8月25日(日)~27日(火)、爺ケ岳から鹿島槍ヶ岳へ登ってきました。
2日目 8月26日(月)
今日はいよいよ「爺ケ岳」と「鹿島槍ヶ岳」へ登頂する日です。
コースとタイム
「爺ケ岳(南峰2,660m)」・「鹿島槍ヶ岳(南峰(2,890m)」9km/7時間
→60分 →30分 →95分
* 種池山荘(5:45)・・・爺ケ岳南峰(6:45)・・・爺ケ岳中峰(7:15)・・・
→85分 →75分
冷池山荘(2,410m)(8:50~9:40)・・・ 布引岳(2,683m)(11:05)・・・
→80分
鹿島槍ヶ岳南峰(2,889m)(12:20~13:00)・・・冷池山荘(14:20)(泊)
今朝は快晴です。青く透明な空と、美しい山々が目の前に広がっています。
5:45、種池山荘を出発し、爺ケ岳方面へと歩きはじめました。
ほどなく稜線に出ると、なんと、立山、剣岳の雄姿が目に飛び込んできました。
右から剣岳と立山の雄姿、赤い屋根が種池山荘
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ca/6ae1a71aef5de98dba3fd0354aebeadd.jpg)
真っ青な空と、360度の大パノラマが広がる素晴らしい眺めです。
ひとしきり、カメラに夢中になりながら、ひたすら登ること1時間、爺ケ岳南峰に到着。
爺ケ岳への登山道
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/58/fe9c91a7572172af5a13e7692e84c777.jpg)
爺ケ岳は、南峰と中峰の2つの頂上を持つ美しい姿の山です。
今日のコースは稜線に近いコースを、登ったり下ったりして歩くので、昨日のような
急な坂などなくて楽でした。
黒部峡谷を挟んで、立山・剣岳の長野県側から眺める雄姿は、いつも見慣れた山々よりも
大迫力で迫って見えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d1/5abba6322db16d06f3ec51694987688c.jpg)
後を振り向けば、槍ヶ岳や穂高連峰、常念岳の山々も、はっきりと見えだし、
遠く八ケ岳や富士山、南アルプス北岳など、大パノラマが広がってきました。
右から槍ヶ岳、穂高連峰、常念岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a2/7cc4d0e559597bbb9e2b524fd4dc3f4e.jpg)
左から八ケ岳連峰、富士山、南アルプス北岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/64/fafaee2073dc6ed50f5312c529ededac.jpg)
コースの途中で、冷池山荘に寄り、荷物を預け、小さなナップサックだけで、
鹿島槍ヶ岳を目指します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/48/12ca0fd9362dd058478a52c0ee4d9a99.jpg)
冷池山荘(ツメタイケサンソウ)の受付で、宿泊予約を確認。
昨夜の種池山荘と同じ経営者の山小屋です。
1泊2食 9,000円
翌日用のおにぎり弁当 650円
水1L 無料
個室代 5,000円
こちらは、今日は個室が空いているとのことで、昨夜眠れなかったこともあり、
個室をお願いしました。
受付の女性は偶然にも、高岡市出身で、現在は安曇野に住んでいらっしゃる方でした。
こんな山の中で、同郷の人、それも伏木の方とお会いするなんて、
いっぺんにうれしくなりました。
山荘の裏を登ると、鹿島槍ヶ岳の大きな姿が目前に現れます。
鹿島槍ヶ岳南峰と北峰
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/cf/7b1c21d6ce3f8c95ac6df43112bd07d5.jpg)
しかし、頂上を極める前に、緩やかに伸びた稜線のこぶ・布引岳(2,683m)を
越えなければなりません。
危険な場所は少ないものの、距離も長く結構きつく感じました。
でも、緩やかな斜面に咲くきれいな花たちや、周りの山々に元気づけられて、
ひたすら登り続けました。
大きなミヤマシシウドやサラシナショウマが咲き誇る花畑
キヌガサソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/19/13a8cad93397371746f7c8089b52db2f.jpg)
鹿島槍ヶ岳南峰まで、もう少しです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/3b/1389e328f1cbc9a22fcf0e64dee6ac52.jpg)
12:20、とうとう頂上に立つことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/79/ed8236b60fa09aa406e9c080f09abeba.jpg)
ふと、足元を見ると蝉がいるのです。標高2889mでも、セミは生きられるのでしょうか?
