七夕の星空を再現したイベントスペースです。狭い車内なので順番に入れてもらえました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/4f/ff8cd2efbc771fe7de8ebcde7a5ad59b.jpg)
陽が入らないのと、人が多くないせいか、他の車両に比べて涼しく、ホッと一息つけるスペースです。しかし、立って写真を撮ろうとすると揺れること揺れること。線路幅が極端に狭いので安定がよくないようです。
普通の車両に戻ってみると、子供たちはメリーチョコレートのプレゼントをもらい、嬉しそう。車内が一段と明るくなったようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/88/d5aeb74192e48f34feb76e847d346d80.jpg)
ところで、なぜ、北勢線で七夕のイベントがあるの?と不思議に思う人が多いのではないでしょうか。でも沿線には、星川という駅もあり、天の川を連想させるに十分です。帰りに寄ってみましたが、駅舎は「天の川」をイメージした「星」「川」のイラスト付きでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f6/9b2165682df6fad27ddbe54dadee3e56.jpg)
西桑名からの車窓はのどかな田園風景が続きますが、終点・阿下喜(あげき)が近づくと、山が迫ってきます。森の中を抜け、急カーブを曲がり、のんびり走っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/06/dbcfb7ad6bd47adc8b36f76fe9b8c557.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/df/f0c11ae9a083a2273314dac9dbc6ce9b.jpg)
かくして西桑名から約1時間で、終点・阿下喜に到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/86/752591f4d9364f2578786b879e9258fb.jpg)
阿下喜でも、七夕の飾りつけが出迎えてくれました。またホームの脇には軽便鉄道博物館があり、旧型電車モニ226(1931年製)が1両保存されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/0c/ffa055beaaf23f7ba113f400a075251f.jpg)
「七夕電車」で到着した子供たちは、駅前からバスに乗って、近くの中学校に移動。校内にあるプラネタリウム室での「星空教室」に参加し、七夕にまつわる話などを聞いて理科の勉強をしました。大人が聞いても楽しめる内容でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/f9/bacf71d6e84fecf8f9842b67f5cd949f.jpg)
今年全線開業80周年を迎えた北勢線。その一環のイベントのひとつでもあったようですが、毎年行ってもいいようなイベントでした。他にも楽しい企画が予定されているような北勢線。活性化されて、いつまでも走ってほしい鉄道の一つです。
最後に、当日お世話になった関係者の皆さんに厚く御礼申し上げます。
<参考文献>
北勢線の紀行は、拙著「にっぽんローカル鉄道の旅」(平凡社新書)を
「七夕電車」のような全国の面白列車に関しては、
拙著「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)をご覧ください。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=nodatakashi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4582852920&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=nodatakashi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4582855881&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
北勢線の起点は、JRと近鉄の桑名駅とは微妙に離れた西桑名駅。お昼過ぎに、お目当ての「七夕電車」が到着しました。
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ホームと線路が一本しかない小さな駅は、乗客、報道関係、地元のスタッフなどで大賑わい。出発前に、七夕らしく和装のスタッフの面々が電車の前で記念撮影です。
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4両編成の「七夕電車」は定時に発車。普通の鉄道車両よりも一段と狭い車内は超満員でした。荷物棚付近には七夕の飾りやサマーバレンタインのポスターも貼ってありました。
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2号車は、窓を全部締め切り、暗くして、七夕の星空を再現したイベントスペースです。狭い車内なので順番に入れてもらえました。
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陽が入らないのと、人が多くないせいか、他の車両に比べて涼しく、ホッと一息つけるスペースです。しかし、立って写真を撮ろうとすると揺れること揺れること。線路幅が極端に狭いので安定がよくないようです。
普通の車両に戻ってみると、子供たちはメリーチョコレートのプレゼントをもらい、嬉しそう。車内が一段と明るくなったようでした。
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ところで、なぜ、北勢線で七夕のイベントがあるの?と不思議に思う人が多いのではないでしょうか。でも沿線には、星川という駅もあり、天の川を連想させるに十分です。帰りに寄ってみましたが、駅舎は「天の川」をイメージした「星」「川」のイラスト付きでした。
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西桑名からの車窓はのどかな田園風景が続きますが、終点・阿下喜(あげき)が近づくと、山が迫ってきます。森の中を抜け、急カーブを曲がり、のんびり走っていきます。
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かくして西桑名から約1時間で、終点・阿下喜に到着です。
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阿下喜でも、七夕の飾りつけが出迎えてくれました。またホームの脇には軽便鉄道博物館があり、旧型電車モニ226(1931年製)が1両保存されていました。
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「七夕電車」で到着した子供たちは、駅前からバスに乗って、近くの中学校に移動。校内にあるプラネタリウム室での「星空教室」に参加し、七夕にまつわる話などを聞いて理科の勉強をしました。大人が聞いても楽しめる内容でした。
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今年全線開業80周年を迎えた北勢線。その一環のイベントのひとつでもあったようですが、毎年行ってもいいようなイベントでした。他にも楽しい企画が予定されているような北勢線。活性化されて、いつまでも走ってほしい鉄道の一つです。
最後に、当日お世話になった関係者の皆さんに厚く御礼申し上げます。
<参考文献>
北勢線の紀行は、拙著「にっぽんローカル鉄道の旅」(平凡社新書)を
「七夕電車」のような全国の面白列車に関しては、
拙著「旅が10倍面白くなる観光列車」(平凡社新書)をご覧ください。
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