2007年8月、立山雄山山頂の休憩所で「剣岳 点の記」2009年上映のポスターを見、さらにその年10月10日、快晴の立山弥陀ヶ原で、この映画の撮影スタッフや、主演の香川照之と出会ってから、2年間、待ちにまった映画を観てきた。
この映画は、明治40年、古来より宗教上の理由から登ってはならない「死の山」といわれてきた前人未踏の山・剣岳に挑んだ男たちの物語です。
陸軍陸地測量部・柴崎芳太郎(浅野忠信)は、「陸軍の威信にかけて剣岳の初登頂と測量を果たせ」の命を受けて案内人・宇治長次郎(香川照之)・測量夫・生田 信(松田龍平)ら測量隊7人で、雄山、奥大日岳、別山など剣岳周辺の山々に三角点を設置、ついに剣岳に挑むが絶壁、雪崩、暴風雨、滑落などの困難に次ぐ困難が行く手を阻んだ。
一方、日本山岳会の小島烏水(仲村トオル)らも最新の登山道具を備え剣岳頂上を
めざした。
巷ではどちらが登頂の先陣を切るかと、話題になっていた。お互い、はり合ってもいた。
柴崎隊は一足早く登頂に成功し、小島隊はお互いの命をかけた仕事を讃えあった。だが、頂上にはすでに修験者の錫杖があったため、初登頂ではないと陸軍から冷たく言い放たれた。
しかし彼らは、日本地図最後の空白地点「剣岳頂上」に三角点を設置することができたことを誇りに思った。
原作は実話を基にした新田次郎の同名小説が映画化されたもの。
撮影期間2年間、標高2999m、体感温度-40℃の剣岳・立山連峰各所での
ロケが行われたと、新聞に記載されていた。テレビでもよくコマーシャルが流れている。
三ノ沢の延々と続く急峻な雪渓を登る姿や、大雪崩に巻き込まれ雪崩の中から這い出す姿、信の絶壁からの滑落など、大自然を舞台に熱演する俳優の姿に、思わず手を握り締め涙があふれた。
大自然とそこに挑む人間の姿をあますことなくみせつけるすばらしい映画
であり、四季の山々の荘厳なまでに美しい姿を感動しながら見続けた2時間半でした。
剣岳を登ったことのない私には、こんなにも美しい富士山の姿が、剣岳から見えることを初めて知りました。
この映画は、明治40年、古来より宗教上の理由から登ってはならない「死の山」といわれてきた前人未踏の山・剣岳に挑んだ男たちの物語です。
陸軍陸地測量部・柴崎芳太郎(浅野忠信)は、「陸軍の威信にかけて剣岳の初登頂と測量を果たせ」の命を受けて案内人・宇治長次郎(香川照之)・測量夫・生田 信(松田龍平)ら測量隊7人で、雄山、奥大日岳、別山など剣岳周辺の山々に三角点を設置、ついに剣岳に挑むが絶壁、雪崩、暴風雨、滑落などの困難に次ぐ困難が行く手を阻んだ。
一方、日本山岳会の小島烏水(仲村トオル)らも最新の登山道具を備え剣岳頂上を
めざした。
巷ではどちらが登頂の先陣を切るかと、話題になっていた。お互い、はり合ってもいた。
柴崎隊は一足早く登頂に成功し、小島隊はお互いの命をかけた仕事を讃えあった。だが、頂上にはすでに修験者の錫杖があったため、初登頂ではないと陸軍から冷たく言い放たれた。
しかし彼らは、日本地図最後の空白地点「剣岳頂上」に三角点を設置することができたことを誇りに思った。
原作は実話を基にした新田次郎の同名小説が映画化されたもの。
撮影期間2年間、標高2999m、体感温度-40℃の剣岳・立山連峰各所での
ロケが行われたと、新聞に記載されていた。テレビでもよくコマーシャルが流れている。
三ノ沢の延々と続く急峻な雪渓を登る姿や、大雪崩に巻き込まれ雪崩の中から這い出す姿、信の絶壁からの滑落など、大自然を舞台に熱演する俳優の姿に、思わず手を握り締め涙があふれた。
大自然とそこに挑む人間の姿をあますことなくみせつけるすばらしい映画
であり、四季の山々の荘厳なまでに美しい姿を感動しながら見続けた2時間半でした。
剣岳を登ったことのない私には、こんなにも美しい富士山の姿が、剣岳から見えることを初めて知りました。