鹿島槍ヶ岳は、南峰と北峰の2つの頂上を持つ双耳峰と呼ばれ、2つの峰の間は
吊り尾根となっていて、幅の狭い危険な尾根を渡らなければならないので、
私たちは南峰まで登り、引き返すことにしました。
頂上で昼食の「おにぎり弁当」を開きました。コンビニおにぎりより一回り大きめの
梅干しに海苔がまかれたおにぎりが2個、これで650円なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5e/137b33b4b69116629e0f37d88578d33c.jpg)
高いでしょう!。でも、塩味が効いていておいしく、1個でもうお腹がいっぱいになりました。
やがて、谷のほうからガスが涌きだし、あたりの景色が見えなくなりだしました。
双耳峰のもう一つの頂上北峰へのコースを見たかったが、全く見えませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/55/9097594ea5a3a25598bb4c46b9c3f9cf.jpg)
このままでは、雨の心配もあるので、食事を早々に切り上げ、朝来た道を
下山することにしました。
冷池山荘に戻ったのは、14:20でした。冷池からは、往復4時間と言われるコースを、
休憩を除けば、平均的時間内にもどれたことになります。
昨日からの疲れも加わって、結構あちこちが痛みます。
肩や腰、足などに湿布薬を貼り、明日に備えました。
~つづく~
2日目 8月26日(月)
今日はいよいよ「爺ケ岳」と「鹿島槍ヶ岳」へ登頂する日です。
コースとタイム
「爺ケ岳(南峰2,660m)」・「鹿島槍ヶ岳(南峰(2,890m)」9km/7時間
→60分 →30分 →95分
* 種池山荘(5:45)・・・爺ケ岳南峰(6:45)・・・爺ケ岳中峰(7:15)・・・
→85分 →75分
冷池山荘(2,410m)(8:50~9:40)・・・ 布引岳(2,683m)(11:05)・・・
→80分
鹿島槍ヶ岳南峰(2,889m)(12:20~13:00)・・・冷池山荘(14:20)(泊)
今朝は快晴です。青く透明な空と、美しい山々が目の前に広がっています。
5:45、種池山荘を出発し、爺ケ岳方面へと歩きはじめました。
ほどなく稜線に出ると、なんと、立山、剣岳の雄姿が目に飛び込んできました。
右から剣岳と立山の雄姿、赤い屋根が種池山荘
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ca/6ae1a71aef5de98dba3fd0354aebeadd.jpg)
真っ青な空と、360度の大パノラマが広がる素晴らしい眺めです。
ひとしきり、カメラに夢中になりながら、ひたすら登ること1時間、爺ケ岳南峰に到着。
爺ケ岳への登山道
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/58/fe9c91a7572172af5a13e7692e84c777.jpg)
爺ケ岳は、南峰と中峰の2つの頂上を持つ美しい姿の山です。
今日のコースは稜線に近いコースを、登ったり下ったりして歩くので、昨日のような
急な坂などなくて楽でした。
黒部峡谷を挟んで、立山・剣岳の長野県側から眺める雄姿は、いつも見慣れた山々よりも
大迫力で迫って見えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d1/5abba6322db16d06f3ec51694987688c.jpg)
後を振り向けば、槍ヶ岳や穂高連峰、常念岳の山々も、はっきりと見えだし、
遠く八ケ岳や富士山、南アルプス北岳など、大パノラマが広がってきました。
右から槍ヶ岳、穂高連峰、常念岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a2/7cc4d0e559597bbb9e2b524fd4dc3f4e.jpg)
左から八ケ岳連峰、富士山、南アルプス北岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/64/fafaee2073dc6ed50f5312c529ededac.jpg)
コースの途中で、冷池山荘に寄り、荷物を預け、小さなナップサックだけで、
鹿島槍ヶ岳を目指します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/48/12ca0fd9362dd058478a52c0ee4d9a99.jpg)
冷池山荘(ツメタイケサンソウ)の受付で、宿泊予約を確認。
昨夜の種池山荘と同じ経営者の山小屋です。
1泊2食 9,000円
翌日用のおにぎり弁当 650円
水1L 無料
個室代 5,000円
こちらは、今日は個室が空いているとのことで、昨夜眠れなかったこともあり、
個室をお願いしました。
受付の女性は偶然にも、高岡市出身で、現在は安曇野に住んでいらっしゃる方でした。
こんな山の中で、同郷の人、それも伏木の方とお会いするなんて、
いっぺんにうれしくなりました。
山荘の裏を登ると、鹿島槍ヶ岳の大きな姿が目前に現れます。
鹿島槍ヶ岳南峰と北峰
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/cf/7b1c21d6ce3f8c95ac6df43112bd07d5.jpg)
しかし、頂上を極める前に、緩やかに伸びた稜線のこぶ・布引岳(2,683m)を
越えなければなりません。
危険な場所は少ないものの、距離も長く結構きつく感じました。
でも、緩やかな斜面に咲くきれいな花たちや、周りの山々に元気づけられて、
ひたすら登り続けました。
大きなミヤマシシウドやサラシナショウマが咲き誇る花畑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/2d/b66dcdb92a5f629367e6fff188f73043.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/19/13a8cad93397371746f7c8089b52db2f.jpg)
鹿島槍ヶ岳南峰まで、もう少しです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/3b/1389e328f1cbc9a22fcf0e64dee6ac52.jpg)
12:20、とうとう頂上に立つことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/27/6da0d2534f6874946705906bfe4f8661.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/79/ed8236b60fa09aa406e9c080f09abeba.jpg)
ふと、足元を見ると蝉がいるのです。標高2889mでも、セミは生きられるのでしょうか?
鹿島槍ヶ岳は、南峰と北峰の2つの頂上を持つ双耳峰と呼ばれ、2つの峰の間は
吊り尾根となっていて、幅の狭い危険な尾根を渡らなければならないので、
私たちは南峰まで登り、引き返すことにしました。
頂上で昼食の「おにぎり弁当」を開きました。コンビニおにぎりより一回り大きめの
梅干しに海苔がまかれたおにぎりが2個、これで650円なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5e/137b33b4b69116629e0f37d88578d33c.jpg)
高いでしょう!。でも、塩味が効いていておいしく、1個でもうお腹がいっぱいになりました。
やがて、谷のほうからガスが涌きだし、あたりの景色が見えなくなりだしました。
双耳峰のもう一つの頂上北峰へのコースを見たかったが、全く見えませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/55/9097594ea5a3a25598bb4c46b9c3f9cf.jpg)
このままでは、雨の心配もあるので、食事を早々に切り上げ、朝来た道を
下山することにしました。
冷池山荘に戻ったのは、14:20でした。冷池からは、往復4時間と言われるコースを、
休憩を除けば、平均的時間内にもどれたことになります。
昨日からの疲れも加わって、結構あちこちが痛みます。
肩や腰、足などに湿布薬を貼り、明日に備えました。
~つづく~
こうやって同じ目線で360度の大パノラマが観られるのは、登らなければ出来ないことですね。
山頂に立てた時は感動も一入でしょうね。
シンプルなおにぎりもこういうところで食べたら、豪華な海鮮どんぶりくらい美味しいかな^^;
山の天気ってホントにすぐ変わるんですね、
朝あんなに天気良かったのに、ガスって見えなくなる、やっぱり怖いですね。
でも、展望が開けてくるとそんなことはすっかり忘れ、
登ってよかった~と、毎回思います。
雨の時はつらいですが、晴れれば最高に素晴らしいです。
山は午前中に登頂することが、最も大切なことですね。
高い山ほど午後は必ずガスって来ますから・・。
竜巻の被害が続いています。
本当に怖いですね~☆
各地で大雨の被害も出ていますがヒマ子さんの所は大丈夫ですか?
1枚目の写真剣岳と立山の雄姿の景色
素晴らしいですね~赤い屋根の種池山荘が良いポイントになってとってもステキな写真です。
爺ケ岳への登山道の松林かしら?もステキ
空気が綺麗なんでしょうね~
気持ち良いな~と写真をみるだけでも感じます。
足腰の痛みはこの景色でいっぺんにふきとぶのでしょうね~
>山は午前中に登頂することが、最も大切なことですね。
これは良く耳にすることですね~
素人は遅くに登って夕方下山なんてとんでも無いことだそうです。
でも山の天気も変わりやすくて怖いですよね~
私の友人で雷に遭遇した人がいましたよ~!
連日の竜巻や大雨のニュース、本当に怖いですね。
こちらも午後から雨が降っています。
時にはとっても激しく降ったりしていますが、大丈夫です。
ここ鹿島槍ケ岳への登山道からは、晴れると、このように360度の大パノラマが見られるのです。
爺ケ岳までの緑は、高山植物のハイマツです。
ハイマツの中に、雷鳥が生息しているんですよ。
この日は雷鳥には会えませんでした。
山での雷は、5年前富士山に登った時経験しました。
稲妻が幾筋も走り、登山道は雨で川になります。
とっても怖かったですが、専門ガイドと一緒だったので、
無事7合目に到着、宿泊して、翌日ご来光を見ることができました。
朝の弱いひかりに照らし出されています。
赤い屋根がポイント。
キヌガサソウ、高山植物だったのね。
山野草としてみたことがあります。
あっという間のガス。ですね
朝の澄んだ空気の中で、山々が一段と綺麗に見えました。
高山植物は、最近は、ホームセンターで、山野草として
売られていることもありますね。
高山でしか育たないものが、純粋な高山植物なんでしょうか?
景色がガスに隠れてしまうと、方向が全く分からず怖いです。